- 2022-11-4
- 人間心理
- 心理, 忙しいとイライラする人
忙しいとイライラするのは、心理的にきっかけになっていることがあるようです。仕事や人付き合いなど、想定以外のことが起こると、時間的にも調整しにくく最終的にイライラして失敗することもありますよね。
イライラした時は、周りに迷惑をかけないことも考えて冷静に自分と向き合うことが大切です。そこで今回は、忙しいとイライラする人の心理状況や改善策についてご紹介しましょう。
忙しいとイライラする心理とは?
忙しいと自分の感情のコントロールもできず、余裕がなくなってしまうのは当然のことかもしれません。では心理的にはどのような状況なのか、考えられるポイントをご紹介していきましょう。
自己中心的
忙しいとイライラするのは、心理的に自分だけが大変、誰も理解してくれないと自己中心的になっているためです。終業時間ギリギリに頼まれる仕事のために残業になる時など、自分の運の悪さを誰かのせいにしたくなるのです。
自己中心的な人は、いつも自分の都合がメインになっているため、相手の気持ちや理由を考えず、自分が感じたことだけで状況を判断してしまいます。「帰り際に仕事を頼むなんて…」と思うととてもイライラして、素っ気ない態度で引き受けてしまうでしょう。
ネガティブ思考になっている
忙しいとイライラする人は、心理的にネガティブ思考になっているので、忙しいことが「悪い」と偏った考え方になっています。仕事で残業するほど自分が必要とされているとは考えず、忙しいのにさらに仕事をさせられると思うタイプ。
一度にたくさんこなしても一向に自分に余裕が生まれないのは、周囲の人に恵まれていないからだと感じているのです。
悩みがある
忙しいとイライラするのは、心理的に悩みごとや不安があるため。余計なプレッシャーがかかると周囲にも辛く当たってしまいます。そして「悩みごとを抱えているのに、こんなことまでしないといけない…」と感情的になってしまう場合も。
まるで自分の置かれた状況を他人が察してくれないことが悪いように、周囲に八つ当たりしてしまうのでしょう。悩みがあると、それだけですでに頭の中はいっぱいに。
さらに忙しくなると、些細なタスクをこなすことも難しくなり、順調に物ごとが進まない状況に腹を立ててしまいます。
気配りしすぎる
忙しいとイライラする人は、心理的に他人への気配りが過剰になっていて、真面目で几帳面な性格のため柔軟に考えられません。自己主張はしないタイプなので、忙しい状況を改善するために誰かにアドバイスを乞うこともないでしょう。
ネガティブな気持ちを外に出さないよう我慢していることが、逆にイライラした態度になり周囲にもバレてしまうのです。
他人に期待している
「忙しそうにしているのに、なぜ手伝ってくれないのか?」と他人の行動にイライラした経験はありませんか。自分が考えている通りに周りが動かないと、余計に忙しく感じてイライラする心理が働きます。
自分勝手な発想なのですが、「一般常識」を厳しく他人に当てはめることがあり、予想通りにならないと不快に。しかし自分では他人に期待している感覚はなく、周りの人がやってくれないのが悪いと考えています。
せっかちな性格
のんびり物ごとを進めるのが嫌いな人は、忙しいとイライラする心理になりやすいでしょう。時間を効率的に使うタイプなので、暇だからといってぼんやりしている人を見るととても不愉快に。
せっかちな性格なので、必要以上に忙しくしたがり、結果的に自分がイライラを招いている場面もよくあります。思い通りにならないと他人のせいに。せっかちな人は基本的に競争心が強い傾向がありますので、いつもイライラした雰囲気があるかもしれません。
イライラした時の対処方法
忙しいとイライラする人は、心に余裕がないサインです。もし重要な場面でこのような心理状況になると、よい結果にならない可能性もあるので、忙しくてイライラしてきたら次の方法で気持ちの整理をしてみましょう。
周囲の気持ちを考えてみる
イライラするのは、自分の感情を中心にして周囲のことを考えるため。忙しいのに頑張る自分を応援してくれない、手伝ってくれないと思うのは、あくまでも個人的な考え方です。
そんな時はもっと周りに視線を送り、相手の立場で考えてみましょう。忙しい時に、簡単なことでも黙って手伝ってくれる人がいればとてもラッキー。「もし自分がこの人ならどうするか」と視線を変えて考えると、自分だけの目線とは違う解釈ができるはずです。
忙しいのは他人のせいではないと考える
忙しいとイライラするのは、心理的に他人を責めているからネガティブな感情になるのでしょう。「やってあげている」「自分がやらなければいけない」など、固執した考え方はありませんか。
忙しいのは必ずしも周囲のせいではなく、自分の準備次第や捉え方でストレスを軽減させることはできるのです。そんな状況を選択したのは自分なのだと思えば、イライラすること自体がもったいないと感じるはずです。
他人を変えることはできないと考える
忙しい時に手際よく手伝ってくれる人がいると、仕事も捗りますよね。しかし周囲は自分と同じ考えを持つ人ばかりではありませんので、多少のずれがあるのも当然。
とくにせっかちな性格だと、他人の動きが遅く見えてしまい余計にイライラしますよね。しかし他人を変えることは容易ではなく、のんびりした人がいることも事実。
そんな時は「やることが遅い人なのだ」「自分がテキパキやりすぎるからだ」と解釈すると、張り詰めた神経が少し楽になるでしょう。
忙しい時をイライラせず乗り越える方法
毎日の出来事は100%想定できませんので、突然舞い込んだ出来事で慌ててしまうことはあります。しかしイライラした態度はとても高圧的で、周囲の人に緊張感を与えるもの。
自分の印象を悪くしないためにも、イライラしやすい瞬間を余裕で乗り越える方法をご紹介しましょう。
深呼吸しよう
次は何をするかと考えながら物ごとを進めるのはとても効率的ですが、それが逆にストレスになり、イライラの原因になってしまいます。手が回らない時、まずはその場で深呼吸してみてください。イライラするほど忙しく感じるのは、責任感が強いから。
自分が悪いのではなく、少しだけその場を離れて気持ちをリセットする必要があるのです。慌てなければならない場面は失敗も増えるリスクがありますので、深呼吸して焦らないこと。
早くやらないと…と思った瞬間に全てをこなすよりも、慌てない自分のよい印象を意識してみましょう。
抱えすぎない
イライラするのは、もしかしたら他人に頼みごとをするのに躊躇してしまうからではありませんか。お願いごとは他人に借りを作るようなイメージがあり「あの時、やってあげたから」と後で言われるのが嫌なのです。
そのために自分一人でなんでも抱えてしまい、本当は手伝ってくれる人が周りにたくさんいるのに、自分の意思で無視している状態。イライラしないためにもできることは優先して、無理な場合は素直に周囲の助けを借りましょう。
忙しいことは幸せだと思う
やることがたくさんあるのは段取りが悪い、手伝ってもらえないなど、ネガティブな印象を受けてしまうかもしれません。そのためにイライラや不満が募ってしまうので、これからは忙しい時を楽しみ、自分が求められている存在なのだと理解してみることも必要です。
まとめ
忙しいとイライラする人は、心理的に自分が大切だからでしょう。その気持ちは決して悪いことではありませんが、アピールの仕方によっては周囲に迷惑がかかることもあります。
忙しい時こそ自分の余裕を見せるチャンス。そう考えると、冷静になんでもこなせるようになるはずです。
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