特別扱いするのは、心理的にも他の人とは違う何かを感じているからでしょう。たとえば好きな女性なら、他の女性にはやらないことをして積極的にアピールするはず。
そんな場面は無意識にやっている場合が多く、ふと考えた瞬間に自分の気持ちに気づくこともあります。そこで今回は、特別扱いする心理についてご解説しましょう。
気になる人がいる場合は、冷静に相手のことを考えるチャンスになるかもしれません。
他人を特別扱いする場面について
他人を無意識のうちに特別扱いする場面は、日常生活の中でたまにあります。意図的にやっていることもありますが、他の人とは違う扱い方をするのは、相手に期待するものがあるからかもしれません。特別扱いとは、次のような行動が挙げられます。
失敗しても怒らない
特別扱いする心理は職場でもよく見られ、可愛い部下なら失敗しても怒らないという場面がありますよね。相手によって態度が変わる上司だと仕事がやりにくいだけでなく、人としても尊敬できなくなり仕事もモチベーションが下がる一方です。
逆に将来有望の大切な社員なら本人のためを思い、特別扱いして他の社員よりも厳しく扱う場合もあるでしょう。
喜ばせることをする
特別扱いとは特定の人だけに何かしてあげるなど、態度や言動に違いが表れています。わかりやすいパターンは、好感を持ってもらいたいので特定の相手を喜ばせること。
仕事なら上司に気に入ってもらうために残業して頑張ったり、ご機嫌とりをしたりすることがあります。恋愛なら好きな女性のために、嫌なことでも喜ばせるように意識するケースがあるでしょう。
優先する
長い行列に並んでいたら、後ろの人が先に案内されたという経験はありませんか。自分よりも他の人が優先されると、特別扱いされているように感じますよね。
特定の人を優先するのは無意識にやっていることもありますが、意図的に優先していることを知ってもらうためにやってしまう場合もあるでしょう。
たとえば女性グループが楽しそうに話しているところに行き、好きな女性だけにジュースを渡すなど。優先したい気持ちは、特別扱いする心理が働くからでしょう。
特別扱いする心理について
特別扱いするのはなぜか、心理的に考えられる理由をご説明しますね。自分でもわからないけれど特別視してしまう人には、どのような想いがあるのでしょうか。
見返りを期待する
特別扱いする心理は、相手から見返りを期待していると考えられます。特定の人だけに食事を奢ってあげたりプレゼントを渡したりするのは、相手を喜ばせてお返しを期待するため。
相手のことを思ってやっているように見えますが、実は自分の都合しか考えていないケースです。特別扱いされたほうは嬉しくて、逆に喜ぶことをしたくなるのが人間の心理。異性ならそこから恋愛に進展して、後で辛い思いをするかもしれません。
可哀想だから
特別扱いする心理は、相手が可哀想に見えるためです。たとえば友人が少ない人。いつも一人で食事している姿を見ると可哀想なので、そばにいてあげたくなります。
特別扱いというよりは優しい性格の表れなので、同じ状況にいる人なら誰でも特別扱いしたくなる性分です。飲み会に誘ってあげたり、話し相手になろうとしたり、とても面倒見がよいタイプなのでしょう。
関係をはっきりとさせるため
特別扱いする心理は、相手に関係をきちんと知ってもらいたいためです。たとえば仲のよい女友達。恋愛対象ではないので誤解されないよう、わざと冷たくすることもあるかもしれません。
特別扱いとは必ずしも相手が喜ぶことばかりでなく、逆にネガティブな態度でメッセージを送っている可能性もあります。好き避けのように他の人と対応が違うと感じるのは、自分の気持ちを違う方法できちんと伝えたい気持ちがあるためなのでしょう。
好意を伝えたい
特別扱いする心理は、相手に好意を伝えたいためです。好きな人を特別扱いするのは当たり前、そう考えている男性は世の中に多いでしょう。
思いを伝えたいけれどできない葛藤があり、自然と好きな人を特別扱いして自分の存在に気づいてほしいのです。ただし女性の扱いに慣れた男性も、特別扱いが上手なので相手に誤解されることもあるかもしれません。
本命の人には、絶対に他の人にはやらない特別な態度で対応しなければならないのでしょう。
特別扱いしたくなる女性の共通点
恋愛感情がある相手なら、間違いなく特別扱いしたい心理が働きます。好きな人には意図的に特別扱いをする場合も多く、相手と距離感を縮めるために苦戦するでしょう。それ以外にもなぜかわからないけれど、特別扱いしたくなる次のような女性がいます。
素敵な女性
綺麗でモテる女性を特別扱いしたくなるのは男性の本音。カッコいい人や美人は、性格はともかく外見だけで得するケースがよくありますよね。
綺麗な女性に喜んでもらえると、自分がポイントアップした気持ちになりませんか。特別扱いされる女性は外見が素敵で、オシャレやメイクに気を遣っています。
男性の視線を意識しているためか、困っている時でもすぐに誰かが助けに来てくれるでしょう。
男性を立ててくれる
男性はプライドが高いので、ここぞという時に立ててくれる女性は特別扱いしたくなる存在です。些細な瞬間に心をギュッと掴まれ、自分が男としてアピールできるチャンス。
逆に上から目線で男性をコントロールする女性だと、違った意味で特別扱いしたくなるでしょう。男性の気持ちを理解している女性は、プライドをくすぐるように特別扱いしてくれます。気を遣いすぐに飲み物を運んでくれたり、いつも褒めてくれたりする態度も嬉しいですね。
特別扱いしてくれる
特別扱いする心理が働く相手とは、同じく自分を特別扱いしてくれる人。嬉しいことをしてもらうと、お返ししたくなるのが人間の心理です。
相手の真意はどうなのかわからなくても、優しくしてくれたり自分だけを大切に扱ってくれたりする人には、同じ態度で接したくなります。そんなやりとりが習慣になると、次第と相手への気持ちが恋愛感情に変わっていく場合もあるでしょう。
素直な人
感情表現が豊かで素直な人は、特別扱いしたい心理になります。間に合わない仕事を手伝ってあげたら予想以上に喜んでくれて、きちんと気持ちを表現してくれる人。
「ありがとう」「楽しいね」「大丈夫?」など、わかりやすい感情表現をしてくれる人は、もっと喜んでほしいので特別扱いしたくなります。
やってよかったと、お世話した甲斐がある人は特別な存在になるはずです。
自分を犠牲にできる
特別扱いとは、自分を犠牲にしてでも相手のために何かすることです。自分にとって大切な人、たとえば家族、親友、恋人など、自分を犠牲にしてでも相手の喜ぶ顔が見たいのは、純粋な気持ちがあるため。
たとえば疲れていても、好きな人に頼まれたことならすぐに取り掛かりますよね。どこまで犠牲を払うことができるのか、そんな視点から相手との関係を考えると、今後の付き合い方のコツが見えてくるかもしれません。
まとめ
特別扱いする心理は、恋愛関係にシフトする前の心の変化であることがよくあります。もっと自分を見てほしいために、多少無理する場面もあるかもしれません。
しかし特別扱いは相手が負担にならない程度に、わからないようにやってあげることが一番理想だといえるでしょう。また見返りを期待するように自分の都合ではなく、相手のことを思って行動するのも大切になるのです。
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