手を合わせる心理が表すメッセージ

手を合わせる心理が表すメッセージ

手を合わせる心理がもつ、詳しい意味について見ていきましょう。「腕を組む」「手を握る」など、手に関する動作は色々な心理状態を示しています。

中でも手を合わせて拝むような仕草は、きっと誰にでも経験があるでしょう。さほど意識して考える仕草ではありませんが、手を合わせる心理は様々な意味をもっています。

仕草や行動から送られるメッセージは、言葉では伝えられない気持ちがあるもの。上手く相手に伝えるために、少し大げさな動作になることもあります。

それでは無意識にしてしまう手を合わせる心理について、詳しくご説明します。

 

こんな場面でしてしまう手を合わせる仕草

手を合わせる心理が表すメッセージ

手を合わせてしまうのは、どのような場面なのでしょうか。いくつかのものについて、お伝えしていきましょう。

 

仕事を手伝ってほしい時

予定通りに仕事が進まず、残業になりそうな日。デートの時間に遅刻できないので、誰かの助けが必要になる時もあります。

こんな場面に頼みやすい人のところに行き、手を合わせて頼んだことはありませんか。締め切りまであと数時間。

自分一人ではどうにもならないシチュエーションを迎えた場合に、手を合わせて頼み込むこともあります。

言葉よりも手を合わせる仕草で相手に必死な姿を見せれば、きっと助けてもらえるだろうと思いますよね。

このような意味を込めて、仕事の手伝いや自分が困った時に手を合わせています。

 

わがままを聞いてほしい時

わがままを聞いてくれる人というのは、非常に貴重な存在です。よほど仲がよいか、大切な存在でないと断られる場合が多いでしょう。

嫌いな食べ物を残した子供が、友達にわがままを言って食べてもらうようにお願いする場面。

このような場面は、お願いされる相手にとってはなんの責任もありません。そのため、軽く断ってもよいはずです。

しかし手を合わせる人の心理を考えると、よほど困っているように見えるもの。それがわがままだとわかっていても、つい甘やかしたくなる瞬間になります。

 

失敗を謝る時

手を合わせるのは、自分の失敗が見つかって謝る時。たとえば隣で食事をしている女性がジュースをこぼし、自分の衣服にもかかってしまったとしましょう。

こんな場面で女性がとっさに手を合わせて「ごめんなさい」と謝る場面があります。一瞬気分が悪くなるけれど、手を合わせて謝られると怒れなくなりませんか。

失敗した時や相手を怒らせてしまう場面では、ついやってしまう仕草。手を合わせる心理が常に働く人は、さほど悪いと思わなくても軽々しく手を合わせてしまうでしょう。

 

癖でやってしまう

手の動きは習慣的にやっていると癖になり、意味がなくてもついやってしまう場面があります。

手を合わせる心理が働くのも体が反応するためで、相手が思うような意味が一切ないことも。

「手を合わせれば、周りは言うことを聞いてくれる」と知っている人は、やたらとこの仕草で周囲にアピールしてきます。

友達を食事に誘う時ですら手を合わせて「一緒に行こう」とプレッシャーをかけてしまいます。

 

手を合わせる心理の意味について

手を合わせる心理が表すメッセージ

手を合わせる心理には、どんな意味があるのか見ていきましょう。無意識でいつもやっている人は、相手にどう見られるか考えたことはありますか。

 

真摯な態度を見せたい

手を合わせる仕草といえば、お墓参りや仏壇の前などをイメージします。とても真摯な場面では、よく手を合わせますよね。

そのためコミュニケーションのコツとして、自分が真面目な気持ちであることを示すために手を合わせる場合も。

相手に申し訳ない気持ちがあり、言葉だけでは自分の気持ちが充分に伝えられない「頼み込む時」や「謝る時」。

そんな場面で手を合わせて拝むようにするのは、本気であることを知ってもらうためなのです。

 

好感を残したい

彼女が彼氏に手を合わせて、わがままを言う姿を考えてみましょう。欲しいバックを買ってもらいたいので、手を合わせて「お願い」と言われたらそんな姿が可愛らしく見えることも。

言葉だけで頼まれるよりも、仕草が一緒になると好感度がアップする場合もあります。とくに女性から手を合わせる仕草で迫られたら、男性はきっぱり断れなくなるはずです。

しかし、たとえば恋人同士の場合。最初はこんな関係も続くかもしれませんが、あまりにもわがままが増えてくるとすんなり通らなくなるでしょう。

 

自己満足度が高い

手を合わせる心理に隠されているものは、自己満足度。「自分はできる」という意識が高い人は、手を合わせることがよくあります。

たとえば職場の上司が部下に仕事を依頼する時に、手を合わせる場面がありませんか。このように「絶対に言うことを聞いてくれる」と自信をもっている人は、そんな自意識の表れとして手を合わせます。

一見相手を見下したようにも受け取られる仕草。ついやってしまう人は、状況を冷静に考えておかなければ相手に不快な思いをさせるかもしれません。

 

自信がない

ストレスを感じた時や自信がなくて不安な場合に、手を合わせて自分の気持ちを抑えようとします。

両手を組むと気分的に安心感が湧き、そんな効果を自然と求めてしまうのでしょう。誰かに近づく時に失敗しそうな不安があり「もっと自分を励まそう」「心を落ち着けよう」と、体が無意識に反応しているのでしょうね。

 

両手を組む意味について

両手を組んでお祈りするような仕草は、考えごとでもしているのかと思う印象があります。しかし両手に力が入るのは、不満を抑える意味があるもの。

ネガティブな気持ちの表れで、なんとか自分の感情をコントロールしている仕草なのです。同時に両手を組んでお祈りをし、悪い状況がよい方向に変わることを願う気持ちも。

 

両手をこすりあわせる人の意味

時代劇で、商人が手をこすりながら商売をしている場面。こんな仕草には、よいことが起こりそうな期待感が表れています。

たとえば楽しみにしている旅行が、目前に控えている時。嬉しくて両手をこすりながら、誰かに話すことがありませんか。

またお店のスタッフが、手をこすりあわせて近づいてくる場合もあります。その時は何か期待しているサインなので、上手く対処しなければ損することもあるでしょう。

 

まとめ

手を合わせる心理は色々な場面で見ることがあり、ちょっとした誤解が生まれる場合も。相手に自分の気持ちを正しく伝えるためには、コミュニケーションが何よりも大切です。

無意識にしてしまう仕草は、プラス要素として上手に使い分けたいですね。

 

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