ため息をつくのは、どうしてなのだろうと思うことがありますよね。いつの間にか、ため息をつく心理になっていたという人も。
ため息をつくとスッキリするという人もいれば、重い気持ちになることも。それでは、気づくと出てしまう「ため息」から溢れる思いについて、一緒に見ていきましょう。
憂うつな気持ち
心がモヤモヤすると、ため息をつく心理に。憂うつな気分を解消しようと、言葉にならない気持ちが表れます。退屈だと感じた時にも、あくびと同じように何度も出てしまう場合がありますよね。
心の中では、言葉では言い表せないくらいにいろいろな考えが交差している状態なのです。憂うつな思いは、何が理由なのかがはっきりわからないことが多いため、いつの間にか無意識に出てしまう人も。
楽しくなるような会話をすると、モヤモヤした表情が少しずつ明るくなってくるでしょう。
ストレスが溜まっている
憂うつな気持ちからみえるため息をつく心理は、ストレスを解消している状態です。ストレスが溜まると、無意識にボーっとしながらため息をつくことも。
ストレスは、自分自身でも気づかないうちに溜まっていくものですよね。抱えすぎてしまうと、潜在意識からため息と一緒に、はき出そうとするでしょう。
ストレス発散をしたくても忙しすぎると、肩に重荷が乗ったまま。なんとかしようと、少しでも重たい気分を軽くしたい気持ちが表れているでしょう。
考えすぎて気が重い
いろいろと考えすぎてしまう癖があると、気が重くなります。ポジティブに考えられない時は、どんどん憂うつな気分に。慎重に考えていくうちに、最悪な事態ばかりを想像してしまうでしょう。
気が乗らない状況なので、消極的な気持ちが表れています。気分が沈んでいると、ネガティブなことを考えがちですが、ため息をつきながら心理状態を良くしていこうと自分自身を励ましている場合も。
これ以上憂うつな気持ちにならないようにと、考えすぎてしまう状況を変えたい思いが込められています。
うまくいかない
何をしてもうまくいかないと、ため息をつく心理になりますよね。落ち込む気持ちが、大きなため息となって外へとはき出す場合も。すべてが空回りして、やりきれなさが表情から感じられるでしょう。
うまくいかないことがあると、何も考えたくない心境になることも。周りから励ましの言葉をかけられても、素直に受け止められずに聞き流してしまう人もいます。
重いため息をつく人がいると心配になって声をかけたくなりますが、一人になりたくてイライラした態度をとる人も。一人の時間を尊重することが、優しさに繋がるでしょう。
我慢している
やりたいことや言いたいことを我慢していると、いつしかため息をつく心理になる時も。どうして自分だけが…と怒りに変わる場合もあるのです。
「はぁ」とため息をつくと、心理的に冷静になれるもの。言い出せない思いが、うまくいかない怒りや焦りを表しています。
抜け出せないネガティブな状況を、誰かに聞いて欲しいとの思いも。周りから声をかけて欲しくて、辛さに気づいてもらいたいとアピールしている状態です。
話を聞いて欲しい相手に向かってため息をつくので、目が合った時はこちらから声をかけて話を聞くと、険しい表情が徐々に柔らかくなっていくでしょう。
気分転換がしたくて
うまくいかない時は、気分転換がしたくてため息をつく心理に。おもいっきりため息をつくと、ネガティブな気持ちを吹き飛ばしたい心境になります。
このままではいけないと感じると、自分自身でネガティブな感情を外へとはき出したくなるでしょう。違ったことがその場でできればいいのですが、仕事中や身動きがとれないと、できることは限られてしまうもの。
誰にも気づかれないように、ため息をつくことで気分転換に。気持ちを入れ替える合図にもなり「よし!」と、やる気が湧いてくるでしょう。
幸せな気分の時も
ため息をつく心理には、沈んだ気分の時もありますが幸せな気持ちの時にため息が出ることも。幸せだと感じると、笑顔と共に思わず出てしまう時があります。
ネガティブなため息ではなくて、軽くはき出すようにため息をつくケースもあるでしょう。うれしい出来事を思い出すと、改めて幸せな気持ちをかみしめたくなります。明るい表情を見て、周囲も笑顔になれるでしょう。
信じられない喜び
好きな人と話ができたり、予期せぬうれしい出来事があったりすると、信じられない気持ちになり「ふぅ」ため息をつく心理に。緊張感から解放された瞬間に、思わず出てしまう時もあるのです。
嬉しい感情がため息から伝わってくるでしょう。信じられないようなことが起こると、慌てて思い切り息をはき出しながら、落ち着きを取り戻そうとする人もいます。
感動や余韻について
感動や余韻について、浸りたい時にもため息をつく心理があるのです。ネガティブなイメージのあるため息ですが、相手がため息をついているからと言って、暗い気持ちであるとは限りません。
ポジティブなため息の場合は、表情が穏やかで優しい場合が多いでしょう。感動や余韻に対して、喜びや幸せを感じているので、それに対して気が付いた時には、声を掛けずにそっとしておいてあげたほうが良いですね。
ネガティブなため息とは違い、人の救いを求めていないのです。それよりも、一人でじっくりと感動や余韻に浸りたい、その思いを理解してあげるようにしましょう。幸せな日々を実感すると、夢のような気持ちになる時がありますよね。
まとめ
ため息をつく心理には、ネガティブな印象を与えることがありますが、プラスになれる思いも込められています。なるべく一人でいる時にため息をつきたいものですが、無意識でついてしまうため周りの反応はあまり良く思えない場合も。
自分自身で気持ちの整理をしている状態ですが、この思いを知って欲しくて話を聞いてもらいたい人もいます。心が晴れるまで話を聞くと、相手の悩みや今考えていることが理解できるでしょう。
何も言わなくても、お互いの気持ちを把握できるくらいに何でも話せる関係になりたいですね。
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