飲みすぎる人の心理背景は、理解できる部分も多いかもしれません。お酒はストレス発散や気分転換で飲む場面があり、さらに付き合いでお酒の席に参加することもよくあります。
しかしお酒を飲みすぎるのは避けたほうがよく、飲酒量をコントロールできないと周囲に迷惑がかかるだけでなく、自分の健康にも悪影響がある可能性も。
適度に楽しく飲めるお酒が、何よりも理想的ですね。そこで今回は飲みすぎる人の心理について、詳しくお伝えしていきましょう。
飲みすぎる人の心理的特徴について
仕事で嫌な出来事があった日、失恋した日など、お酒が好きでなくても飲みたくなることがあります。そのような背景がなくてもお酒を目の前あにすると、つい飲みすぎてしまう人は心理的に抱える何かがあるのでしょうか。では考えられる理由を見ていきましょう。
我慢するのが嫌い
自己抑制力が充分でない人は、我慢するのも苦手です。体によくない可能性があるとわかっていても飲み続けてしまい、体調を崩して回復するとまた飲んでしまうなど。
そんな悪循環が続き、お酒に「飲まれてしまう」自分が生まれるのです。やるべきこととやってはいけないことを自覚して、自分をコントロールするのは簡単ではありません。
飲みすぎる人は後のことを考えず、目先のものだけに集中する傾向があり、好きなものだけを選んでいます。我慢できない性格は後悔する場面も多いのですが、お酒となると失敗のリスクを抱えても、つい飲みすぎてしまうのです。
ストレスを抱えている
ストレスを抱えている人は、発散するためにあらゆる方法を試みるでしょう。健康的にエクササイズして気分転換したり、料理などをしたりする人もいるはずです。
飲みすぎる人の心理は、ストレス発散も気楽にやりたいため、お酒に酔うことで現実逃避したいのです。「やけ酒」という言葉がありますが、ストレスを抱えているとやけ酒をしてしまう場合も。
お酒の味を楽しむよりも、酔っ払うのが目的になってしまっています。こんな時は酔った勢いで他の人と揉めるなど、さらに悪い状況を招いてしまいます。
お酒が好き
飲みすぎる人の心理は食べすぎる人と共通して、お酒が好きなためです。お菓子が好きな人はカロリーが気になっても、食べた時の満足感を得たいので我慢しません。
お酒も同じくビールや日本酒、ウイスキーなど色々な味や種類があり、好みのお酒をやめるのは大変です。最初は味を楽しむ程度に飲んでいた人が、徐々に飲みすぎるまで習慣化してしまう可能性もあるでしょう。
あらかじめ飲む量を決めておかないと、誰にでも飲みすぎるリスクはあるかもしれません。
不安を取り除きたい
お酒を飲んで気分がよくなると、現実世界から離れてリラックスでき快適です。不安や悩みから逃げるための方法として、お酒は好都合な存在。
一瞬でも嫌なことを忘れたいために、お酒がつい必要になってしまうのです。すると不安や恐怖を乗り越えなければならない時、本来なら自分の力で解決すべきこともお酒に頼ってしまうのです。
酔いから醒めると、辛い現実世界が待っています。乗り越えられない壁やストレス、不安があると、日中でもお酒を飲みたくなるでしょう。
愛情不足
子供の頃に充分な愛情を得られなかった人や、孤独な人生を送る人は飲みすぎる傾向があります。飲みすぎる人の心理に共通するのは心の痛みを抱えている点で、お酒の力で自分の存在を確認しているのです。
他人の愛情は、自分に自信をつけるために重要。孤独な人は、自信喪失してネガティブになっています。そんな時にお酒は、優しく自分を受け入れてくれるため、心の隙間を満たす欠かせない存在になってしまうのでしょう。
周囲に流されている
飲みすぎる人の心理には、お酒を飲まなければならないという固定観念があり、周囲に流されているのも理由です。飲みすぎるのはよくないとわかっていても、飲まないと不安になってしまうのです。
たとえば会社の飲み会。お酒が飲めないと、周りと話が合わなくなってしまうので、無理矢理飲むケースは多いでしょう。やりたくないことをやり続けると、次第に自分にプレッシャーをかけてしまいます。
お酒を飲まないと社会で成功できない、人間関係が上手くいかなくなるなど、飲む責任のようなものを感じてしまうのです。
飲みすぎる3大理由とは?
飲みすぎる人が注意しなければならないのは、自分自身の健康のことです。一度体調を崩してしまうと、治すまでに時間がかかる可能性もありますので、飲みすぎる人は飲酒習慣がエスカレートしないように注意が必要ですね。
飲みすぎる理由には、大きく分けると3つのタイプがありますので、自分のパターンをまずは考えてみましょう。
体が依存している
お酒をコントロールできず飲みすぎてしまうのは、依存が理由のひとつです。長期的に飲みすぎが続くと身体がアルコール成分を必要として、飲酒をストップするとイライラしてくる可能性があります。
このような症状を抑えるために飲みすぎる人もいますので、健康状態を崩しやすくなっているので注意が必要でしょう。
気持ちが依存している
飲みすぎる人は心理的にお酒や酔っている自分を求めています。つい飲みすぎてしまったという経験は皆さんありますよね。でも習慣的に飲みすぎるのは、心の奥底に根付く問題があるのかもしれません。
気持ちがお酒を求めているような場合には、自分で思っている以上にお酒の量が増えてしまう傾向にあるでしょう。
耐性がつく可能性がある
飲みすぎる人の理由として、継続的にお酒を飲み体に耐性が付く可能性があります。お酒に弱い人が毎日少しずつ練習すると、徐々に飲む量が増やせるようになるケースもあるでしょう。アルコール成分は耐性がつく可能性があり、どんどん量が増えてしまうリスクもあるのです。
「最初はビール1杯で酔ったのに、最近は3杯飲んでも大丈夫」というケースもありまよすね。耐性がつくリミットが正しく判断出来なくなりますので、要注意といえるでしょう。
飲みすぎないためにできること
飲みすぎる心理が働くと、リスクを伴うケースが多いといえるでしょう。解決や改善のためには何をすると効果が期待できるのか、詳しくご説明していきますね。
リスクを考える
お酒にまつわる失敗は色々とありますが、最終的には自分の健康に関する内容がとても重要です。飲みすぎる人は、一時的な楽しさを求める傾向がありますので、後悔しないためには飲みすぎるリスクを考えてみましょう。
あらゆる症状の原因が、お酒である場合もよくありますよね。場合によってはなかなか回復できない可能性もありますので、健康面からきちんとリスクを考える必要があるのです。
そして家族や友人など、自分にとって大切な人との関係を考え、あらゆるデメリットを理解しておきましょう。
断酒する
飲みすぎる人は、あらゆる原因や理由があります。深刻な状況になってしまう前に、まずは断酒を試みてはいかがでしょうか。飲みすぎる習慣がある人は、徐々に量を減らす改善方法ではなかなか解決しません。
これからアルコールを口にしないと、徹底した態度が必要です。自分だけではできない場合は家族や恋人にサポートしてもらい、お酒以外の楽しみを見つけるのもメリットになるでしょう。
まとめ
飲みすぎる人の心理は人には言えない悩みや不安、ストレスなどがあるのでしょう。お酒で解決できるものは、一時的な気分転換だけ。
飲みすぎる原因を知り、根本からお酒との付き合い方を見直すのが大切かもしれません。
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