手を首に当てる人の心理状態はどうなっているのでしょうか。疲れているのかと一見思ってしまうこの行為ですが、心の中を映し出している場合もあります。
そこで今回は、手を首に当てる人の心理背景や、些細な態度で示される相手との距離感についてご説明しましょう。
手に首を当てる時の心理とは
手で首を触ることはよくあるはずですが、心理的に思わず体が反応してしまう場面があります。その時には次のような理由が考えられます。
不安を感じている
不安になると、自分を安心させるために体の一部を触ることがあります。首は頭を支える大切な部分。とても重要なところなので、不安な時にはまず触りたくなる人間心理が考えられますね。
急所にもなりかねない首。不安な自分を敵に悟られ、攻撃されては大変です。そんな気持ちになると、不安からさらに緊張へとつながり、手を首に当てる心理が働きます。
相手を意識している
手に首を当てる心理は、目の前にいる相手を意識しているためで、ドキドキしている自分の気持ちを隠すために手が首にいってしまいます。
恥ずかしい時に人間は赤面しますが、首まで赤くなりうろたえる人もいますよね。動揺している気持ちを抑えるために首を触り、自分を落ち着かせたいのかもしれません。
相手を意識する場合はそれだけでなく、目を伏せて話したり、話が続かなくなったりする状況もあるでしょう。
目立ちたい
手の動きはとても目立ち、手を首に当てる時は心理的に注目されたい願望が背景にあります。どうしたのだろうと周囲が思わず見てしまう動作。
会話の途中でいきなり相手が手を首に当てたら、具合が悪いのかと心配しますよね。そんな影響力を無意識に狙っている時に、首に手がいくのです。
顔に近い首。周囲の視線は自然と顔に集まりやすいため、目立ちたい人は見られる場所をさらに演出しているのです。
ストレスが溜まっている
仕事でミスをした時や、他人と意見が食い違いイライラしている場面など。不満をアピールしたい時に、手を首に当てる心理が働きます。
それはストレスの原因から意識をそらす作戦で、自分自身に刺激を与えるため。気を散らせて、ストレスを発散したい気持ちがあります。
どうにもならない場面で、両手で首を触ることがありませんか。表情がこわばり首を触っている人がいたら、ストレスを感じているサインかもしれません。
隠しごとをしている
手を首に当てるのは隠しごとをしているためで、心理的に自分を冷静にさせていることが考えられます。嘘が下手な人は、普段と違う言動ですぐに他人にバレてしまうので、できる限り平静を装い自分を演出しているのです。
自分自身に違和感がある時、のどや首を触ることがありますよね。いつも通りの自分でいるように励ましながら、その瞬間を乗り越えようとしているのでしょう。
疲れている
手を首に当てるのは、心理的にも疲れている状態で、ぐったりしそうな自分を力づける意味があります。首を触ったりさすったりして気分をリフレッシュ。
無意識にやっているので、疲れていること自体に気づいていない人もいるでしょう。疲労が溜まると首や肩の疲れがマックスになり、首をストレッチしたり肩の力を抜いたりします。
そのような一連の動作は、自分を少しでも楽にしたいためで、手を首に当てることは心理的にも自分自身を大切に考えている意味にもなるでしょう。
体を触る癖がある人の特徴について
手を首に当てるのは心理的な意味がありますので、会話でぎくしゃくした時は相手の些細な仕草をチェックしてみましょう。とくに体を触る癖がある人は次のような特徴があるので、困った時に参考にしてみてくださいね。
セルフヒーリングができる
手を首に当てるのは、疲れているために自分を癒すことも理由です。腕組みをしたり足をさすったりする行為は、リラックス効果が期待できるため、癖になっている人はセルフヒーリングができるタイプなのです。
自分の状態を常に観察して把握しているため、ストレスが溜まりすぎることは少ないかもしれません。自分の手は何よりも安心感を与えてくれますので、お願いごとをする時に自然と手を組みますよね。
精神的な安堵感を得たい場面で、最適な手段を知っている人ともいえます。何か不快なことがあるのかと心配しすぎないほうがよいでしょう。
心の葛藤を解消している
体を触る癖がある人は、不安感や緊張感を抱いているためで、とくに頭の部分に手がいく傾向があります。頭や顔はとても大切な部分で、他人にも自分の状態が伝わりやすいところ。そのため心の葛藤を隠すためにも、体を触る習慣があるのです。
その場面に合わせて察知できるポイントを知っているため、嬉しい時は顔を触ったり、困った時に頭を抱えたり、触る部位が違うことも特徴です。
女性が好きな男性にやる態度とは?
手を首に当てるのは、心理的に相手に何か伝えたいことがあるのかもしれません。とくに気になる存在の人には、自分の評価を高くしたいため、言葉でなく体でサインを送ることもあります。
では女性が好きな男性についやってしまう些細な態度について見ていきましょう。
髪をいじる
好きな人の男性の前にくると、緊張してもじもじしてしまう女性はとても多いはず。すると手の行き場に困り、前髪を触ったり髪を整えたり、手の動きが落ち着きなくなってしまいます。
好きな人の前では最高に素敵な自分を見てもらいたいため、髪型の崩れが気になることも関係しているでしょう。照れ隠しする時にも頭を触ることがよくありますので、髪をいつも触っている印象がある人は脈ありの可能性があります。
目が合ってもすぐそらす
好きな人のことがとても気になるけれど、あまり夢中に追いかけている自分を知られたくないというのは女性の本音。そのため本命なのか友人なのか判断できない態度で接してくる人もいるでしょう。
そんな時にチェックしたいのは、目の合わせ方。好きな人とは目が合っても恥ずかしくてすぐにそらしてしまいます。積極的な女性なら、相手と目が合うまでじっと見つめていることもあるでしょう。なんとなくよく目が合うという人は、常に目で追われているからです。
真面目な顔になる
好きな人に好かれようと考えて接すると、自然と緊張した態度になってしまいますよね。いつもなら冗談が絶えない女性も、好きな男性の前になると突然無口になってしまい、表情も普段は見せないほど真面目になることも。
これは過度の緊張と、とっさの判断ができず困惑している気持ちの表れです。とても他人行儀になり、普通の会話すらできないほど緊張する人もいるはず。そんな女性はとてもピュアで、真面目に恋をしている証拠なのです。
それとなくボディタッチしてくる
気になる人と心理的に距離を縮めたい時、女性はそれとなくボディタッチして近づいてくることがあります。嫌いな人には絶対にやらないこと。
好きな人だから思わず触れたくなるのは、男女共に同じですね。寂しがり屋の女性はとくに人肌の温もりが恋しく、腕を掴んだり洋服の裾を引っ張ったりすることもあるでしょう。他の人にはやらないことをする時は、きっと特別な感情を持っているからだと考えられます。
まとめ
手を首に当てる人の心理は、誰でも心当たりがあるかもしれません。言葉のないコミュニケーション力がある些細な仕草。好きな人の場合は、とくに意識して観察してみましょう。不安な表情で首をさすっている時は、一言伝えて励ましてあげるとよいかもしれません。
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