漫画にハマる心理がわからない人もいますが、誰でも好きなことや夢中になってしまうものがありますよね。漫画好きはインドア派で、友人などと人付き合いする機会が少ないイメージを持つことも多いでしょう。
しかし近年漫画ブームは世界的に広がり、今の時代に合った刺激的な文化だといえます。漫画はほとんど読まない人とハマっている人、どちらか両極端になるケースが多いようです。
そこで漫画にハマる心理と、好きなジャンルでわかるその人の特徴について、詳しい内容を解析していきましょう。
漫画にハマる心理について
漫画にハマるのは、心理的に夢中にさせる理由があるようです。「小説は好きだけど漫画は読まない」という人のように、本はジャンルによって好みがありますよね。
キャラクターになりきる
不死身のヒーローや女性からモテモテの男性など、現実世界ではなかなか見られないキャラクターがたくさん登場するコミック。漫画にハマる心理はキャラクターに憧れを抱き、そうなりたいと願望を抱くためです。
目標を見つけると、強い自分に変わることもできるでしょう。漫画のキャラクターは現実世界ではありえないスキルや魅力があり、自分と比較すると全く正反対のケースも。
そのギャップに気づき、現実化させようとやる気が湧く時もあります。またこうなりたい自分像を漫画のキャラに当てはめて、できないことを漫画の中で実践している場合もあるのです。
想像力がある
漫画に登場するキャラクターは実際の世界には存在せず、絶対に会えないような相手がいます。想像力がある人は漫画の世界観でも生きているので、すぐにハマってしまう傾向があります。
たとえばヒロイン。こんな人と付き合ったら、どういうデートができるんだろう…と自分だけの想像の世界に浸り、さらに漫画を楽しいものにしています。
活字を読むだけでなく漫画は絵を見るため、全て想像する必要はありません。しかし漫画にハマる人の心理は、目に見えるものからさらに自分だけの世界を作り出しているのです。
キャラに恋をしている
漫画にハマる心理は、登場人物に恋をしているため。実際の恋愛はシャイなので難しいけれど、漫画の中なら自由に気持ちを告白できる自分がいます。
恋愛相手を見つけるのは現実世界ではとても大変ですが、漫画のキャラクターなら選択肢はたくさん。相手に嫌われたり振られたりすることもなく、自分が求め続ける限り恋の相手はそばにいてくれるのです。
漫画のヒロインは主人公を応援し、いつも離れずにいてくれるもの。そんな健気な姿を見ると、世の中の女性が現実的すぎて恋の対象にはならないのです。
スタイルがよいキャラクターや可愛らしい癒し系など、自分にとって完璧な恋愛相手がいます。
刺激を求めている
普段の生活がマンネリして刺激不足になると、漫画にハマる心理が働く場合があります。漫画のストーリーは、実際にはありえない正義の味方と悪者の闘い。
また不思議な予知能力を持ったヒロインなど、ドキドキ感があるといえるでしょう。漫画を読んでいると予想できない結末を迎えることもありますし、次のページではあり得ない展開が見られハラハラしてしまいます。
期待感を覚えながら読み続けると、次第と漫画にハマる心理になるのです。連載誌の発売日が待ちきれない人のように、漫画はテレビ以上に刺激を与えてくれるかもしれません。
現実逃避したい
漫画の世界は、実際にはないもの。現実世界に不満を抱えている人は、漫画の世界に逃げたくなってしまいます。誰に文句を言われることもなく、自分の好きな人たちだけに囲まれる世界。
困った出来事があれば、ヒーローがやってきてくれる漫画もあります。そんな快適な暮らしを求める人は、現実から逃れるために漫画にハマる心理になっています。普通の小説でなく漫画なのは、非現実的なストーリーを追求しているためなのです。
好きな漫画でわかる性格や特徴について
ヒーローものや恋愛系、アクション系など、漫画には色々なジャンルがあります。ハマる人は自分の好みがわかっているので、同じ系列の本が増えてしまうケースも。
では気になる漫画の種類でわかる、その人の特徴や性格についてご紹介しましょう。
歴史もの
三国志のような大作の漫画は、歴史が好きな人に人気がありますよね。重厚な本で歴史を勉強するよりも、絵でわかりやすく説明される漫画のほうが、情報を入手しやすいのがメリット。
歴史ものの漫画は男性が好む傾向が強く、歴史について熱く語る人もいます。昔はこうだったけれど…と自慢気に歴史について語りたい時にも、漫画はよいツールになりますね。
実写版がある漫画
人気漫画は、映画化されることがよくあります。漫画本の中の存在が実際に動いている様子を好むのは、効率的な性格の持ち主。
好きなキャラクターが、現実世界に登場したらどうなるか?という疑問を、スクリーンで解決しています。アニメの実写版は自分が思い描くキャラとは違う場合もあり、映画化しないほうがよいというファンの声もたまに聞かれますよね。
しかし実写化される漫画が好きな人にとっては、自分で想像しなくても簡単に映画で観られる点に満足しているのでしょう。
恋愛系
恋愛系の漫画を好む人は現実の恋が苦手なタイプで、人に恋愛感情を持てない傾向があります。自分の理想を全てクリアしているキャラクターのことは好むのですが、現実世界の女性を見てもどうしてもピンとこないのです。
世間からは内向的な性格に見られる場面が多く、異性と話をするのがとても苦手。漫画の趣味を通じて意気投合するか、漫画のヒロインのように完璧な相手でないと、気持ちが動くことはないでしょう。
ファンタジー系
宇宙からやってきたヒーローが、世界を救うために不思議なパワーを炸裂。こんなファンタジー系の漫画が好きな人は、現実逃避したいと思っている可能性があります。
絶対にあり得ないことを信じ、期待感を抱く人。ファンタジー系の漫画を好む人は作品を読む時も、誰もいない部屋で生活音が聞こえないように工夫しています。完全に漫画の世界に入り、ファンタジーの空間に逃避しているでしょう。
漫画の魅力とは?
漫画にハマる心理はその時の心境や自分の体験など、あらゆる内容が複合的に重なっていると考えられます。小説でなくなぜ漫画なのか、ハマる人にとっての漫画の魅力について見ていきましょう。
視覚だけで情報収集できる
漫画はセリフも風景も、ただ見るだけでそのまま情報が確保できます。小説は登場人物の様子を自分なりに描き、場面ごとに想像力を働かせなければなりません。
その点漫画は読む魅力と見る魅力が、一冊で堪能できるのが楽しいところですね。
感情移入しやすい
絵でストーリーが表現される漫画は、登場人物の表情や行動がわかりやすいので、感情移入がしやすいのが魅力です。小説だと何人も登場人物がいると、誰が誰だかわからなくなりますよね。
その点漫画は、それぞれのキャラクターがインパクトに残りやすいのも醍醐味だといえるでしょう。
気楽に読める
小説だとたったひとつの文章を読み飛ばしてしまったために、展開がわからなくなるケースがよくあります。漫画は絵で楽しめるので、サラッと読み流しても状況を判断できるのが魅力。活字を読むのが苦手な人には、とてもよい娯楽になるでしょう。
まとめ
漫画にハマる心理は特別な人だけが対象でなく、誰にでも漫画作品に共感する部分はあるものです。一人の時間を有意義に過ごせる漫画の趣味。興味がある人は、ぜひ漫画本を一冊手にとってみませんか。
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