嫌われたかと思ったと言う心理になっている時、相手の顔色を見てホッとすることがたまにあります。友人や恋人など嫌われたくない人の存在は、必ず自分の周りにあるでしょう。
「そんなつもりじゃない」という場面でお互いに誤解が生じるのは、人間同士避けられないものかもしれません。話しかけてもなかなか返事してくれない、いつもよりも視線が厳しいなど、ちょっとした人の態度で焦ることは誰にでも経験があるでしょう。
そんな時は気のせいでなく、心理的に焦らせる要因があるのです。では嫌われたかと思ったと言う心理について、詳しくご解説していきますね。
嫌われた!と感じるさまざまな場面について
いつもは気さくに話してくれるのに突然態度が豹変して、自分が嫌われ者になった気分になってしまう場合があります。次のような場面では不安が募り、自分が何をしたのか不安になりますよね。
目を合わせない
「目は口ほどにものを言う」といわれるように、人間の視線にはあらゆる感情やメッセージが込められています。今までしっかりとアイコンタクトをとってくれた人が、話す時に目を合わせてくれない時。
視線の中に隠されている不快感や嫌悪感が少しでも見えると、嫌われてしまったと感じます。会話はお互いに向き合い、視線を合わせるのが一番自然なスタイル。
しかし下を向いたり遠い目で話をしたりする人には、目を合わせたくない理由が何かしらあるのでしょう。
メッセージの返信がない
いつもならすぐに返信してくれる人から、なかなか返事が来ないと不安になり、最後に自分から送ったメッセージの内容を読み返してしまいます。
「怒らせるようなことを言ったかも…」と思うとメッセージを何度も読み返し、原因を究明していくでしょう。メールやメッセージは、気になる人ならすぐに返信したくなります。
いつまでも返事が来ないのは、返信したくない理由があるため。もしくはごく稀ですが、スマホを落として失くしたという場合も可能性としては残されています。
反対意見を言ってくる
会話の中でやたらと反対意見が多いのは、嫌いな人に対しての気持ちのアピールです。好きな人なら嘘でもお世辞を言って、相手が喜ぶことをしてあげたいですよね。
否定的な意見ばかり言う人には、嫌われている可能性も。しかし自分の意見を押しつけるタイプの性格なら、相手に対する気持ちとは一切関係なく、いつも自我を通さないと満足できないでしょう。
「そのネクタイの色、似合っていないよ」など、怒らせるような言葉も普通に言ってしまうかもしれません。
さっさと話を切り上げる
嫌いな人とは、できれば時間を共にしたくはありません。たとえ相手から話しかけられても、必要最低限のやりとりで終わらせてその場から去りたくなるでしょう。
今まで仲良く会話していた人が、いきなり話を切り上げてしまう場合。また話しかけても無視されるのも、嫌われている可能性があります。
相談しても真剣に対応してくれない時や、適当な相槌で終わるのも嫌われたと感じる場面でしょう。
嫌われたかと思ったと言う心理背景について
大切な人の態度は、終始気になるもの。緊張しながら接していると「自分が考えすぎていただけだった」というケースもあります。ではなぜそんな思考回路になるのか、嫌われたかと思ったと言う心理背景についてご説明しましょう。
気が弱い
「嫌われたかと思った」という心理は、気が弱い人によくありがちです。他者の怒りや否定的な意見を嫌う気が弱い人は、ネガティブな感情を人から押しつけられると不安になります。
相手に何があったのかを考える前に、自分が何をしたか不安になってしまうのです。気が弱い人は周囲の人の顔色を窺いながら、嫌われないようにいつも神経を尖らせているのも特徴のひとつ。
愛想笑いして無理するなど、気の弱さのために人一倍ストレスを感じてしまうでしょう。
認められたい
承認欲求が強い人は、近年とても増えているといわれています。周囲から認められないと自己評価が下がってしまうのは、他人の期待に無理に答えようとするためでしょう。
嫌われたかと思ったと言う心理が働くのは、自分よりも相手を幸せにして認められたい気持ちが強い人。気を遣う性格の人は嫌な仕事でも本音が言えず、引き受けてしまう場面がよくあります。
ちょっとした誤解で人の態度が変わると、すぐに不安につながってしまうのです。
孤立するのが怖い
いつもグループの一員でないと不安になるタイプは、人の態度を深く考えすぎて嫌われたかと思ったと言う心理が働きます。一人でいるのはよくないこと、友人がいないのは恥ずかしいことなど。
周囲から避けられていると思うと、不安に押しつぶされてしまいます。孤独が好きな人のように、自然と集団から距離を置くほど心に余裕がないため、集団の中に溶け込めるよう感情を抑えている面もあるでしょう。
過去に辛い経験をした
子供の頃に仲間外れにされた経験がある人や、自分のミスのために人間関係をダメにしたことがある人は、過剰な心配を抱いています。
ネガティブな発想が習慣になっているので、他者の気持ちを深読みしてしまうのです。そのため相手が何も悪気がなくても、自分が嫌われたと早とちり。
そんな不安定な人間関係が続くので、周囲から距離を置かれてしまう可能性もあります。
嫌われたかどうか判断するポイント
嫌われたかと思ったと言う心理は、大切な人がいれば誰でも感じる不安でしょう。でもそんな気持ちは考えすぎなのか、それとも本当に嫌われているのか。心配な迷いをなくすために、判断したいポイントをご紹介しますね。
自分以外の人との差をチェック
たとえば話しかけられても不満そうな顔で対応したり、つまらなそうに話をしたりする人。自分は嫌われているのではないかと、心配になってしまう瞬間です。
しかしそれは二人の間で感じる内容で、もっと視野を広めてチェックすれば考えすぎだと納得できる場合もあります。相手が自分以外の人にも、同じような態度で接しているかどうか確認してください。
明らかに違う態度なら、嫌われるような行為をした覚えがないか、しっかりと考えてみましょう。
身近な人に相談してみよう
今まで仲良く付き合ってきた人から突然素っ気ない態度をとられると、色々な考えが頭の中を巡ります。職場の人だと仕事にも影響を与える場合があるので、できれば早く解決したいところです。
そんな場合は、身近な人に相談してみましょう。単なる思い過ごしだけの場合もありますし、避けられる理由が判明するかもしれません。または第三者を介入して食事したり、場を和ませてもらったりするのも方法です。
異性の場合は?
話しかけても下を向いたままなのに、他の人とは楽しそうに話す異性の存在。好きな人に自分の存在を知ってもらうために「好き避け」されている場合もあります。
緊張して話ができないから、好きだとバレるのが怖いからなど。恥ずかしそうに素っ気なく接する人は、脈ありの可能性があります。
その場合は直接顔を合わせずに済むメッセージでやりとりをして、相手の態度を確認するのもオススメです。
まとめ
「忙しくてメッセージできなくてごめん」と返信が来ると、嫌われたかと思ったと言う心理が働きますよね。人それぞれが違う性格や考え方を持ち、付き合い方もその人ごとに異なります。
時には辛い出来事があったために、周囲に冷たい態度で接してしまうケースもあるでしょう。他人の態度や言動の変化は、全て自分に非があるわけではありません。
気になる時は気軽に声をかけて、何かあったのかと心配してあげるのも必要ですね。
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