人に聞こえるように悪口を言う心理はなぜか?

人に聞こえるように悪口を言う心理はなぜか?

人に聞こえるように悪口を言う心理には、どのような背景があるのでしょうか。少し大人げない態度。相手と口論するきっかけにもなりかねない態度です。

心理的にもあらゆることが考えられますので、一歩譲って上手に対処することが必要。そこで今回は理解に苦しむ、人に聞こえるように悪口を言う人の心理的特徴を見ていきましょう。


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人に聞こえるように悪口を言う心理について

人に聞こえるように悪口を言う心理はなぜか?

他人の悪口はあまり積極的に言いたいことではありませんが、もし誰かに愚痴を言うとしても、本人のいない場所などを意識しますよね。では人に聞こえるように悪口を言う人は、心理的にどのような理由があるのでしょうか。

 

やる気を起こさせている

人に聞こえるように悪口を言う人の心理は、実は相手のモチベーションを高めているためなのです。周囲の人を不愉快にする態度。とくに悪口を言われる張本人にとっては、いたたまれない気持ちになりますよね。

しかし逆に悪口が相手をやり返すための起爆剤になることもあるため、人に聞こえるように悪口を言う人は、心理的に相手にもっと頑張ってもらいたい応援をしているつもりなのです。

 

勝ち誇った気分になりたい

人に聞こえるように悪口を言う人は、心理的に勝ち負けにこだわる性格で、自分が勝った時はできるだけ多くの人に認められたい願望があります。

悪いことを「悪い」と判断する態度。誰にもできないことを自分がやってのけたと、ちょっとした優越感も味わっているかもしれません。

知らない相手でも、電車の中で態度の悪い人を見ると、周囲に聞こえるように「あの人、迷惑じゃない?」と大声で言ってしまうのは、相手と無意識に戦っているからなのです。

 

ストレートに表現する人

人に聞こえるように悪口を言う人は、心理的に陰口を叩くのは悪いことだと解釈していても、相手の気持ちを考えずストレートに表現するほうが正しいと思っています。

言いたいことがあったら、はっきり本人に言うというのがマイルール。しかし言われた本人にしてみると、ワンクッション置かれたほうがよかったと複雑な気持ちになるでしょう。

ストレートに表現する人は、過去に他人に誤解される表現をしたことがあるのかもしれません。そのため相手のことを思って、わかりやすい態度になっているだけなのでしょう。

 

他人を威圧したい

「ここの店の料理、あまり美味しくないね」と店員に聞こえるように文句を言う客。このような人に聞こえるように悪口を言う人は、他人を威圧したい願望があるため。

平気で人前で文句を言う人は、周囲にとって厄介な存在ですよね。怒らせたくない、文句を言われたくないと逆に守りに入ってしまいます。

自分に気を遣う人を見ると、何ともいえない満足感を得るタイプ。よくいるのは平気で怒鳴ったり、文句を皆の前で言ったりしてしまう職場の上司です。

そんな人には慎重に対処してしまうので、威圧感が周辺にも伝わる嫌な存在かもしれません。

 

自分は特別だと思っている

子供の頃からやりたい放題で甘やかされて大人になった人は、自分は何をしても許されると思っています。嫌なことがあったらすぐに投げ出し、「嫌」と相手にはっきり伝えるはず。

普通なら「我慢」というプロセスがその間にありますが、他人の気持ちを考えない人は自分が一番なので、思ったことはその場でやってしまいます。

仮に相手に反撃されても自分は特別なので、誰かが庇ってくれると油断しているかもしれません。

 

弱点を隠している

いつも態度の大きな人は発言力もあり、周囲にとって気になる存在。そのため悪口は嫌でも聞かされ、よくも悪くも影響されてしまうでしょう。

心理的な理由としては、自分の弱点を他人に見られたくないために先手を打っているから。攻撃される前に相手を攻撃して、自分が逃げたいだけなのです。

実は精神的にもか弱く、他人との付き合いが苦手なコンプレックスもあるでしょう。本当の自分を知られないよう、必死にアプローチしている人なのです。

 

人前で悪口を言われた時の対処

人に聞こえるように悪口を言う心理はなぜか?

人に聞こえるように悪口を言う人や、他に味方をつけて陰口を叩く人など、世の中にはネガティブなことを好む人物が多く存在します。運悪く自分が悪口の対象になってしまった場合の対処方法をご説明しましょう。

 

聞こえないふりをする

人に聞こえるように悪口を言う人は、心理的に相手よりも自分のほうが立場が上だとアピールしたい気持ちがあります。そのため悪口の対象人物がうろたえたり、言い返したりしてくるなど、何かしらのリアクションを期待しているので、一番無難なのはそのまま無視すること。

聞こえなかったふりをして、聞こえても相手にしない態度でマイペースに対処してみてください。心を乱さない態度こそ、とても悔しい気持ちになる人が多いので、心理背景を想像すると対処しやすくなります。

 

相手に一言言う

人に聞こえるように悪口を言ってくる人には、そのまま逃げ腰になるよりも、きちんと自分の意見を伝えることも対処策のひとつです。

皆がいつも自分の味方についていると思っているタイプなら、この方法はとても効果が期待できます。「どうしてそんな言い方をするんですか」と淡々と反撃してみましょう。

何も言わずに相手が去るといつも思っているので、想定外の反応は頭を混乱させることになるはずです。

 

誰かに相談する

人前で悪口を言うのは、自分の欠点を補う心理行為なので、明確な理由がなくてもこのタイプは気分転換のために癖で悪口を言ってしまうこともあります。

そんな人はどこに行ってもいる可能性がありますので、精神的な苦痛を与えるほどの存在なら、誰かに相談して仲介してもらうこともよいでしょう。

人に聞こえるように悪口を言う人は、周囲から信頼されない存在。しかし厄介な人なので、周囲の人たちはそれなりに気を遣わされているはず。

無理に仲良くする必要はありませんが、悪口を言われたくないことははっきり相手に理解してもらいたいですね。

 

何も言わず相手を見る

苦手な人の悪口や愚痴こぼしは誰もが経験しているはずですが、人に聞こえるように悪口を言うのは社会的なルール違反行為。たとえ嫌われてもいいと思う人でも、相手の立場を考えない器の小さな行為は避けるべきです。

もし自分が対象になった場合は、マナーを知らない可哀想な人だと思って視線を投げるだけ。あんな人にはなりたくないと、冷たい視線を投げて気分転換してみましょう。

 

悪口を言う人との付き合い方

人に聞こえるように悪口を言う心理はなぜか?

悪口を言う人は、自分も含めて世の中に大勢いるでしょう。一番大切なのは、自分が周囲から一線を引かれてしまう存在にならないこと。そして悪口を言う人は、上手に付き合うことが必要です。

 

必要最低限の付き合いにする

悪口を頻繁に言う人は、ネガティブ思考が強いので、会話の後に不快な余韻が残ることがよくあります。こんなタイプとは、できるだけ交流は避けて必要最低限の付き合いにしましょう。職場の人なら仕事以外で話をしないなど、きっちり自分から線引きしてください。

 

自分から悪口は言わない

悪口を言う人とは逆に仲良くなったほうが、自分は敵にならない安心感があります。だからといって他の人の悪口を自分から言ってしまうと、逆に意見を悪用されて悪者にされる可能性もあるので、あくまでも聞き役に徹し、自分からネガティブな発言はしないよう意識してください。

 

まとめ

人に聞こえるように悪口を言う人は、周囲が嫌な気持ちになっているはず。心理背景を理解すると、不愉快な態度は簡単に直らないかもしれませんが、自分に負担が少なく対処できるようになるでしょう。

 

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