早口の人の心理は、なぜなのかわかりますか。早口の人は自分では意識していないけれど、会話のペースが速くなってしまう場合や、人の話し方が遅く感じてしまう時があります。
早口は単なるクセでなく、心理的に衝動的にやってしまう傾向にあるでしょう。相手にとっては会話がしにくい人だと誤解される場面もあるはず。
そこで共通していえるのは、早口な人は落ち着きがない印象を与える点です。せっかちで自分のペースになってしまうのは、時には人間関係にデメリットを与える時もあるかもしれません。
それでは早速ですが、早口の心理について詳しくお伝えします。また性格を改善していく方法について見ていきましょう。
早口になるのはどんな時?
早口になるのは、どのような時が多いのでしょうか。いくつかのものがありますが、よくあるものについてお伝えしていきますね。
興奮している時
早口の人でなくても、興奮している時はつい早口になりますよね。緊急ニュースを見た時などは、誰かに伝えたくて畳みかけるように話してしまう経験は誰でもあるはず。
興奮すると自分をうまくコントロールできず、頭の中を整理せずに思いついた言葉を次々と発してしまいます。そのため聞いているほうとしては、まったく意味がわからないということもあるでしょう。
時間がない時
時間がない時や、仕事の締め切りが近づいている時。早口になり、簡単に説明して終わらせたいという状況がありますよね。
たとえば駅のホームで友達と会話している時に、自分の乗る電車が入ってくる場面。乗り遅れないように、次の行動を考えながら早口の心理になってしまいます。
時間や環境によってプレッシャーを感じると、大切なことはとにかく早く伝えなければと思うのでしょう。
怒っている時
誰かと口論になった場面を思い出してみてください。のんびりと言葉を選びながら話をすることは、きっとないでしょう。
怒っている時は感情的になり、思いついた言葉をそのまま早口でまくしたてています。話すスピードを速めることで、相手に威圧感を与えたいのかもしれません。
緊張や怒りを感じている時は、つい早口の心理が働きやすく、後で後悔するような言葉も言ってしまう場面です。
早口になる心理的な要因とは
早口になる心理的な以下の要因について見ていきましょう。性格的なことが反映され、普段から早口にしゃべる人は意外と多いですよね。
負けず嫌い
早口の心理は相手に負けたくないためで、反撃する意味で早く話す人がいます。たとえば仕事のミーティング中、議論する場面でやたらと早口で話す人がいませんか。
自分の意見を吟味されたくないために、スピードでごまかしているところもあるでしょう。議論の場所で早口になる人は、相当な負けず嫌いだと思われます。話し方でなく、論理的に議論することも時には大切でしょう。
やましいことがある
言い訳をする時や、自分のミスが発覚した時はつい早口になる心理が働きます。それはやましいことが心の中にあるので、相手に攻撃されそうな不安があるためでしょう。
そこで一気に会話を終わらせ、なんとか危険な場面を回避したいと思うためなのです。やましいことがある時は弱気になり、弱みを見せないために早口でまくしたてています。
相手にプレッシャーをかけたい
のんびり話す人と早口の人では、相手の受ける印象がかなり違いますよね。のんびり話すタイプの人と会話すると、こちらまでリラックスできるメリットがあります。
しかし早口の人だとプレッシャーをかけられた気分になり、相手に振り回されて終わってしまいます。
早口の人は、相手に脅威を与える場合も。その場の空気や内容も考えて、話し方には注意が必要ですね。
自己中心的
早口になる人は相手を考慮しないため、自己中心的な面があるといえます。周囲との協調性がない人や周囲との距離感がある人は、会話の中でも相手に合わせることができません。
そのため早口の人はコミュニケーション能力が高いわけでなく、性格を示しているだけの場合もあるでしょう。
頭の回転が速い
次の展開を先読みできる頭の回転が速い人は、早口になって状況を進めることができるでしょう。
この場合は感情的でなく、話を簡潔にまとめてわかりやすく相手に伝えています。仕事の指示が上手な人や自分の意見をわかりやすく説明できる人は、仕事も早く評価される人も多いでしょう。
早口を治す対処策について
早口になる心理を改善するためには、まず次のポイントを意識することをオススメします。
深呼吸をして落ち着こう
早口になる心理は、緊張感が影響していることがよくあります。ドキドキする場面はついコントロールできずに、それが話し方にも表れているのです。
そのため早口になりそうな場面では、ゆっくりと深呼吸してから発言してください。何を言うか頭の中で整理する余裕が生まれると、自然と会話のスピードもゆっくりになるでしょう。
また早口の人は、神経質に思われることも多いもの。それによって損しないように、なるべく注意してくださいね。
相手の反応を待ってから話すこと
早口の特徴は自分の意見を一気に話すことで、相手の気持ちを考えずに一方的な会話になってしまいます。
これを回避するためにはすべて言い終える前に相手の反応を待ち、次の行動を考えてください。
会話はお互いのやりとりが基本。早口になるとどこでストップするかわからず、制御不能になります。
自分が発言した後は、相手と順序よく意見交換や情報交換をしましょう。そうすれば、コミュニケーションの質も高くなっていきます。
はっきり発音するように心がける
早口になる心理は話し方にも特徴があり、口を開かずに口先だけで言葉を羅列しています。これでは相手が聞き取りづらいだけでなく、自分もさらに早口になるだけ。
こんな時は口をはっきり開いて、一文字ずつゆっくりと発音するように心がけてください。また発言する内容を頭に描き、文章をこまかく分けて相手に伝えることも重要。
早口になる心理が働く人は、自分でわかっていることをうまく相手に伝えられない特徴もあります。落ち着いて言葉を選びながら、うまく発言する習慣が大切です。
まとめ
早口の心理は性格的なものやその時の心理状態が影響して、話している間にさらに気持ちが高まってしまうこともあります。
相手にきちんと自分の気持ちを伝えるには、快く相手が受け入れられる話し方を練習してみましょう。
コミュニケーションをとるには自分らしさをプラスしながら、相手の立場を考えていく点が大切なのです。
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