他人事のように話す心理になる人と上手く接していく方法

他人事のように話す心理になる人と上手く接していく方法

他人事のように話す心理になる人とは、やりとりしていて引っかかる部分が多いこともありますよね。相手の気持ちや状況が知りたくて質問したのに、曖昧な回答しかしてくれないというケースも。

付き合いづらさを感じた時には、相手の心理を理解して適切な対策を講じていくことが大切です。そこで今回は、そんな他人事のように話す心理になる人の特徴や上手に接するコツについて詳しくお伝えしていきましょう。


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他人事のように話す心理が働く理由

他人事のように話す心理になる人と上手く接していく方法

自分のことなのにまるで他人事のように話す人は、どのような思いを抱えているのか気になることも。では、まずは他人事のように話す心理が働く理由について詳しく見ていきましょう。

 

自分の気持ちが明確ではない

他人事のように話す心理になるのは、自分の気持ちがわからなくなっているからです。自分はどうしたいのか、何を優先したいのかが明確ではない中で他者から詰め寄られると、動揺して答えられないケースも。

例えば仕事でミスをして「どうしてこんなことをしたの?」と責められた時、「どうしてでしょうね…」と曖昧な答え方をしてしまう人もいます。これはどう答えればいいかわからないからで、突然の事態に困惑してパニックに陥ってしまっているとも考えられるでしょう。

 

自己防衛本能が働いている

自分を守りたい思いが強い人は、断定した話し方をするのが苦手です。もし自分の出した答えが間違っていて、周囲に迷惑がかかった時に叱られるのが嫌なので、あえて曖昧な答え方をするケースも。

本人としては、他人事のように話しているつもりはなく、単に自信のない話し方になってしまっているだけということもよくあります。自己防衛本能が強い人は、回答を求められても「そのようですね」「○○なのかもしれません」などの答え方をする場合が多いでしょう。

 

他のことで頭がいっぱいになっている

悩んでいることや気になることがあると、会話に集中できないケースはよくあります。考えごとをしている時に他者から話しかけられても、気のない返事しかできない場合もあるでしょう。

質問を受けても「そうだっけ?」「そうだったかも…」とうやむやにしたり、的外れな回答をしてしまったりすることもあるかもしれません。

考えごとをして上の空になっている時や、心労が重なり集中力に欠けている時には、自分でも無意識のうちに他人事のように話す心理になるケースがあります。

 

過去に人間関係で傷ついた経験がある

思いきって自分の意見を言ったけれど、真っ向から否定されたり状況が悪化したりした経験がある人は、保守的になってしまうことが多いです。

「頑張っても上手くいかない」と思い込んでいるため、断固として自分の意見は言わず、他人事のように言う習慣がついた場合も。「○○らしいですね」「△△なんじゃないですか?私は知りませんが…」のようにボソボソと話し、相手を釈然としない気持ちにさせてしまうこともあるでしょう。

 

他人事のように話す心理になる人の特徴

他人事のように話す心理になる人と上手く接していく方法

他人事のように話す習慣がある人には、いくつかの共通する特徴があります。こちらについても詳しくお伝えしていきましょう。

 

プライドが高い

プライドが高い人は、責められたり否定されたりすることを避けるために、他人事のように話す心理になることがあります。例えばミスを指摘されるなど、自分にとって都合の悪い展開になりそうな時、つい逃げ腰になってしまう人は多いもの。

特にプライドが高い人は、そんな時に「ミスしてしまったみたいですね」とまるで他人事のように話すことがあるのです。淡々とした態度の奥に「絶対に非を認めない」という強い意志が感じられるケースもあるでしょう。

 

責任転嫁してしまう

責任を負いたくないため、自分の意見ではなく他人の意見のように話す人もいます。何気なく発言したことで叱られたり、トラブルが発生したりするのを恐れ、断言することを避けるケースもあるでしょう。

主語を濁せば責任の所在を曖昧にできると考え、他人事のように話す心理になる人も。自分のせいで問題が起こり総攻撃に遭うことを何よりも恐れていますので、はっきりと意見を主張することはほとんどないでしょう。

 

自己愛が強い

自己愛が強い人は、自分を何よりも大切にしたいと考え、そのための行動が目立つ場合もあります。例えば身近なところでトラブルが発生し、周囲から責められそうになった時、自分は悪くないとばかりに距離をとるケースも。

「○○さんたちは大変ですね」と急に他人事のような言い方をして、仲間からの信頼を失ってしまう場合もあるでしょう。自尊心や立場を守るために仲間を見放すのは、行き過ぎた自己愛が原因の可能性があります。

 

何でも他人がやってくれると思っている

他力本願の考え方があるのも、他人事のように話す心理になる人の特徴です。実際には自分のことであっても、他人のことだと思い込み物ごとを楽観視する人もいるでしょう。

例えば自分がミスをしてしまった時も「きっと周りの人がどうにかしてくれる」「代わりに誰かがやってくれるだろう」と他人任せにしてしまう場合も。

甘やかされて育ったタイプの人や、困った時はすぐに誰かが助けてくれる環境に長くいた人は、このような傾向があるでしょう。

 

他人事のように話す人と上手に接するコツ

他人事のように話す心理になる人と上手く接していく方法

自分のことを他人事のように話す人とは、コツを理解することで上手にやりとりできる可能性があります。では、理想的な対応の仕方について詳しく見ていきましょう。

 

よく話をして気持ちを探る

他人事のように話す人とは、よく話をして本心を見極めることが必要です。引っかかるところや聞き捨てならない部分があっても、とりあえず最後まで話を聞いてみるようにしましょう。

適度に相槌を打つと、相手は「きちんと話を聞いてくれている」と感じ、心を開きやすくなることがあります。上手に接するには、まず相手の警戒心を解くところから始めてみましょう。

 

矛盾点があれば穏やかに聞いてみる

相手の発言に矛盾点があれば、穏やかに質問してみるとよいですね。「○○についてもう少し詳しく教えてほしいな」「私は△△と思うんだけど、どうかな?」など、物腰柔らかな話し方を心がけましょう。

他人事のように話す心理になる人は、一時的に心に余裕がなくなっているとも考えられるため、思いやりを持って対応する必要があります。

 

意見や価値観を押しつけない

他人事のように話す心理になる人に対しては、頭ごなしにりつけたり価値観を押しつけたりすると関係性が上手くいかないことが多いです。

自己防衛のために曖昧な部分を残している人にとって、必要以上に厳しい物言いをしてくる人は関わりたくない存在に。上手に接するためには、相手の言い分を聞きつつ柔軟に対応することがとても大切です。

 

大切なことはきちんと確認をとる

他人事のように話したり曖昧さを残したりすることで責任逃れができる場面もありますが、それにより多くの人が迷惑を被るケースもありますよね。

トラブルを回避するには、大切なことはきちんと確認をとっておくことが必要不可欠です。「○○の件は問題なかったんだよね?」「もう少し具体的に教えてもらいたいんだけど…」など、念には念を入れて直接確認しておくようにしましょう。

 

他人事のように話す心理を理解して柔軟に対応を!

他人事のように話す心理について知ると、今までよりも接しやすくなるケースは多いでしょう。責任感が強い人や白黒をはっきりつけたい人としては、自分と正反対のタイプだと思う場合も。

しかしじっくりと話をして内面を理解すると、意外な共通点が見つかることもあるため、前向きにコミュニケーションをとっていくようにしたいですね。

 

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