呼び捨てでいいよという心理はなぜなのでしょうか。仕事仲間でプライベートのつながりが一切ない女性から、突然呼び捨てでいいよと言われたらどう反応すればよいのか困惑するはず。
他人の呼び方は相手との関係性を示すものなので、なんとなく壁がある人だとよそよそしい呼び方になるのは仕方ありません。そこで今回は、呼び捨てでいいよという女性の心理や対処策について、詳しくご説明しましょう。
呼び捨てにできないのはどんな女性？
女友達、彼女、職場の女性社員など、異性と関わることは普段の生活の中でよくあります。好感を持ってもらうためには男性ならではのマナーが求められ、女性には丁寧な態度で接することが必要です。
名前の呼び方によっては、とても横柄な人に思われる場合もあり、とくに女性は呼び捨てにできない次のような場合があります。
仲良くない人
いきなり知らない人を呼び捨てにするのは、社会的なマナーに欠けてしまいます。呼び捨てにできるのは、自分の兄弟やよほど仲がよい人でないと難しいですよね。
仲がよくない女性は呼び捨てにできず「さん」「ちゃん」など、ワンクッション置くことが多いでしょう。もっと親しくなりたい相手なら、呼び方を突然変えてみるのも方法です。
目上の人
相手を呼び捨てにするのは、特別な関係があるため。職場には年齢が上の人や、自分よりも役職が上の人がたくさんいますので、マナーを守って相手に合わせた接し方が必要です。
たとえば後輩の女性社員なら、気軽に呼び捨てできる場面もあるかもしれませんが、目上の女性だと仲がよくても一線を引いてしまっているでしょう。
呼び方は自分との親密度を表すものですが、同時に社会的な礼儀を判断される場合もあります。目上の人は性別関係なく、尊敬した態度を意識したいですね。
周囲があだ名で呼んでいる人
周囲からあだ名で呼ばれる人を、自分だけ呼び捨てで呼ぶのは抵抗があります。暗黙の了解で、人の呼び名が自然と決まっているケースがよくありますよね。
違う呼び方にするのは、特別な関係を意識していると思われるので、誤解されたくない場合は周りと同じ呼び方になるでしょう。
気が強い人
男勝りで気が強い女性は、呼び捨てにしたら怒られそうで気が引けます。相手を呼び捨てにするという行為は威圧感を与えるので、よほど自信がないとできないことです。
気が強い女性は思ったことをすぐ発言するので、逆にやり込められて恥ずかしい思いをするかもしれません。大人しい性格の女性なら、呼び捨てされても穏やかでいてくれるでしょう。
呼び捨てでいいよという女性の心理について
呼び捨てでいいよという女性は、心理的にどのようなことを考えているのでしょうか。本当に呼び捨てよいのかわからず困った時は、女性の複雑な心理背景を考えると対処しやすくなります。
リアクションをテストしている
ちゃん付け、苗字など、ワンクッション置いて名前を呼んでいる女性から、呼び捨てしていいよと言われる場合があります。これは心理的に、男性の気持ちをテストしていることが考えられるでしょう。
呼び捨てはとても仲がよい証拠。距離を感じる人にはできないことです。心を開いている人なら、きっと呼び捨ても抵抗はないでしょう。
狼狽えてしまう男性だと、その程度の思いしかないのだと女性は判断するはず。呼び捨てでいいよという心理は、呼び捨てされたい願望よりも相手のリアクションが気になるためなのです。
もっと意識してほしいから
下の名前を呼び捨てにするのは、それだけ気を許しているというサインです。呼び捨てでいいよという心理は相手に心を許しているためで、もっと自分を意識してほしい願望があります。
いきなり好きな男性から呼び捨てにされると、特別な関係にシフトされたような気持ちになるでしょう。そんな効果を知っているため、女性が自らアプローチして次のステージに関係を変えていきたい気持ちの表れなのです。
親密になりたい
呼び捨てでいいよという心理は、相手に好意を寄せているためで、女性は嫌いな男性に呼び捨ては絶対にさせないはず。自分から呼び捨てでいいと伝えてくるのは、もっと親密になりたいためなのです。
周囲が「さん」付けで呼ぶ女性なら、特別な男性には別の呼び方をしてもらいたいと思うでしょう。距離感を縮めるために、呼び捨てにしてほしいと思っています。遠回しに「好き」と告白していることも考えられるのです。
男らしく強く接してほしい
呼び捨てでいいよという心理は、男性にもっとリードしてほしい願望が考えられます。内気な彼氏でいつまで経っても「ちゃん」付けなので、自分が姉さん女房みたいで嫌に感じるのでしょう。
呼び捨てでいいよという心理の裏には、もっと強くなってほしいという願いがあります。頼れる男性像に憧れているので、せめて自分に対する態度だけでも強くなってほしいと思っています。
他人行儀で嫌
苗字、下の名前でさん付けなど、呼び方で相手との距離を感じることがありませんか。女性が呼び捨てでいいよという心理は、もっと心を開いて仲良くなりたい気持ちの表れです。
たとえば仕事の仲間。作業をスムーズに進めていきたい時に、他人行儀な呼ばれ方よりも呼び捨てでフレンドリーなほうが、気分的にも違いますよね。
自分の置かれた環境や立場を考えて、よりよい人間関係を築きたい女性は、周囲とバランスをとりながら上手く付き合っているでしょう。
呼び方別でわかる親近感とは？
呼び捨て、あだ名、苗字のさん付けなど、どのような付き合い方があるか呼び名によって親近感がわかります。気になる人が自分をどう呼んでいるか、また大切な人をどう呼ぶか。それぞれの呼び方でわかることをご説明していきましょう。
ちゃん付け
下の名前を「ちゃん」付けするのは特別感を抱いているサインで、呼ばれた相手が急に意識する効果が期待できます。あだ名でちゃん付けされることがよくあり、一見特別な意味がないように感じますよね。
しかし「ちゃん」は、相手のことをとても大切に思う気持ちの表れで、好感度を与える呼び方です。自然と仲良くになるにつれて呼び方は変わり、さん付けからちゃん付けになると一歩踏み込んだ関係になっていると考えられます。
恋人を呼び捨て
今まであだ名やちゃん付けで呼んでいた彼女を急に呼び捨てにするのは、扱いが雑になったと誤解される可能性があります。呼び捨てにするタイミングは、相手に気持ちを伝える意味があるものの、すでに親しい人をある日突然呼び捨てにするのは慎重に判断しなければなりません。
これ以上距離を深めることができない人、そんな相手を呼び捨てにすると丁寧ではない態度に見られる場合もあるでしょう。
お互い呼び捨ての関係
彼女も彼氏も呼び捨ての関係は、気を遣わない快適な間柄です。下の名前をそのまま呼ぶのは一番簡単。しかし相手との関係を考えると、できない場合もよくあります。
お互いに呼び捨てできるのは、よほど付き合いが長い友人、または恋愛感情が土台にある特別な存在。どちらの場合も、自分のことを知っているからできることなのです。
シンプルに下の名前を呼び捨てにできるのは、素の自分を見せられる仲という意味があります。
苗字で呼ぶ
苗字で呼ぶのは、相手との壁を感じているため。職場の人、よく知らない人などよそよそしくする距離があります。好きな人なら苗字から下の名前に変えたほうが、気持ちは通じやすくなるでしょう。
まとめ
呼び捨てでいいよという心理には、相手ともっと近づきたい願望があります。呼び方を変えるのは、二人の関係を変えるチャンスにもなるでしょう。
☆こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
