優位に立ちたい人の心理は理解できない部分もありますが、誰にでも多少は隠されている要素かもしれません。いつもリーダーのように先頭をきる人や、はっきりと自分の意思表示をして立場を明確にしたがるタイプなど。
優位に立ちたい心理が、はっきりと周囲にも伝わる人がいますよね。人付き合いを上手く続けるためには自分を知ってもらうことと同時に、相手の特徴や性格を理解してアプローチするのが大切です。
一見付き合いにくい、優位に立ちたがる人。どのような特徴があるのか、詳しくご解説していきましょう。
こんな場面が気になる?優位に立ちたい人の特徴
優位に立ちたい人は、計算高いイメージがありますよね。なぜ今そんなことをするのかと、疑問を抱く瞬間もあるはず。優位に立つ人の気になる瞬間について、まずは見ていきましょう。
相手に関係なく圧力をかける
優位に立ちたい人は自己肯定感が基盤にあるため、敵から身を守ることで必死です。やられる前にやってしまおうと考えるところがあるので、いつも相手に構わず圧力をかける習性があります。
たとえば自分と同じ仕事をしている同僚に対して、早く作業を仕上げるように催促するなど、自分の立場を弁えず誰にでも大きな態度をとっています。
威圧感を与えて相手のせいにするのが目的なので、周囲の人はこんなタイプと付き合うのが嫌になり、やがて離れてしまうでしょう。
指示を出したがる
優位に立ちたい人は人に指示されるのが嫌いなので、自分から先に指示を出す特徴があります。先に意見を言ったほうが勝ちだと思っているため、なんでもはっきりと言葉にするケースもあるでしょう。
上手く自分の考え方を表現できないので、正しいことを言っても周囲から理解を得られない場面もあります。指示の出し方が強引すぎるので、頼まれた人は嫌々やるようなことも。
そんなつもりではないのに…と思っても優位に立ちたい心理があるので、つい過剰な態度になりがちです。
なんでも否定したがる
素晴らしい料理を出されても「美味しい」の一言では済まない人が存在しますよね。聞いているのが嫌になるほど否定する性格の人は、せっかくその場が盛り上がっていても台無しにしてしまうでしょう。
美味しい料理を目の前にしても「値段が高い」「量が少ない」など、難癖をつける習慣があります。そのため人間関係でもマイナス点を意識するため、心を開いて付き合えない場合もあるでしょう。
否定する性格は考え方がパターン化されているため、そのことを自覚しない限り性格を変えるのは難しいかもしれません。
認められないと不快になる
優位に立ちたい人を苦手に感じる人は、世の中に多く存在します。同じ立場で語れない人とのコミュニケーションは、一方が常に我慢することになるでしょう。
優位に立ちたい人は自分が注目されたい、中心人物になりたいという願望があります。そのため周囲から認められないと不満を抱き、一人だけ違った行動を起こすケースも。
なぜ認められないのか原因を考えず、自分のよさや魅力に気づかない人が悪いと相手のせいにしているのです。
知ったかぶりする
人の会話にいきなり入ってきて、なんでも知ったかぶりする人がいませんか。優位に立ちたい人はその場をコントロールしたいため、話題をさらっていきます。
「そこは行ったことがある」「それは買わないほうがいいよ」など。自分はとても経験値が豊富なので、周囲から頼りにされたいという気持ちをアピールしています。
誰よりも優位に立つためにあらゆる情報を探すのは、このタイプに共通しているポイントかもしれません。
優位に立ちたい人の心理について
周囲が納得してついてくる場合の「優位」は、グループ行動をする時に欠かせません。問題は本来優位に立てる人ではないのに、違うレベルに自分を置いている人です。
そんな優位に立ちたい人は、心理的にどのような背景があるのか、ポイントを詳しくご説明していきましょう。
弱さを人に知られたくない
優位に立つのは決して悪いことではありませんが、相手を傷つけるような態度になるのは困りますよね。基本的に優位に立ちたい人は「弱さを隠す」という目的があり、周りから攻撃されないように自分から力をアピールしています。
世の中、対等に付き合えない立場の人も存在しますよね。弱者に対して辛く当たりやすい優位に立ちたい人の心理は、自分の弱さを誰よりも一番よくわかっているのでしょう。
自己中心的に物ごとを見る
威圧感のある人同士でどちらが優位か戦うのかは、上手く判定できない難しい瞬間です。自己中心的に物ごとを考える人は、優位に立てる人を見つけるのが上手で、自信のない人や大人しい人をターゲットにして近づいてきます。
その理由は「自分さえよければよい」という考えがあるためなのです。威圧感を与えて接してくる人と一緒にいたら、とても不快になりますよね。
しかし本人はそんなところまで頭が回らず、自分のことで精一杯なのです。自己中心的な人は、相手の痛みを引き受けるくらいの心の余裕が必要ですね。
ネガティブ思考がある
自分のことを否定されるのが嫌いな優位に立ちたい人は、自分以外のものを全否定してしまいます。優位に立って人を攻撃し、自分の悪いところや苦手を隠しているのでしょう。
またネガティブ思考が強く、全てのものに対して楽しみ方を知りません。人間関係も同様に自分と性格が合わない人が多く、相手のよいところを見つけようとはしません。
考え方が暗いほうへ行ってしまうので、必然的に自分にもネガティブなエネルギーが集まる悪いサイクルがあります。
マウンティングする
「相手よりも自分のほうが強い」とアピールするために行うマウンティング。強さを表現するための行為だといえますが、優位に立ちたい人の心理も同様に、自分のほうが強いということを常にアピールしています。
男性のマウンティングは意識が高い人が多く、人から「すごい」「流石」と言われるために過剰な行動や発言をしています。
基本的には、他人から自分がどう見られているか気になることが土台にありますので、マウンティングして権力をアピールしたくなるのです。
給料が高い、車を買ったなどの物質的な内容で「自分はすごい」とマウンティングする男性はとても多いですよね。
上手く付き合うためのコツ
優位に立ちたい人と上手く付き合うためには相手の心理を理解して、そんな性格を逆に利用するのもひとつの方法です。
サッとかわす
褒められるともっと優位に感じるため、自慢話が始まったり偉そうな態度になったりしたら相手の機嫌をとらず、サッとその場から去ることも方法でしょう。
全く興味を持たずに存在を無視して、相手の態度が変わるかチェックしてみてください。
話題を変える
優位に立ちたい人は、自分のペースで状況を変えるのが好き。いきなり周囲の輪に入り、関係のない話題を振ってくるケースがあります。
そんな場面で振り回されてしまうのは、相手の思うつぼ。逆に話に乗りながらも、自然と話題を変えてみるのもよいでしょう。どうしても近づけないタイプなら、こちらから付き合いをやめるのも対策です。
まとめ
人の優位に立って周りと調和をとるには、力ずくではいけません。相手の立場を考え、お互いに気持ちよく付き合うのが何よりも大切ですね。
優位に立ち自分にどのようなメリットがあるのか、客観的に考える時間も必要です。目立たなくても、しっかりと陰でコントロールする優秀な人も世の中には存在します。
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