足を動かす心理で、その時の状況や考えていることがわかります。無意識にやってしまう些細な動作に、人間の深層心理が隠されているといわれていますが、足にも大切な意味があります。
混雑する病院の待合室などで人の足の動きを見ると、中には小刻みに動かしている人がいますよね。
それとは正反対に、少しも足を動かすことをしない人など。人は表情だけでなく、体のあちこちにその人の心の中がわかるヒントがあるのです。
では早速ですが足を動かす心理について、またパターンごとの深層心理についても詳しくご紹介しましょう。
足を動かす心理について
足を動かす心理でまず気になるのが、「貧乏ゆすり」。習慣的にいつもやっている人がいるように、体が何かに反応してしまうのでしょう。
貧乏ゆすりをする深層心理についても、詳しい部分をお伝えしていきますね。
緊張している
緊張すると自分でもわからない間に、色々な仕草や動きをしてしまいますよね。貧乏ゆすりも代表的な動きの一つで、テスト前や初めてのデートなど、緊張が思わず体に表れてしまいます。
緊張すると髪の毛を触ったり、目がオドオドしたり、人はあらゆる動きになりますよね。貧乏ゆすりは周囲にも振動が伝わるほど、激しい人もたまにいませんか。
ストレスを抱えている
ストレスを抱えていると、マイナスイメージを与える行為をついやってしまう場合がありますよね。
仕事でストレスが溜まっていると、イライラして怒りを認識しやすくなります。また会話でも、怒りっぽい話し方をする人もいるでしょう。
貧乏ゆすりもそんな反応の一つで、落ち着きがない態度は周囲に不快感を与えイライラしている様子に見られます。
たとえば向き合って座っている人が終始貧乏ゆすりをしていたら、話しかけるのは抵抗がありませんか。
足の動きのパターンごとの心理について
足は目と似ていて、口ほどにものをいう部分なのかもしれません。人に見えやすい動きなので、周囲に誤解を与えるケースもあるでしょう。
では足を動かす心理で、パターンごとに考えられる意味をお伝えしていきますね。
足が急にピタッと止まる時
ずっと足が動いていたのに、突然ピタッと動きが止まるケースがあります。この場合は動物と同じで、急に動きを止めるのは何かの危険を察知していることが考えられるでしょう。
これは人の体に向かって指令が出て、危険をキャッチしているのです。足が落ち着きなく動いていた人が突然止まった時は、感じ取る何かがあるかもしれません。
足を交差して立つ仕草
足を動かす心理の中には、無意識でよくやる動作として「足を交差させる」というケースがあります。
レジに並んで待っている時、バス停で待っている時など。中にはモジモジと、足を何度も交差させる人もいますよね。
この場合に考えられる深層心理は、その人が置かれた状況が心地よく感じるためだといえるでしょう。
仲がよい人と話をしている時に、自然と足を交差させる時がありませんか。目の前の人と距離感がなく付き合える場合など、周りの環境を快適に感じているためなのです。
話す相手と違う方向に足が向いている
嫌いな人と、面と向かって話をする瞬間を思い出してみましょう。相手の顔を見るのが嫌、コミュニケーションをとるのが嫌だと感じれば、自然と体は違う方向を向きたくなりますよね。
足を動かす心理にもこのような気持ちが表れて、話す相手とは自然と反対方向に足が向いています。
たとえば職場の上司、苦手な人と話をする時に、仕方なく顔だけは相手に向いているけれど、下半身が逃げようと反対を向いている場合があります。
嫌いなものを排除しようとして、足がその場から逃げようと勝手に動いてしまうのでしょう。
大股を開いて立つ人
立つ姿勢にもその人の心理状態が表れていますが、たまに両足を開いて豪快に立っている人がいますよね。
この場合は動物が自分の縄張りをアピールするのと同じで、自分の居場所を周囲に知らせている意味が隠されています。
たとえば学校の先生。授業中に仁王立ちになっているのは、パーソナルスペースを意識した態度だといえるかもしれません。
自分のテリトリーに入ってほしくないという時に、両足を開いて威圧感を出しているのです。
足を閉じる動き
足を閉じる動きは、多く分けると二つの意味があります。まず地面垂直にまっすぐ閉じている場合は、相手に心を許していない心理。
足を閉じて斜めに傾いている場合は、自分を綺麗に見せようとする心理で、女性によく見られる行為だといえるでしょう。
足は体の中でも大きなパーツなので、相手にアピールする効果が多いですよね。足を動かす心理は相手にどう自分を受け入れてほしいのか、願いが込められていることもあるのでしょう。
飛び跳ねる
子供のようにピョンピョンと飛び跳ねたり、ダンスをするように足が小刻みに動いたりするのは、嬉しいことがあるため。
体がワクワクして、コントロールできない状態なのでしょう。人は表情で相手の気持ちを読み取ろうとしますが、実は足にも同じくらいその人の心理が隠されています。
足の動きで想像されることがさまざまあり、とくに嬉しい時や興奮している場合は相手にもすぐにわかりますね。
足を隠す仕草
足をダラッと前に伸ばしている人が急に足を引っ込めたり、テーブルの下にすっぽりと隠れるように足を隠したりする場合があります。
これは相手から離れたいという意味があり、不快感を抱いているサインです。たとえば誰もいない部屋でくつろいでいる時に、誰かが入ってきたとしましょう。
足を開いている場合、伸ばしている場合なども急に引っ込めて、足の上にカバンを置いたりしますよね。それは不安を抱いている、心理状態の表れにもなっています。
足を組む仕草にも深層心理が隠されている?
イスに座っている時の足の動きは人によって違いますが、最も多いのが足を組む仕草ではないでしょうか。
癖だから…というだけでなく、実は意外な深層心理が隠されている可能性があります。
隣の相手と逆に足が向いている時
ふと気がつくと、自分の足が隣の人とは違う方向に向いて足を組んでいるケースがあります。
この意味はその人に対して不快な思いを抱いている場合や、不機嫌になっている意味が隠されています。足を少しでも離して、相手と距離を置きたい仕草なのです。
隣の相手に向いて足を組む場合
恋人と隣同士で座っている場合などは、自然と足が恋人のほうに向いていませんか。その心理で考えられるのは、相手に好感を抱いているため。
心がオープンになり、もっと接近したい意味があります。友人や恋人、家族など、気を遣わずに一緒にいられる人には体全体が相手に向いているかもしれません。
足を頻繁に組み替える場合
足を組んで座る癖がある人は、片方が疲れると逆の足に組み替えますよね。全く意味がない動作にも考えられますが、足を動かす心理としては頻繁に組み替える場合、ストレスを抱えている可能性があるといわれています。
これは貧乏ゆすりと同じで、忙しない動きは心の中の葛藤を意味しています。足が疲れてもいないのに組み替える人は、隠しごとなど何か気になることがあるかもしれません。
まとめ
足を動かす心理は、人の本音が隠されているということです。気になる人が今どのような気持ちなのか知りたい時は、足の動きをチェックしてみると、言葉以上によくわかるかもしれません。無意識な体の反応以上に、正直なものはないのです。
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