名前を間違える人は、心理背景に意外なことが関係しているようです。人の名前を覚えるのが苦手な人は、新しい職場や飲み会などで他人に話しかけられず困ってしまう場面がありますよね。
相手がただの知り合いならよいのですが、好きな人が自分の名前を憶えてくれないのはかなりショックなこと。そこで今回は、名前を間違える人に抱く心理についてご解説しましょう。
名前を間違える人に抱く心理について
よく会話をする人なのに名前を呼び間違えられると、なんともいえない複雑な気持ちになりますよね。そんな場面で私たちが相手に抱く心理背景について、考えられるものをいくつか見ていきましょう。
自分に興味がないように感じる
名前を間違える人は、心理的に自分に興味がないからだと不安になりませんか。名前を思い出せなかったり、呼び間違いをしてしまったりすることは誰でも経験があり、後ではっと気づき恥ずかしくなることがあります。
そんな場面を思い出してみると、ほとんどの場合で「うっかり」ミスになっているはず。悪意があってやっていることではないのに、間違えられた人は自分に興味がないからだとがっかりしてしまう瞬間ですよね。
興味がある人や大切な人なら名前を間違えることはなく、心理的にも神経を尖らせて失敗を防ぐかもしれません。
忙しいからと納得する
忙しくて色々と考えごとをしていると、つい知り合いでも名前を呼び間違えることはあるでしょう。名前を間違える人に抱く心理は、相手の立場を思いやり、忙しいから仕方ないと納得すること。
故意にやったとネガティブに解釈せず、忙しいためうっかり間違えてしまったのだと理解してあげたくなるのです。たとえばいつも忙しく仕事をしている上司に、新人が名前を呼び間違えられる場面。何度も続くと少し不安になってきますが、最初の頃は配慮してあげられることも多いでしょう。
自信をなくしてしまう
名前を間違える人には、心理的に自信をなくして気分が落ち込み、その程度の付き合いだったのだと悲しくなります。とても仲がよい人なら、うっかり間違えたと納得できる場面。
しかし職場の同僚、たまにしか会話がない人などに名前を間違えられると、自分は相手にとってさほど大切な存在ではないのだと感じますよね。自分と間違える相手を同時に責める気持ちがあり、後味がとても悪くなります。
気持ちを踏みにじられた思い
自分の名前は、親が決めてくれたとても大切なもので、強い思い入れがあります。他人に呼び間違えられるのは、その思いを踏みにじられたような心理になり、相手にネガティブな気持ちを抱く瞬間です。
ビジネスなら、お得意先が扱う人気商品の名前を間違えるようなこと。間違える人に対しては、大切に考えないから間違えるのだと解釈したくなるでしょう。
マナーが悪い
よほど付き合いが深い人なら、相手の名前は潜在意識の中に残っているはずですが、名前を間違える人には心理的にマナーの悪さを感じてしまいます。
名前の呼び間違いは、相手の気分を悪くする行為で、今後の関係に影響を与えることもあるかもしれませんよね。もし相手の名前をきちんと憶えていない時は、あえて名前を言わずに会話することもできるはず。
出会ったばかりでもない人に名前を呼び間違えられると、不快な気持ちになるのは当然でしょう。
表面的な付き合いになっている
名前を間違える人に抱くのは、心理的に相手との付き合い方が表面的になっているという思い。相手との距離を再確認する心理が働き、自分からどう対処するべきかを考えるきっかけになります。
表面的な付き合いの人とは、相手の個人情報をあまり理解していないため、一歩踏み込んだ関係にはなりません。そのため名前を意識して覚えることもありませんし、積極的にコミュニケーションをとることもないでしょう。
名前を呼び間違えられた時の対処
名前を呼び間違える人は、その場で気づかないことも多く、その場をさっと立ち去ってしまうかもしれません。しかし今後も付き合いが必要な時、いつまでも間違った名前で記憶されるのは困るでしょう。
他人に名前を呼び間違えられた時、とくに好きな人ならどう対処したらよいか、最適な方法をご説明します。
最初は何もせずやり過ごす
親しい人で相手のことをきちんと知っている関係でも、名前の言い間違いはたまに起こりますので、必ずしも双方の関係の薄さを示しているとはいえません。
考えごとをしていたら、うっかりミスすることもありますので、1回目の間違いはあえて指摘せずスルーしましょう。その後は様子を見て、同じミスがないかを判断してから、再度対処方法を練ってみてください。
冗談っぽく訂正する
自分にとっては重大なことですが、名前を間違える人は何も考えていないことがよくあります。深刻な態度で相手に迫ってしまうと、今後の関係も悪くなってしまう可能性がありますので、冗談っぽく間違いを訂正してみましょう。
「今○○って呼んだでしょ」と気軽なつっこみで相手に知ってもらうこと。軽いノリなら相手に角を立てずに訂正してもらうことができます。
自分から名乗る
名前を間違える人に指摘すると、お互いに嫌な気持ちになるので、それとなく気づいてもらうようアプローチすることがコツです。好きな人に名前を間違えられるのは正直ショックなことですが、そのままやり過ごすと自分の存在感がなくなってしまう可能性も。
たとえ脈なしの相手でも、自分から名前を名乗り訂正しましょう。それはこれからもよい関係を続けたい気持ちの表れ。ポジティブな印象で「私の名前は○○です」と笑顔で軽く伝えてくださいね。
その場で訂正する
会話の流れや勢いで、人の名前を間違えることはよくありますよね。その場にいる人がそれとなく間違いを指摘してくれるのが一番理想的なのですが、好きな人には自分の気持ちを知ってもらうためにも、その場で訂正することが大切です。
しばらくしてから相手に伝えるのは避けたいことで、間違えたことすら相手が覚えていない場合もあるでしょう。時間をかけてしまうと、その間ずっと悶々としていたように捉えられてしまいます。
もし好きな人と二人で会話をしている場面なら、「○○ですよ」とすぐに自分の名前を言う必要も。勢いがあれば、あまり意識せずミスを受け入れてもらえるはずです。
好きな人に印象づけるためのコツ
名前を間違えられると、心理的にも相手との距離を感じてしまうもの。好きな人にいつまでも覚えてもらえない時は、次の方法で積極的にアプローチしてみましょう。
名前を呼んで話しかける
自分の名前を間違えられるのは嬉しいことではありませんが、名前でいつも呼んでくれる人にはとても親近感を抱きます。好きな人には、あだ名などで親しみを込めて名前で話しかけましょう。気分的に距離感がなくなると、個人的にもっと仲良くなれるかもしれません。
自分の名前を会話に取り入れる
名前を呼んでくれない、間違って記憶されているという場合は、早い段階で対処する必要があります。そんな時は会話の中で、頻繁に自分の名前を取り込むことがコツ。
たとえば「上司に○○って大声で呼ばれて恥ずかしかった」「子供の頃から○○があだ名だった」など、それとなく自分の名前をアピールしてみましょう。
まとめ
名前を間違える人に対しては、心理的に複雑な思いを抱きますが、決して悪意があってやっているのではないはずです。印象強く自分を覚えてもらうためには、相手との共通点を見つけてアプローチすることもできますし、正直な気持ちを伝えることもよい方法になるでしょう。
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