虚言癖は心理的にどのようなことが関係しているのでしょうか。虚言癖はどうしても嘘をついてしまう人間の性質。嘘はよくないとわかっていても、つかざるを得ない場面もありますよね。
嘘がバレてしまうと信頼を失い、窮地に追い込まれてしまうことも。そこで今回は虚言癖の心理的な理由や、彼女の嘘についてどう対処するか、大切なポイントをご説明していきましょう。
虚言癖の心理について
「嘘を一度もついたことがない」という人は、きっとどこを探してもいないでしょう。正直に生きることは私たちの理想ですが、大きな理由があって嘘をついてしまうこともあります。
虚言癖とは嘘が習慣的になっていることで、行き過ぎると自分の嘘を真実だと思い込んでしまうこともあるようです。では虚言癖のある人の心理背景について、考えられる点を見ていきましょう。
物ごとを重要と考えない
虚言癖のある人は、心理的に物ごとの重要性を理解しようとしない傾向にあるため、平気で嘘をついてしまいます。たとえば「今まで付き合った人は何人いるの?」と質問されて「ゼロ人」と嘘をつく人。
本当は複数人いても、真実が他人にとってさほど重要でないと、自己流の判断の仕方をしてしまうのです。正直になることがどれほど大切か、きっと虚言癖のある人にはあまり意味がないのでしょう。
負けたくない
虚言癖がある人は、相手に真実を伝えると負けたような気持ちになることが原因。嘘をついて相手をごまかした時に、まるで勝利したような気分になるのです。
嘘をつく人は他人よりも一枚上手、そんなプライドを感じているのかもしれません。そのため嘘が悪いとは思えず、自分が相手よりも上の立場になるために、常に嘘が出てくるのです。
本当の自分を隠している
自分自身をさらけ出せる人は嘘をつかず、なんでも思ったことや本当のことを相手にアピールできます。虚言癖がある人は、心理的に悪い評価をされたくないため、自分を守るために嘘をついてしまう場面がよくあります。
「こんなことを言ったら嫌われてしまうかも…」と不安になると、相手の顔色を見ながら丁度よい嘘をついてしまうのです。他人に知られたくないことは、誰でもひとつはあるでしょう。虚言癖がある人は、心理的にガードが強すぎる傾向もあります。
ネガティブな評価を避けている
虚言癖がある人は、他人からネガティブな評価を受けるのがとても嫌なので、好感度の高い自分を演出するために嘘をついてしまいます。
子供がいたずらをして、親に叱られないように嘘をつくのと同じ。怒られそう、嫌われそうと思う瞬間を避けるために、自然と嘘が出てしまうのです。
たとえば恋人に内緒で合コンに参加する時。正直に話したら絶対に嫌がられるのがわかっているので、そうならないよう合コンとは言わずに「残業していた」と嘘をついてしまうことがありますよね。
自分の力を誇示している
虚言癖がある人は、心理的に相手との力関係に敏感になっているため、自分が相手をコントロールしたくて嘘をついてしまうことがあります。
たとえばプライベートなことを質問された場面で、正直に答えずに嘘をつく瞬間。相手が知りたいことをそのまま提供せず、知ってもらいたいことだけを教える場合があるでしょう。どの情報を共有するか、自分がコントロールしたいために嘘でごまかしています。
劣等感がある
自分に自信がなく劣等感が強い人は、自分を大きく見せるために嘘をついてしまいます。虚言癖がある人は、理想的な自分を想像しながら嘘をつく傾向にあり、過去の経験が影響していることもあるでしょう。
劣等感がある人は、そんな自分を自覚していないため、なぜ嘘をついてしまうのか自分でも納得できない場面もあるかもしれません。
目立ちたい
虚言癖がある人は、心理的に周囲から注目されたい願望があり、視線を集めるためには真実と異なる話でも平気でしてしまいます。最終的に現実とのギャップが生まれてしまい、周囲との温度差を感じることもあるかもしれません。
目立ちたい人は、とくに物質的なことで他人と比較されたい気持ちが強く、経済的な面で嘘をついて自分を大きく見せようとすることがあります。
本物とそっくりの偽物のブランドのバッグを持つようなタイプ。表面的な部分で、人を判断しやすいところもあるのでしょう。
嘘の判断方法と対処について
虚言癖のある彼女だと、信頼関係にもひびが入りやすくなりそうで不安ですよね。しかし嘘は心理的に不安があり、それをカバーするためについ真実から遠ざかった話をすることもあるのです。
女性の嘘はとても上手。彼氏が全く疑わないよう、念入りにストーリーをチェックしています。では怪しいなと思った時、彼女が嘘をついているかどうかを判断するコツをご説明しましょう。
感覚的なことを質問してみよう
嘘発見器があれば、彼女の嘘の見破ることができそうですが、現実はそう簡単にはいきません。疑った態度で接することもあまりしたくないのが本音でしょう。
そんな迷いがある時は、彼女に感覚的なことを質問することがコツです。たとえば友人と出かけた話が嘘のように感じる時は、その場所までどのようにして行ったのか、感じたこと、温度、雰囲気など、人間的な感覚でないとわからない情報を質問してみましょう。
嘘は事前にある程度ストーリーを作ることができますが、その時に実際に体験しないとわからない真実がどこかに隠されています。
想定外の質問をする
彼女の嘘を見破るには、想定外の質問をしてみましょう。嘘をつく時は誰でもバレないようにしっかり話を固めていますので、それ以外のところで突っ込んだ質問をすると、油断して嘘が自然とわかることも。
たとえば残業をして、帰りが遅くなったという嘘をついたとしましょう。どのような作業をしたのか、他に誰がオフィスにいたか、イメージできるところはしっかり頭にインプットされているはずです。
しかし残業とは全く関係のない話で「今朝は何時に会社に到着したの?」と脈絡のない質問をすると、彼女が逆に嘘がバレたかと慌ててしまいます。
「どうして?」と質問に質問を返してくる時は、どこかに嘘が隠されているのかもしれません。
大げさな話し方には注意
彼女が嘘をつくのは、彼氏を傷つけたくないためや、面倒な話にならないよう回避する時。決して悪気があってやっているとは限りませんが、嘘の重ね塗りになると信頼関係が崩れてしまいますよね。
そんな時は、彼女の話し方に注目してください。普段よりも身振り素振りが激しい時や、声のトーンが高いなど、何か違いを感じる時は嘘をついている可能性があります。
勢いで話を丸め込もうとする作戦もありますので、わざとらしく話す時はしばらく時間を置いてから、また同じ話題に戻ってみましょう。
嘘を認めた時はどうする?
嘘は小さなことから始まり、罪悪感がなくなるとどんどん嘘が大きくなってしまいます。そうならないためにも、おかしいなと思ったらストレートに質問する習慣が大切。
もし彼女が嘘を認めた時は、素直に感じたことを伝えましょう。重大な嘘ではなかったとしても、真実を語れない関係は将来不安になりますよね。
嘘を認めてくれたことには感謝して、しばらく距離を置いてみることもひとつの方法です。
まとめ
虚言癖がある心理には、心の奥に抱えている悩みや不安などが混ざっているのでしょう。嘘はよくないこと。しかしなぜ相手が嘘をついたのか、その理由を考えると、多少は気が楽になることもありますよね。
どのような場合でも徹底的なコミュニケーションが、心のわだかまりをなくす解決策になるはずです。
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