有言不実行と心理の関係・きちんと達成する術

有言不実行と心理の関係・きちんと達成する術

有言不実行する人は、心理的にどのような意味が考えられるでしょうか。「言ったことはきちんとやり遂げるべき」ということは頭でわかっていても、実際に果たすのは難しいこと。

中には口先だけで生活している人もいますので、上手に付き合うために有言不実行の心理や、やり遂げる人間になるコツについてご説明しましょう。


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有言不実行の人の心理について

有言不実行と心理の関係・きちんと達成する術

有言不実行の人には、次のような心理的特徴が共通しています。周囲が理解しにくい行動には理由があるようですね。

 

優先順位がわからない

有言不実行になる人は、心理的に物ごとの優先順位がわからないためで、とっさに目の前のことだけに集中する習慣があります。そのためやるつもりがないことも、「今すぐやるから」と口先だけで終わってしまうのです。

後でよく考えるとおかしなことだと自分でも認識できるのですが、臨機応変に対処できないことも関係しているのでしょう。

 

言い訳している

有言不実行の人の心理は、言い訳したい願望が強いことが理由。会話の流れで自分が不利になりそうな瞬間には、つい有言不実行になっています。

とりあえず自分が安全になるよう相手をなだめているだけ。その場さえやり過ごせれば、自分が言ったことにはさほど意味がなくていいのです。

たとえば頼まれたことをやらず忘れている時に「これお願いしましたよね」と言われると、「今やるつもりでした」と言葉だけ。実行するかよりも、言い訳が通じるかどうかに必死になっているのでしょう。

 

八方美人

有言不実行の人は、心理的に皆に好かれたい願望が過剰に強いでしょう。どこにでもいい顔をして、都合のよいことしか話さないタイプ。本人は自覚していないのですが、八方美人に見られています。

好かれるためには、適当な言葉でごまかすことも多いでしょう。他人とは表面的な付き合いをする傾向がありますので、知り合いの数は多いかもしれません。しかしいざとなった時に親身に相談できる人がいないことも、八方美人の特徴なのです。

 

深刻に捉えない

他人の言葉はとても意味があり、シチュエーションによってはその言葉を信じて期待することもよくありますよね。そんな他人の受け止め方や気持ちを深刻に捉えないのが、有言不実行の人の心理背景にあること。

会話の中でもあまり意味を考えず、返事が軽く信用されないタイプ。「あの時、こう言ったよね」と詰め寄られても、他人が自分と同じ程度に考えるものだと思っているので驚いてしまいます。

深刻に捉えないのは、今まで大失敗をしたことがないのかもしれません。痛い思いをしないと学べない人なのでしょう。

 

罪悪感がない

有言不実行は、たまたまその時の思いつきで言ってしまう言葉もあり、当人が絶対に悪いとはいえない状況もあるかもしれません。しかし中には罪悪感がない人も多く、結果的にやると言ってもやらない「嘘」をついています。

口だけの人は常習犯なので、自分でも嘘をついている実感がない可能性も。なんとかなると物ごとを軽く捉える傾向もあり、周囲が振り回されてしまうでしょう。

 

気が弱い

有言不実行の人は、心理的に強いものに対して不安を抱いてしまう傾向があります。世間からは気が弱い人だと思われることも多く、相手に強く言い返せない時に和ませるようにその場限りの一言を言ってしまうのです。

たとえば反論したい場面。気持ちをアピールしたら相手もさらに不快になり、その場の雰囲気が悪くなるでしょう。そんな時に相手が聞きたい言葉を選び、最終的に有言不実行になってしまうのです。

威圧的な人や厄介な相手をやり過ごすための作戦のはずですが、逆に自分の立場が悪くなる場合も多いでしょう。

 

行動力がない

有言不実行の人は、心理的に新しいことをスタートするのが苦手。頭で考えてしまい、あらゆるデメリットや不安を見つけてしまうと実行に移せなくなるのです。

口には出しても行動しないタイプ、そんな印象を周囲に与えてしまい自分にメリットはないでしょう。決して悪気があって口先だけになっているのではなく、ただ行動できない苦手意識があるため。

しかし世間はそんな本人の理由はどうであれ、口に出したら最後までやってほしいと期待するのは自然なことですよね。

 

有言実行する人のメリットとデメリットは?

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有言不実行の人は立場が悪くなりやすいですが、毎回有言実行できる人のほうが果たして素晴らしいのでしょうか。違った視点から考え、有言実行する人のメリットとデメリットも見ていきましょう。

 

メリットについて

口だけの人よりも、言ったことを最後まできちんとやる人は、他人からもいつも尊敬されそうですね。まずメリットとしては、自分に厳しく接することができる点。

一度言ったらからやらなければならないと、自分に責任感を持たせることができるようになります。また有言実行することは、自分のモチベーションを高めるメリットも期待できるでしょう。

ダイエット宣言を友人にするように、公言したことは最後までやらないとカッコ悪くなります。そのためメリットとしては、成し遂げるモチベーションがアップすること。実現させたいことはできるだけ有言実行したほうが、自分に対する励ましになるかもしれません。

 

デメリットについて

有言実行する人は、行動力があり意志が固いというイメージがあり、よい印象が残ります。しかしそのためにはデメリットも伴い、周囲からはとても真面目で冗談が通じない人に見られることもあるでしょう。

たとえば「来週、食事に行こう」と軽く誘われたつもりの相手。しかし本人は本気で言っていることなので、軽い世間話との境目がないこともあります。

すると周囲もあまり適当なことは言えなくなるので、一線引いた付き合いになる可能性もあるでしょう。

 

言ったことに責任を持つ秘訣

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有言不実行の人は、自分を甘やかしてしまうことも多くなりますので、そうならないためにも適度に自分の言葉に責任を持つこと。そのために考えたい大切なポイントをご説明していきましょう。

 

挑戦を怖がらない

口だけで終わらないためには、行動力を身につけることが大切です。しかし言ってしまった後に、よく考えたら無理だったということもあるでしょう。

そうならないためにも、新しいことに挑戦する際の不安を克服してください。できない、やりたくないとネガティブになるのは、不安が邪魔をしているから。

やる気があっても恐怖心が残ると、どうしてもフェードアウトしたくなりますよね。不安とは自分の世界だけに存在するもの。過剰に自分自身を怖がらせないためにも、まずは最初の一歩を踏み出してみましょう。

 

目標を達成しよう

有言実行する人になるには、かなり自分に厳しくしなければならないかもしれません。しかし辛いと思うとなかなかやる気が起きませんので、ひとつのタスクをこなすような取り組み方を意識してもよいでしょう。

普段から小さなゴールを設定して達成していくこと。その習慣が出来上がると、達成できることしか公言しなくなります。

 

感情的にならない

窮地を抜け出すために、考えずに発言することは誰にでもあるでしょう。有言不実行が続かないためにも、感情的にならず他人とのコミュニケーションは冷静になってくださいね。

一言発言する前に一旦考え直すこと。自分の言葉はダブルチェックしてから発してみませんか。

 

まとめ

有言不実行の人は、心理的に自分を守りたい気持ちがあるのかもしれません。しかし発言する人と受け止める人には常に温度差がありますので、相手の気持ちに沿って会話を進めることが自分の印象を変えるためにも大切なのでしょう。

 

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