目が合った時や会話の最中に、顔をそむける人がいると心理や態度が気になりますよね。理由を尋ねたくなりますが、直接は聞きにくいもの。
顔をそむけるのは、心理的に自分の考えを気付かれたくないだけではなく、わかってもらいたい気持ちが秘められているため、状況や雰囲気で感じ取る機会が多いでしょう。
顔をそむけられた側の心境を考えると、あまり良い印象を受けず切ない気持ちになりますが、顔をそむけるのは嫌な感情だけではなくて嬉しい思いを隠す場合も。それでは、顔をそむける心理についてお話していきましょう。
後ろめたさが気まずい
隠し事がある時は相手の顔を見ることができず、顔をそむける心理に。思わず口が滑らないようにと、相手から視線だけではなく顔の向きまでそらしているのです。
接する様子がいつもと違い、何かおかしいと周囲が怪しむことも。顔をそむける心理は、気付かれたらどうしようとの気持ちも込められているでしょう。
言えない秘密を抱えて、後ろめたさを感じているだけではなく元カレや浮気相手など、周囲の目を気にして顔を合わせにくい場合も。
慌てて顔をそむける心理は、動揺している状況なのです。隠し事をしていると、一人でいる時にも後悔の念が消えずに後ろめたさに悩む場合も。
気まずい思いは、信頼できる人に話を聞いてもらうと曇り気味の表情に笑顔が戻るでしょう。
相性が合わず苦手だから
ホラー映画がお化け屋敷など、苦手な物を友人や恋人と見る時に顔をそむける心理が強く表れます。周囲にかっこいいところを見せたくて、強がってしまうと後に引けずに内心ビクビクする時がありますよね。
平気なふりをしていても苦手な物を前にすると、無意識に顔をそむける体勢に。心理的にも逃げ出したい気持ちになりますが、子供の頃に体験した恐怖や体験は大人になっても覚えているもの。苦手だから無理だと、恥ずかしくて言い出せない場合もあるでしょう。
苦手な相手に対しても、顔をそむける心理が働きます。打ち解けようと言葉を交わす時に、苦手意識が強すぎて思わず顔をそむける場合も。
生理的に受け入れらない時は、相手にも気付かれやすくお互いに距離を置いた関係を望むでしょう。
気になる物を見つけたからどこかで見たことがある物に出会うと、一緒に会話をしている相手に関係なく突然顔をそむける心理状態に。気になる人や物とすれ違った時に、過去の記憶が蘇る場合があります。をそむけるように見えますが、振り返って何かを見ている姿にも映るでしょう。突然落ち着きのない様子で振り返る姿に、一緒にいても何が起きたのかが理解できずに困惑する事態も。
懐かしい友人や昔住んでいたマンションなど、過去を思い出すキーワードが視界に入ってきた時も動揺した雰囲気が感じとれます。
目で見た物のことで頭がいっぱいになり、頭の中で整理しているのでしょう。気になる時は、こちらから何があったのかを尋ねてみると教えてくれる人もいますが気持ちが整理できないことも。落ち着いてから尋ねると、話してくれる場合があるでしょう。
怒りが込み上げている
イライラした雰囲気で顔をそむける心理は、込み上げてきた怒りの感情の行き場に困った状態です。会話の内容や相手の態度にイラっとすると、相手の顔が嫌になる場合も。
相手にぶつけても仕方がない気持ちが、顔をそむける心理なのです。口調がいつもよりも強めで声のトーンが低い時は、周りにも怒りの感情がすぐに伝わりますが、態度で表現する場合は許せない怒りが強いでしょう。
相手の怒りに気付いた時は、すぐに謝りたいところですが新たな怒りを買わないように、謝罪する態度や言葉にも注意が必要です。
謝罪の後は、相手の気持ちを逆撫でせずに言動を心掛けたいですね。反省する姿勢が相手の怒りを鎮めるコツになります。
好きだから見られない
好きな気持ちを知られずに隠したい気持ちが、顔をそむける心理です。恋心はとてもデリケートで、嫌われないために密かに思っていたい心境に。好きな人の反応が怖くて、気持ちを知られてしまうのが怖いのです。好き避け行為のひとつですが、不自然な態度に違和感を与えてしまい、態度から嫌われている気分になるでしょう。
普段は強気な態度が目立つ人も、好きな人を前にすると急に元気がなくなって顔をそむけるケースも。表情まで硬くなる人もいて、自分の感情を器用に表現するのが苦手なタイプに多く見られます。
静かに思っていたい気持ちが強く、周囲のアドバイスにも恥ずかしくなって顔をそむける心理が働くでしょう。
まとめ
顔をそむける心理は、直接言えない本音が態度に表れています。素に戻ってしまう瞬間であり、自分自身に対する恥ずかしさが耐えられなくなるのです。目立ちたくない人に多く、悩みを聞いて欲しい時は遠回しな表現を使って相談してくる場合も。
自信が持てないことも原因になっているため、相手を刺激させない言葉を選ぶと、優しい後押しに繋がる人間関係が築けます。相手の気持ちを優先して、手助けできることを探しながらそっと温かい目で見守っていきましょう。
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