いちいち反応する人は周りにいるととても気になり、ストレスを感じませんか。仕事のことなど、どうしても避けることができない状況だと尚更そんな人の存在を意識してしまいますよね。
現在そんな悩みを抱えている人のために、いちいち反応する人の心理を理解する方法や、効果的な接し方などを詳しくご紹介していきましょう。
いちいち反応する人の心理について
そこまで反応する必要はないのでは?と周囲が思ってしまうほどいちいち反応する人。そのようなタイプは次の心理状況が関係していますので、無理やり対処しても本人には通じないことがあります。
被害妄想が強い
いちいち反応する人は心理的に被害妄想が強く、他人が自分のことを悪く言っているのではないかと不安なので過剰な態度になってしまいます。
些細なコメントでもやり過ごすことができず、自分の思いを伝えないと相手の思い通りになると心配に。ネガティブ思考があるので、ひそひそ話している人がいるとすぐに割り込んで「何があったの?」と自分の存在をアピールしたがります。
被害妄想は一種の自意識過剰な状態。皆が自分のことを気にしていると勘違いしているのです。
好奇心旺盛すぎる
いちいち反応する人は、心理的にさまざまなことに興味がありすぎて、好奇心を前面にアピールしているためです。相手がどう思うか一切考えず、気になったことはストレートに発言したり質問したりするタイプ。
悪気があってやっているわけではありませんが、周りが少し厄介に感じてしまうこともあるかもしれません。興味を持ったことはどんな環境でも積極的に知りたがるため、周囲との温度差がいつもあるでしょう。
失恋して元気をなくしている人をそっとしておいてあげるよりも、「元気ないけどどうしたの?」とずけずけ知りたがるタイプです。
周囲に敏感
いちいち反応する人は、心理的に自分が置かれた環境をしっかり把握しておきたいためです。そのため周囲の目や意見が気になりすぎて、いちいち反応してしまうのでしょう。
決して反応することが目的ではなく、気づいてしまう自分がコントロールできない状態。いちいち反応する人は物ごとをきちんと理解しておきたいため、気になることがあると必ず逆質問するでしょう。
「それはどういう意味なの?」と納得しないことは徹底的に相手に聞いてくるので、コミュニケーションが少し難しく感じる人もいます。他人がなぜそんなことを言うのか、と常に考えている性格です。
過去の経験が影響している
過去に辛い経験をしたことがある人は、人付き合いがとても苦手。上手く付き合いたいと思っても、相手の気持ちを全て理解しないと対処できません。
自分が他人からどう見られているかとても心配。昔相手に誤解されて深く傷ついたことがある人は、同じ間違いをしないようしつこく相手に反応してしまうこともあるでしょう。
寂しいから
いちいち反応する人は心理的に寂しいためで、存在感がない自分を不安に感じています。たとえば数名で会話している間、誰も自分と目を合わせないで話を進める場面。
話しかけられてもいないのに、自分からコメントしてしまいます。それは孤独になることが怖いからで、他人と心の距離を感じやすいことも特徴でしょう。
恋人が隣にいて会話がないと、なんとなく愛されていないと急に不安になるタイプかもしれません。また仲間外れにされることを過剰に嫌がるので、自分が知らないことがあるとどんどん中に割って入ってきます。
コンプレックスがある
聞き流せる言葉でもいちいち反応する人は、心理的に自分の考えや行動を不安に思っているため。コンプレックスがあり、他人が自分の弱さを発見しないようにいちいち反応して先手を打っています。
周りと自分の考え方が違うことはとても不安。そのため相手に同調するためにも、いちいち反応して確認作業をしているようなものです。
結果的に他人に流されてしまうこともありますので、自分らしさが欠けてしまいさらに自己否定する場合もあるでしょう。
情報通でいたい
いちいち反応する人は、心理的に情報通でいたい願望がありますので、誰よりも先にニュースを確保して皆に自慢したいので、些細なことでも過剰に反応します。
「その後どうなったの?」と誰も気にしないようなことを知りたがったり、他人が話したがらないプライベートをしつこく質問したりすること。
周囲の人は自分を通じて情報を確保している、という存在位置がとても快適に感じるのでしょう。その根底にあることは、集団生活の中の出来事で自分が知らないことがあると不安になるため。
常に他人の行動や会話が気になるのは、自分の存在を無視されたようで嫌なのでしょう。
好意を寄せているから
特定の間だけに過剰反応する人は、場合によっては好意を寄せている可能性があります。「昨日どこで食事したの?誰と一緒?」など、プライベートに関することを知りたがるはず。
好きな人にさりげなく話しかけられると嬉しくて、関係のない話まで持ち出してしまいます。それは自分の気持ちを知ってほしいこと、さらにこれから仲良くしたい気持ちがあるため。
他の人とは違うという意味でいちいち反応しているのです。「それほどあなたに興味を持っています」というメッセージなのでしょう。
タイプごとの対処方法について
いちいち反応する人は、シチュエーションによりタイプが違ってきます。付き合いが面倒になった時はできるだけ距離を置くことがベストですが、さらにタイプごとの付き合い方を理解しておくと不安が減るかもしれません。
自慢話が多いタイプ
「それ私も知っているよ!」「あの人とは昔よく出かけたよ」など、話題に食いついてくるタイプは自慢したいことが関係しています。このタイプは自己中心的なところがありますので、逆に対抗して自慢合戦になるのは時間がもったいないかもしれません。
さらっと聞き流して、相手が満足するのを待ったほうが簡単です。自慢話をする人は他人よりも上の立場にいたい願望が強いので、対等に付き合うのはとてもストレスになります。
相手の価値観に合わせて適当な相槌で対処することが、自分にとってのストレス軽減になるでしょう。
上から目線の人
いちいち反応する人の中には、否定的な態度を崩さないタイプがいますよね。「それっておかしいよ」「そんな考えは間違いだよ」など、いきなり会話の一部をキャッチして否定してくることがあります。
上から目線でコミュニケーションをとってくるのは、自分に弱さがあるためで、それを相手に悟られないよう隠すため。強い態度で攻撃してくることもあるので、上から目線の人とはあまり関わらず、普段からコミュニケーションは最低限にしておきましょう。
噂話のネタ探しをする人
いちいち反応したり、過剰な反応で周囲からもっと情報を集めようとしたりする人は、結果的に自分が有益になることしか考えていませんので、付き合う際は注意が必要です。
相談ごとに乗ってくれたふりをして、他の人に言いふらしてしまうことも。そのようなタイプは一見とても丁寧に接してくるのですが、あまり信頼関係がない人でも急に仲間のように接してきます。
噂話が好きで、皆が自分を情報源として頼ってくるのが嬉しいのです。そんなタイプとは、当たり障りのない話だけにすること。相手からしつこく質問されても、肝心なことは伏せておきましょう。
まとめ
いちいち反応する人は、心理的に自分の考え方のアプローチ方法がわからないのかもしれません。ストレートに対処してしまうと傷つきやすい人も多いため、徐々に距離を置くなど、丁寧な付き合い方を意識してください。
☆こちらの記事もチェックしてみてください!