YouTubeに厳しいコメントを残す人の心理でいえることは、まず何が思い浮かびますか。ネット上でのコミュニケーションが定着しているからこそ、姿が見えない他人の一言はとてもインパクトを与えます。
動画サイトでお馴染みのYouTubeですが、今回は厳しいコメントを残す人の心理と、現実とネットの世界で態度が変わる人の特徴についてご説明しましょう。
YouTubeにコメントする心理とは?
YouTubeにコメントする人は、心理的に理解できないような内容で相手を攻撃したり、逆に応援したりすることも。さまざまなケースがありますが、心理的にどのようなことが考えられるのか見ていきましょう。
エネルギーを発散したい
ネット上にコメントを残す人は、やることが見つけられずエネルギーの発散場所を見つけるために誰かにコメントしたくなります。
全体のわずか10%ともいわれるコメントする人の割合ですが、この少数派の人たちはエネルギーを持て余しているといるでしょう。他にやることがなく、趣味を見つける、仕事に打ち込むこともなく、ひたすらコメントする対象を探しているだけ。
暇つぶしの延長が次第に習慣になっているので、何かコメントしないと満足できないかもしれません。
文句や愚痴が言いたい
YouTubeにコメントする心理の中には、ネガティブ思考も関係しているかもしれません。このタイプの人は、どんな動画内容でも必ず文句や愚痴を言いたくなります。たとえば可愛い動物の動画。
責めるところは何もないのに「編集が雑」「うちの猫のほうが可愛い」など、物ごとを悪く考える癖がアピールされているのです。このタイプの人は、ネガティブな言動は日常茶飯事。
対面のコミュニケーションでも、相手にすぐわかるようなつまらない態度をとることもあるでしょう。
ストレス発散がしたい
YouTubeにコメントする心理はストレス発散で、コメントした相手にストレスを投げつけて気分をすっきりさせたいタイプ。ストレス発散対象は、趣味やエクササイズなどがありますが、ネットにコメントする人は楽をしてストレス発散したいのでしょう。
わざわざ運動するためにジムに通うなど、手間のかかることが嫌いです。そのため日常生活内でも面倒なことが増えるとストレスになるので、悪循環が続くと思われます。
自分を正当化したい
YouTubeのコメントは嬉しい内容ばかりではなく、辛辣で投稿者が精神的に辛く追い込まれることもあります。有名なユーチューバーが辞めてしまうのも、世間の風当たりの強さが理由になるでしょう。
注意したいYouTubeにコメントする心理とは、自分を正当化したいことに尽きますね。動画内容がどうであれ、コメントする人は自分の人生が上手くいっていないなど、背景が必ずあるはず。
そんな自分を正当化するために、他人の意見や発想を邪魔して安心しているのです。SNSに残すコメントのスタイルは、時代と共に変化していますよね。ネットのコメントは相手がわからないため、さらに不安を掻き立てるものなのです。
思いやりについて考えていない
YouTubeにコメントを残す人の中には、心理的に相手への思いやりや優しさが欠けていますので、心に余裕がないともいえるでしょう。自分と相性が合うか判断するにはコミュニケーションが大切。
しかしネット上では一方通行になりやすく、全く知らない相手に敵意を持つこともあります。だからこそ思いやりがないと上手く付き合えないネット上の人間関係は、些細な一言でも他人を心底傷つけてしまうものなのです。
YouTubeが好きではない
YouTubeの動画で、同じ人が何度もコメントしていることがありますが、よほどYouTubeが好きなのかと思いますよね。しかし心理的に考えると怖いもの見たさがあり、嫌いなものなので余計に気になることがあるのです。
たとえば好きな人と嫌いな人。自分が意識するのは間違いなく好きな人ですが、嫌いな人を完全に無視するのは意外と難しいですよね。
嫌いなものに対しては常に批判したい願望があるため、逆に気にしてしまうこともあるのです。そのカラクリを考えると、YouTubeが実は好きではなくても、「嫌」な気持ちをぶつけるためにコメントしてしまうのでしょう。
優越感に浸りたい
YouTubeにコメントする心理は、相手の間違いや失敗を見つけて優越感に浸りたいため。動画内で説明していることが必ずしも正しいとは限りませんので、自分が得意なジャンルを見つけて間違い探しするようなことです。
見つけた瞬間にすぐにコメントを入力し「○○というのは事実ではないと思いますよ」など、気になる一言を残していきます。あくまでも相手を傷つけることが目的でなく、自分が相手よりもすごいと満足したいだけ。
気持ちを満たすために、結果的に誰かを批判したり注意したりする行為になっているのです。
仲間がほしい
YouTubeにコメントする心理は、孤独で本当は友人が欲しいため。でもアプローチ方法がわからないので、相手の目に留まる気になるコメントを残します。
孤独な人は投稿者に向けてだけでなく、コメントした人にコメントすることもあり、仲良くなる人をいつも探しているでしょう。しかし目的を理解してくれる人は少なく、面倒な存在として扱われてしまうこともあります。
自分の存在に気づいてほしい
YouTubeにコメントする心理は、自分の存在を相手に知ってほしいため。芸能人の動画にコメントするファンのように、相手に少しでも近づきたい気持ちがあります。
たとえば人気ユーチューバーに特別な思いを寄せている場合や、好きな人のアカウントを常にチェックしている人など。コメントはどのような内容でも気になるので、自然と相手に注目されやすいでしょう。
前向きなよい意見をもらうと、お互いに意識する存在に変わることもあるかもしれません。
ネットで積極的になる人の特徴
SNSやYouTubeなどのプラットフォームは、全く知らない人同士がその場で意気投合しやすい場所ですが、現実とは全く違った行動に出る人も少なくありません。ではどのような人がネット上で積極的になるのか、共通点を見ていきましょう。
架空の自分を演じている
普段はとても静かで内向的な人。しかしSNSでは別人のように積極的にコミュニケーションをとっていることがあります。このタイプは現実の自分に納得できない部分があり、その穴を埋めるために架空の自分をネット上で演じます。
本当はこうなりたいという姿があり、積極的に自分から他人に話しかけ友人を作るのが理想。しかし変えられない自分がいるので、ネットの世界だけでも理想の自分を演じていたい気持ちがあります。
弱さを隠している
「このエクササイズ動画、全く役に立たない」など、投稿者の努力を全く無視した冷たいコメントは、関係ない人が見ても不愉快に。ネット上で積極的になる人は自分の弱さを隠しているためで、実は発言力がない自分にコンプレックスを抱いています。
たとえば会議で発言を求められても恥ずかしく何も言えないタイプ。そんな弱い自分を他人に攻撃されないよう、先に相手を攻撃したり圧力をかけたりしているのでしょう。
プライドが高い
プライドが高い人は、ネット上でもアグレッシブにコミュニケーションをとることがよくあり、気に入らない人にははっきりわかるコメントを送ります。
プライドが邪魔する人は、自分の悪いところは無視して相手を攻撃する傾向があり、買ったものを自慢したり自分の生活の派手さを自慢したりするなど、とくに物質的な価値にこだわることも特徴。そんな人は商品の紹介動画などで辛辣なコメントを残すかもしれません。
もともと積極的な人
ネットとリアルの生活で性格が違う人は意外と多いようですが、もともと積極的な人は自然とネットの世界にも自分をシフトできるため、無理なく自分の意見を発言しています。
文章のコメントだけでなく、動画で自分の考えをアピールすることもあるかもしれません。ネット上だと態度が変わってしまう人は、見えない世界だから強がっているだけ?と思われがちです。
まとめ
YouTubeにコメントする心理は、その時の心境も関係するでしょう。どのような内容でも相手が目の前にいる会話のように、マナーを守ったコメントをしたいですね。
☆こちらの記事も読んでみてくださいね。