疑心暗鬼になる心理について知りたいと思うこともあるでしょう。他者を信用したくても、なかなかできないもどかしさを感じている人もいますよね。
また、疑心暗鬼になりやすい人が周囲にいて、なぜそのような気持ちになるのか不思議に思うことも。
そこで今回は、疑心暗鬼になりやすい人の心理について詳しくお伝えしていきますので、他人と穏やかに接していくために役立ててみてください。
疑心暗鬼になりやすい人の心理について
疑心暗鬼になる人の心理には、どのような思いが隠されているのでしょうか。まずは肝心な深層心理について詳しく見ていきましょう。
失敗を恐れている
疑心暗鬼になる心理は、失敗を恐れるために働くこともあります。上手くいくかどうか不安になることは誰しもあるもの。特に初めてチャレンジする物ごとは不安や迷いがつきもので、つい躊躇してしまう場面もありますよね。
しかし疑心暗鬼になる人は、「失敗を未然に防ぎたい」という気持ちが強すぎて、過剰に疑ってしまいます。どうしてもやらなければいけないことは、失敗しないよう足場を固めたうえでトライしますが、なかなか最初の一歩を踏み出せない場合もあるでしょう。
過去の経験が影響している
過去に大きな失敗をして取り返しのつかない事態になった、信頼していた仲間に裏切られたなどの経験があると、疑心暗鬼になりやすい人は多いでしょう。
相手を信じたい気持ちがあってもできないのは、もう二度と同じ思いをしたくないから。何ごとも懐疑的な見方をしなければ、再び深い傷を負うことになりそうで不安なのです。
他者とやりとりする時も、嘘をつかれていないか、自分を陥れようと企んでいないか、じっくり見極めています。
慎重になりすぎてしまう
とても慎重な性格の人は、周囲から「疑い深い」と言われてしまうことがあります。他者のやることにも口を挟み、問題点や見落としているところがないかしっかりチェックしますので、厳しい人だと思われているケースも多いでしょう。
実際には他人だけではなく自分にも厳しいタイプで、失敗しないようきちんと計画を立てて念入りに事を全うします。根っからの慎重派であり、決して悪意はないものの、周囲からは「なぜそこまで疑うのだろう…」と不思議に思われている場合があります。
完璧を求めている
とにかく完璧を求める性格の人は、疑心暗鬼になる心理が働くことが多いでしょう。とてもストイックな性格で、何ごとも完璧にこなさなければ自分を許せないのかもしれません。
自分自身を追い込みすぎるところがあり、他者に任せるより自分の力で達成したいと思うタイプです。
仲間が心配して声をかけてくれたり、手伝おうとしてくれたりしても「自分でやるから」と突っぱねてしまうことも。
これは真面目で完璧主義な性格だからで、しっかり者に見えて繊細なところもあるでしょう。
疑心暗鬼になりやすい人の特徴
なぜ疑心暗鬼になってしまうのか、相手の性格や考え方が知りたいと思うことも。では、疑心暗鬼になりやすい人の特徴についても詳しくお伝えしていきましょう。
単独行動を好む
他者を信用できない人は、単独行動を好む傾向があります。誰かと一緒にいるよりも一人きりのほうが安心できるので、職場でもプライベートでも一人で過ごすことが多いでしょう。
他人と一緒にいても傷ついたり、会話が噛み合わなくてイライラしたりする場面が多く、メリットがほとんどないと思うことも。
一人で過ごす時間が長くなるごとに社会生活では孤立してしまいますが、それでも本人は満足している場合もあるでしょう。
傷つきたくない
傷つくことを恐れて他者を疑う習慣がついてしまったというケースもあります。大切な人に裏切られた、信頼していた人に嘘をつかれたなどの経験があると、同じような思いは二度としたくないと感じるもの。
こうして周りと距離をとるようになり、「疑い深い人」と言われるようになってしまう場合もあるでしょう。傷つきたくないという思いは、誰しもが多少なりとも抱えているもの。少しずつガードを緩めて、信頼できる仲間を見つけることが大切です。
心を開くまでに時間がかかる
友人が少なく、狭く深い交友関係を築くタイプの人は、心を開くまでに時間がかかっていると考えられます。
じっくりと会話を交わして内面を知ることにより、自然と心を許せるようになりますが、それにはかなり時間がかかるという人も。
慎重に人付き合いをしていくことは、他者の悪意から身を守れるというメリットがあります。しかし周囲にいるのは悪い人ばかりではないため、理論のみならず直感も大切にしながら信頼関係を築いていきましょう。
自己肯定感が低い
疑い深い人は時に攻撃的な態度をとるため、一見気が強いようですが、実は自信がなく繊細な性格ということも多いのです。
自己肯定感が低いため、例えば周りの人から褒められても「そんなわけがない」「いい気分にさせて利用しようとしているのでは…」と猜疑心を抱いてしまうケースも。
本来なら素直に受け止められるはずの言葉をネガティブに捉えてしまうのは、自己肯定感の低さが関係しています。自分にとって気が進む方法で、少しずつ自信を身につけていくことが大切です。
ゆとりを持って穏やかな日々を過ごすコツ
他人を疑ってばかりいると孤立してしまうだけではなく、安らげる時間が短く疲れてしまう可能性があります。ゆとりを持って穏やかに過ごすためにも、他者を信じるコツについて詳しく見ていきましょう。
自分自身が疑心暗鬼になりやすいケースでも、疑い深い人とやりとりする際にも参考にしてみてください。
自信をつける
疑心暗鬼になりやすい人は、自信が不足している場合があります。些細なことから少しずつ自信を積み上げていくことで、周りの人を信じる気持ちが芽生える場合もあるのです。
誰かを信じるには、まず自分を信じることが必要不可欠。仕事でも趣味でもよいので、小さな成功体験を積み重ねていき「今日も達成できた」と自分を認めてあげるようにしましょう。
コミュニケーションを充実させる
他者とのコミュニケーションを放棄せず、よく話し合うことも大切です。他人の内面がわからないからこそ不安が強くなり、疑心暗鬼になってしまうのはよくあることといえるでしょう。
知らないことは誰でも怖いため、まずは挨拶から始めて相手と接点を持つようにしましょう。笑顔で言葉を交わしていくうちに「悪い人ではないかもしれない」「仲良くなってみようかな」とポジティブな感情が湧いてくると期待できるのです。
思考パターンを変えていく
疑い深いというのは、「慎重」「用心深い」と言葉を変えると長所にもなります。しかし何ごとも疑ってかかることは、大きなストレスやプレッシャーにつながってしまうため、徐々に思考パターンを変えていく必要があるでしょう。
例えば他人の短所や欠点ばかり気にするのではなく、長所や魅力に目を向けてみるという方法があります。出会う人それぞれのよいところが見えてくると、人間関係そのものがポジティブなものに変わっていくのです。
信頼できる人を見つける
疑心暗鬼になりやすい人は孤立するケースが多く、友人を作りにくい場合があります。しかし心にゆとりを持って暮らすためにも、信頼できる友人を作ることがとても大切です。
好きなものや興味があることについて語り合い、打ち解けていくうちに「この人をもっと知りたい」と思うようになるでしょう。この気持ちこそが良好な関係の土台になりますので、焦らず一歩ずつ信頼関係を深めていきたいですね。
疑心暗鬼になりやすい人の心理を理解して改善点を見出そう!
疑心暗鬼になりやすい人の心理には、様々な思いが込められています。疑い深くなるのはあらゆる理由や経緯があり、上手く付き合うには相手の気持ちまでしっかりと汲み取ることが大切です。
他者が人知れず抱えている辛い思いを理解して寄り添うことで、心が通じ合う喜びを感じられるでしょう。
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