「せっかくだからお茶しよう」のように伝えるシーンは、心理的に大切な意味が隠されています。とくに気になる女性や恋人に向けて言うと、物ごとがよい方向に展開することもありますので、シーンに合わせて使い分けられると自分にもメリットが返ってくるかもしれません。
ではせっかくだからと言う人の心理や特徴など、言われる人が感じることもまとめてご解説していきましょう。
せっかくだからと言う人の心理的特徴について
せっかくだからと言うのは、心理的に次のような意味があります。恋愛の場面だけではなく、友人や職場仲間とのやりとりでもよく聞かれる言葉ですが、相手によっては特別な思いがあるかもしれません。
相手に興味がある
「せっかくだからのんびりしていきませんか」と人を軽く促す時に使う言葉。決して強制はしていませんが、自分の意思表示は相手にも伝わります。
せっかくだからと言うのは、心理的に会話の相手に興味があるためで、好きな女性の場合はアプローチしている意味も。好きな人とデートできるチャンスを逃さないよう、せっかくだからと自然に想いを伝えているのです。
興味のない人を自分から誘うことは少なく、好きな人や本命の相手だと、自分のことをよく思ってもらいたいため、言葉使いも慎重になります。不安が多少残っているため、あまり強い姿勢で自分の存在をアピールしないように意識しているでしょう。
人付き合いが得意
せっかくだからと言う心理は、人間が大好きでコミュニケーションが得意であることが特徴です。どんな人とも仲良く付き合える自信があり、あまり目立つことはなくても自分からきちんと他人に近寄れるタイプ。
基本的に自分の評価を下げることはしませんので、嫌がる人を無理やり誘うことはありません。こだわりがあるので、無理に周囲に合わせることはなく、それとなく好感度の高さを自慢する態度もあるかもしれません。
自己満足したい
せっかくだからと言う心理は他人思いで、人助けをした満足感を得たい願望があります。大人しい性格の人がはっきり意思表示できない時に、代わりに自分から相手がやりたいことを察して提案するタイプ。
世話好きで他人に力を貸してくれるのですが、場合によっては押しつけがましくなることもあるので注意が必要です。誰かのために何かやってあげる自分がとても好き。場合によっては見返りを期待してしまう人もいるかもしれません。
拒否されたくない
「食事に行きませんか」とストレートに誘うと、相手が躊躇してしまうこともよくあります。しかし「せっかくだから…」と付け加えるだけで、相手はOKしやすくなるのです。
せっかくだからと言う人は、心理的に他人から拒否されるのが苦手で、評価を気にする傾向があるでしょう。断られたり否定されたりするとかなりへこんでしまうので、そうならないよう相手が断らないムードを作っているのです。
こんな時に使うと効果あり!
好きな人ともっと距離を縮めたい時にも活躍する「せっかくだから」という言葉。次のようなシーンで自然に言えると、期待通りに物ごとが進むかもしれません。
離れたくない時
デートで遅くなった時、このまま別れるのが惜しい場面がありませんか。もう一軒お店に行きたいという時は「せっかくここまで来たから…」とデートを引き延ばすこともできます。
誘われた人も「それなら…」と納得しやすい場面なので、時間を有意義に使いたい時には便利な切り出し方になるでしょう。「もっと一緒にいたいから」と素直に表現するのが一番。
しかし初デートや付き合う前のデートなら、急がず徐々に二人の距離を縮めていくことも必要です。
恥ずかしくて誘えない時
好きな人を食事に誘いたいけれど、断られたらどうしよう、どうやって誘ったらいいか…そんな不安がある時も「せっかくだから」はとても便利に使える誘い文句です。
たとえば同じ職場の人なら、残業の終わりに「遅くなったし、せっかくだから食事していかない?」とさりげなく誘えます。せっかくだからと言うと、本当の目的をやんわりごまかすことができるので、誘われた人も抵抗なく答えてくれることでしょう。
見返りを期待したい時
他人にいいことをされるとお返ししたくなるミラーリング効果。人間の心理を使うと、好きな人とも急接近できる可能性があり、そんな時にせっかくだからと言うと成功するかもしれません。
仲良くなりたい人と一度会話して終わりにするのはもったいないですよね。そんな場面で「せっかくだからこれあげますよ」と簡単にプレゼントしたり、何か手伝ってあげたりすると、相手もプレッシャーを感じず好意を受け止めてくれます。
後日「あの時のお返しです」と相手からアプローチもしやすくなり、チャンスを掴むことができるはずです。
「せっかくだから」が魔法の言葉になる理由
せっかくだからとスムーズに誘う人は女性も断りにくく、幸運のチャンスを掴みやすくなるメリットがあります。たった一言付け加えるだけで相手の気持ちを動かせるのは、次のような理由があるからなのです。
言い訳ができる
気になる相手と印象よくコミュニケーションをとる時、せっかくだからと言うと、期待通りの返事がなくても言い訳できることが便利。また誘われた人もOKする理由づけがなくても、せっかくだからと言われたからと自分に言い訳できるので、お互いに気持ちよく行動できます。
「せっかく」という言葉はあらゆる場面で活用できる言葉で、否定的な発言をする場合でも「せっかくだけど、今回はやめておくね」など、言いにくいこともワンクッション置けるので、相手の気分を害するリスクが低くなります。
今だからやるべきだと思わせる
せっかくだから「今」やろう、せっかくだから「この機会」に行こうと特別な意識を持たせる言葉。好きな人を誘う時に絶対に断ってほしくない場面なら、このチャンスを逃すなと言わんばかりの熱意が伝わります。
「絶対に行こうよ」とプレッシャーをかけるのではなく、マナーよく相手に気持ちを譲歩しながらアプローチ。その時だけ得られる特別な意味を匂わせています。
後押しになる
せっかくだからと言われるとなぜか断りにくくなるのは、自分の気持ちの後押しになるため。どうしようか迷う場面でも、せっかくだからと言われると「そうかな」と気持ちが揺れ動きます。
決して嫌味なく自分のペースに持ち込めることもメリットで、内向的な人を誘う場合にも効果的。OKした人は、期待以上の幸福を感じることもできる魔法の言葉なのです。
テンションが上がる
好きな人を誘う時は、その場の雰囲気やノリで勢いに乗ってしまうこともコツです。しかしなかなかそんなチャンスが訪れないことは多く、次のステップに進めない人も多いでしょう。
せっかくだから…という誘い方は、相手のテンションを高くする効果があり、興味がないことでも「やってみようかな」「行ってみようかな」という気持ちにさせてくれます。
断られたくない相手なら、勢いをつけて「せっかくお天気だから、明日ドライブしようよ!」と誘ってみてください。大きなイベントでなくても、なんとなくワクワクしてくるはずです。
まとめ
せっかくだからと言う人の心理は、相手に好感を寄せているのは間違いないでしょう。断ってほしくないからこそ、相手の気持ちを考慮して心理的に誘っているのです。
人付き合いが上手で、少し踏み込んだコミュニケーションも得意なタイプ。これからはプレッシャーなくスムーズに「せっかくだから」と気になる人に近づいてみましょう。
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