腕を組む姿は、男らしくてカッコイイと思う瞬間がありますが、心理状態によって怒りや喜びの感情が溢れています。近寄りがたいオーラを感じて、こちらから進んで話し掛けにくいと悩む場合も。
もっとコミュニケーションを深めるには、腕を組む人の心理を詳しく知りたいものです。あらゆる場面で腕を組む仕草をしますが、無意識の中にも周りに言えない心理が表れているのでしょう。それでは、腕を組む時の心理には何が隠されているのか、お伝えしていきますね。
考え事で頭がいっぱい
頭の中で様々な思考を巡らせると腕を組む心理になり、一人の世界に入り込むことがあります。あれもこれもと思い悩み、「うーん」と言葉が出てしまう人もいますよね。
頭の中で整理をしながら、一人で会話を繰り広げている状態とも言えるのです。周りに話し掛けられてしまうと、考えがまとまらずにそっとしておいて欲しいとアピールする場合もあるでしょう。
自分の意見をわかりやすく伝えるのは難しいもの。周りに考えを伝えるためにも、自分の世界に入り込み一つに答えを導き出そうと、腕を組む心理が強く表れています。
話し合いの最中に黙り込んでしまうのは、これから意見を伝えようと準備をしている可能性が高く、急かすよりも待つことが大切に。真剣に向き合う気持ちを受け止めると、お互いに心の余裕が生まれるでしょう。
強気な立場を強調
高めの位置での腕を組む時の心理は、相手よりも強い立場だと強調することも。上司や先輩など、自分よりも目上の人に多くみられ、ライバル心を燃やしている後輩や同期にもみられる仕草です。無意識に自分も腕を組んで気持ちを表現している人もいますが、状況や立場上、自分自身に渇を入れて言い聞かせている場合があるでしょう。
負けたくない気持ちが腕を組む心理に込められているので、態度や言葉の節々に強気な感情が溢れています。交渉や今後についての話し合いの場で、対抗意識が強すぎると感じた時は一歩引いた会話を心掛けましょう。
これにより、相手の感情に振り回されなくなります。相手の感情を挑発しないことが、円滑な関係を築く秘訣でしょう。
怒りが頂点に達する直前
怒りの言葉を口にする時に、腕を組む心理が働きます。表情や雰囲気に怒りを感じるので、周囲が不安に感じることも。何度注意しても理解を示さない相手に対して、イライラが抑えきれなくなった状態を表しています。怒りの矛先が自分に来ないようにと、目を合わせなかったりその場から離れたりする人も。
同じ内容で怒られてしまうのは、相手の求めていることが理解出来ていないのが原因に挙げられます。いつも注意を受ける場合は、聞き流さずに普段から何度も言われることに意識して行動をしましょう。
理解出来ずに曖昧にしておくと、いつものポーズで怒られてしまいます。わかるまで質問を繰り返すと、気付けなかった原因も解消されるでしょう。
納得できない思い
話の最中に不機嫌そうな表情を浮かべながら腕を組む心理には、納得できない不服さがにじみ出ています。腕を組みながら急に黙り込んでしまう展開が起きた時は、相手の意見を聞くことが求められるでしょう。
意見を聞かずに話し続けると、大きなトラブルに発展する可能性も。予想外の内容に言葉が出なくなった場合もあり、不満や反対の思いが強く表れます。感情が高ぶった状態で話し合うと、ヒートアップし過ぎて意見がまとまらない事態に。
腕を組む心理には、心の壁を作る意味も込められています。お互いが意見を出し合える場を改めて設けると、今後の展開もプラスへ変わるでしょう。
警戒心の強さ
人見知りや周囲に自分を上手くさらけ出せない時に、多くみられるのが腕を組む心理。嫌われるのが怖くて、まだ相手の全てを受け入れる状態になれない思いが隠されています。
臆病な気持ちが仕草に表れているため、強張った表情になることも。緊張感をほぐしてあげたいと、自らをどんどんさらけ出して接してしまう人もいますが、余計に心を閉ざす場合もあるので慎重に関わっていくことがポイントになります。
胸よりも低い位置での腕を組みますが、相手を拒絶した状態ではなく、少しずつ心を開いていこうと前向きに捉えているところも。急かさずに和やかな雰囲気で接して、相手のペースに合わせると警戒心がゆっくり解けて距離が近づくでしょう。
まとめ
腕を組む心理には、不安や怖さを隠したい気持ちが込められています。上手くごまかそうとしていますが、表情や言葉に心理状態が表れてしまうのです。腕で心のガードをしていても、不器用なだけで打ち解けたいとの願望で溢れている場合も。
始めの一歩を踏み出す時は、不安で怖さが強くなります。しかし、踏み出してしまえばこんなものだったのかと肩の荷が下りるもの。
経験を積み重ねながら、いろいろな鎧をつけて仕事や人と関わっています。隠し事の一つや二つを持っている方が、人として魅力を感じる場合も。
癖で腕を組む人もいますので、深く考えずに表情や態度から思いを感じ取り接していきましょう。
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