八つ当たりする人の心理については、対応するのが難しい…と思う場合もありますよね。なぜ人に対して当たり散らすようなことをするのか、理解できないと思うケースもあるでしょう。
でも相手の本音を知ることにより、やりとりがしやすくなる可能性もあるのです。では今回は、八つ当たりする人の心理について詳しくお伝えしていきますので、今後接するうえで参考にしてみてください。
八つ当たりされているように感じる時
八つ当たりされているのでは…と思うのは、どのような時が多いのでしょうか。まずはこちらの内容を詳しく見ていきましょう。
不満ばかり言われる
会話している時に、不満ばかり言われる場面が続くケースも。この場合には、自分にとって望んだ生き方ができていない…という思いを相手が持っている可能性があります。
そして「こんなに頑張っているのに評価されない」と考えて、その苛立ちを人にぶつけている可能性があるでしょう。
イライラしている状態の相手に対しては、落ち着くまでは意見を否定せず、高圧的な態度をとらないようにした方がよいかもしれません。
自分のペースを優先してくる
自分のやりたいように振る舞い、自分の考えを最優先して行動する人もいます。このような姿を見て「こちらのことを全然考えてくれていない…」と思い、残念な気持ちになる時もありますよね。
実際に自己中心的な性格の人は、自分勝手な行動をとることで相手の反応を見てストレス解消をしている可能性もあるのです。
このため自分のペースをどこまで優先してくるのかを冷静に見極めたうえで、これ以上は厳しいと思った時には、穏やかに伝えるようにしてみましょう。
ミスを人のせいにしてくる
自分で決めて行動した内容なのに、ミスをした時に人のせいにしてくるようなこともあるでしょう。
こちらとしては覚えがないという気持ちになり、不快になったり辛いと感じたりするかもしれません。
でも八つ当たりをする人の心理としては、自分が傷つきたくない思いが強いのです。そのため責任転嫁をするのでしょう。
現状でも追い詰められている可能性があるので、これ以上トラブルを大きくしないようにしたいですね。
そのためにも「それなら今度は違う方向で動きましょう」と提案する心の広さを持つようすることも大切です。
行動に一貫性がない
その時の感情に支配されて行動するので、例えば前日とは違うことを言うような人もいるでしょう。
八つ当たりをする人の中には、気分屋の性格の人もいるのです。自分に合わせてほしい気持ちがあるので、感情の起伏が激しくてもそれを隠さずに考えを押しつけてくることも。この場合は、ある程度柔軟性を持って対応するように意識してみましょう。
八つ当たりする人の特徴
八つ当たりする人には、いくつかの共通する特徴があります。こちらの内容についても詳しくご説明していきましょう。
責任転嫁したい
自分のミスによりトラブルが起きてしまった場合でも、他の人の名前を挙げて「○○さんが言わなかったせいだ」と主張するような人もいます。
自分の責任なのに他の人になすりつけるような態度をとる人は、八つ当たりしやすい傾向にあるでしょう。
プライドが高くて完璧主義の人が多いので、ミスをして責められた時にショックを受けることを避けたいと考えているのです。このため防衛本能が働き、他の人を責めることにより自分を守ろうとしているのでしょう。
イライラしやすい
イライラしやすいタイプの人は、元々気が短く穏やかに人とやりとりするのが苦手な場合があります。
イライラしてしまうことは誰でもありますよね。でも許容範囲が狭いと、イライラした時に溜め込んでおけずに他の人にぶつけてしまうことがあるのです。
些細なことですぐに感情的になったり文句を言ってきたりするので、周囲の人は「できるだけ近寄らないようにしよう」と思う可能性が高いでしょう。
気持ちに余裕が持てない
気持ちに余裕がなくて周りが見えなくなってしまう人も、八つ当たりすることが多い傾向にあります。
人間は余裕がなくなると、普段は怒らないようなことでもイライラしてしまうことがあるのです。
そして精神的に余裕がないと、周りの状況を冷静に判断できなくなってしまうケースもあるでしょう。
結果的にミスをすることも増えてしまうのです。でもミスを指摘されたりアドバイスをされたりすると、それを聞き入れる余裕がないので、周囲に当たり散らしてしまう人もいるでしょう。
自分勝手な性格
自分のことしか考えていないタイプの人は、相手の立場になって物事を考えることができません。
他者の視点や心、そして何を求めているのかを想像する能力に欠けている人もいるでしょう。自己中心的な性格の人は、自分の利益を優先して意見を押しつけてくることもあるのです。
そして納得がいかないと思うことがあっても、相手にどう思われるのか、どのような気持ちにさせてしまうのかを想像できないため、自分の気持ちをぶつけて八つ当たりしてしまうのでしょう。
八つ当たりする人への対応の仕方
八つ当たりする人に対しては、どう対応したらよいのでしょうか。いくつかの方法について詳しくお伝えしていきましょう。
様子を見て距離を保つ
機嫌が悪そうに見える時や明らかに怒っている時などは、できるだけ距離を保つようにしてみましょう。
八つ当たりする人はプライドが高いので、尊厳を傷つけられたと思うと過剰な拒否反応を示してしまうのです。
このような時に「どうしたの?」と声をかけたり、正論を伝えて状況を改善しようとしたりしても、なかなかうまくいかないことが多いでしょう。
このため相手の状態が悪いような時には、できるだけ距離を置いて様子を見るようにすることが賢明です。
聞き役になるよう意識する
相手が八つ当たりをしてくるような時には、否定や反論をしないようにすることも大切です。よかれと思って伝えた言葉により、相手がヒートアップしてしまうケースもあるでしょう。
このためひとまず聞き役になるようにして、ある程度怒りが落ち着くまで待つことが必要になります。
そうすると、自分の気持ちを伝えられたと感じて八つ当たりをするのをやめる人もいるでしょう。
共感しているふりをする
八つ当たりをしている人に対しては、言っていることが明らかに間違っていると思っても、すぐに否定しないようにしましょう。
気持ちに余裕がなくて落ち着いていないことが原因で、八つ当たりをしてくる人もいるかもしれません。
このため共感できない内容だと感じても、共感しているふりをしてみる方法もあるでしょう。
落ち着いてからアドバイスする
相手が素直な感情をある程度露わにした後で、少し落ち着いている状態だと感じる場面もあります。
このような時には、「こういう方法もあるかもしれない」のように穏やかにアドバイスをしてみましょう。
聞く余裕ができている可能性があるので、やりとりがうまくいくケースもあるのです。この時には、自分が正しいと思ってもあまりそれをアピールしない配慮が必要でしょう。
八つ当たりする人の心理を知ってうまく接していこう
八つ当たりする人の心理には、表面的には分からない思いが関係している可能性があります。こちらとしても身に覚えのないことで責められたくないので、困る場面もあるかもしれません。
でもできれば穏やかに対応して、よく話し合う時間を作るようにしてみましょう。そうすると相手が心を開いてきて、素直に自分の気持ちを伝えてくる場合もあるのです。
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