表情には、いろいろな感情が表れますよね。目や口の動きで、人は相手の心理を感じ取りますが、いつしか癖になってしまう場合も。
特に口に手を当てたり、唇を噛んだりと、口元の動きはわかりやすく感情を伝えてくれます。無意識で行うことも多く、あとから気が付く人もいるのです。唇を噛む時の心理状態を知ると、すっきりする場合も。それでは、唇を噛む時の心理を見ていきましょう。
感情を抑えている
言いたいことがあっても、言えない状況にもどかしさを感じる状況があります。自分の感情を抑えなければいけない時、唇を噛む心理状態に。
怒りや悲しみなど感情が込み上げる瞬間に、ぐっと堪えてしまうのです。言ってしまえば楽になりますが、周囲の状況を考えると言えないことも。
口を開くと思わず吐き出してしまいそうになり、ぎゅっと唇を噛む仕草で心理状態を平常心へと導こうとしています。自分自身の感情をコントロールしていますが、抑え込みすぎてストレスに変わることもあるでしょう。
不満そうな様子で硬い表情が気になる時は、何か言いたいことがある意思表示に。相手の気持ちを聞くと、関係の悪化を防ぐコツになります。
寂しくて心細い
寂しさや心細さで胸がいっぱいになると、唇を噛む心理になる場合も。寂しさが押し寄せると、マイナス思考が強くなり、怖さや不安へと感情が変化する時がありますよね。
ネガティブに考えるたびに、どんどん唇に力が入ってしまう心境に。ネガティブになり過ぎると寂しさが大きくなり、人恋しい気持ちが高まります。唇を噛む心理には「寂しくない」と自分に言い聞かせるための仕草になるでしょう。
友達に電話やメッセージを送ったり、好きなゲームやDVDを観たりする時間を作ると、笑顔が復活し柔らかい表情へと変わります。気分を紛らわせると、寂しさや心細さも解消されて、心に余裕が生まれるでしょう。
負けたくない
唇を噛む心理には、負けたくない気持ちが込められています。対抗意識が強く、自分に自信を持っている持ち主に表れる表情のひとつに。
対抗心を燃やしている場合にみられる傾向で、負けず嫌いの感情が唇を噛む心理を表しています。悔しい時は、無意識に歯をくいしばる仕草になり、唇にも力を込めて噛みしめてしまう心境に。密かな闘志が、口元から感じられることがあります。
隠れた闘志を燃やす特徴を持ち、心の中でライバルをたくさん作る人も。言葉に出さなくても、追いつきたいと思える気持ちを素直に持てるのは素敵な感情です。
目標を掲げて取り組む姿勢は、向上心の表れであり成長に繋がります。悔しさをバネに意識しながら、今まで以上に努力を続けるでしょう。
気持ちを落ち着かせたい
思ったことが表情に出てしまう、唇を噛む心理。気持ちを落ち着かせたい時にも行う仕草です。唇を触ると落ち着く時がありますが、口元を隠してもなぜか安心します。
興奮した状態では周りが見えずに、偏った判断へと気持ちが動く事態に。「感情のままに振る舞うのはよくない」と、ストップをかける意味で、気持ちをコントロールしているのです。
一度立ち止まると、高ぶっていた感情を抑えてくれる場合も。冷静に考え直したい時に、癖として唇を噛む心理状態になる人もいるでしょう。
落ち着かせることで、気持ちの整理を冷静に行う状況を作り出します。感情が穏やかになると、気持ちに左右されることなく、客観的な考え方に変わるでしょう。
歯を見られたくない
歯並びなどが気になると、見られたくない気持ちが強くなる唇を噛む心理。会話をしていると相手の顔を見るため、目や口元を意識してしまいます。
口元に自信がないと、周りの視線に過剰に反応する場合も。「口の中を見られないように」と、力強く唇を噛む仕草を行ってしまうのです。大きく口を開かなければ、歯を見る機会が訪れないものですが「見られているかもしれない」と不安な状態に。
自分が想像しているよりも、周囲は気付いていない場合もあります。「気にしすぎ」と言われる時がありますが、気にしている箇所があるほど、周りの目が気になってしまうものです。「気付かれないように」と、一生懸命隠したい思いが仕草に表れています。
恥ずかしくて照れている
誉められて恥ずかしくなると、思わず唇を噛む心理が強くなります。嬉しい時にも、照れ隠しの意味で軽く唇を噛むことがありますよね。顔が赤くなり、視線をそらす人もいますが、嫌な表情ではなく笑顔が印象的に映るでしょう。
からかうと、怒った素振りをみせる人も。怒った様子の中から、表情や言葉に優しさや恥ずかしさを感じます。こちらまで嬉しくなって、照れてしまう場合があるでしょう。
まとめ
唇を噛む時の心理は、いろいろな思いが込められています。言葉に出せない気持ちは、溜め込み過ぎるとすれ違いや不仲の原因へと繋がることも。
相手の仕草に気付いた時は、会話や進めている作業に不満や疑問がある可能性が高いでしょう。意見を聞く時間を設けて、一緒に解決策を考えていきたいですね。
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