人任せの心理について、考えたことはありますか。職場や友人などで、たまに気になる人任せにするタイプです。
自分でやればいいのに…と思う場面でも、平気で人を頼ってきます。このような心理がある人とは、上手に付き合わなければ自分が損する場面が色々と出てきますよね。
とくに仕事では、都合よく利用されてよいとこ取りをされる場合もあるでしょう。でも中には人任せの心理がある人を、上手に扱っている一枚上手の人も存在します。
これからはどのようにして対処すればよいのか困った時は、上手く接する人から学び、人任せする人を上手に扱っていきましょう。
人任せにする心理はなぜか?
人任せや丸投げなど、色々な呼び方がありますが、自分で業務をやらずに人にやらせるタイプの人は付き合い方が難しく感じる存在です。
職場によくいる面倒なこのタイプ。全く付き合わないわけにもいきませんので、相手の心理を理解して対処策を考えることが必要ですね。それでは人任せの心理について、考えられるポイントを見ていきましょう。
責任感がない
人任せにする心理は、自分が後で怒られたりすることを回避するためで、責任感がない点が特徴です。たとえば急に依頼された仕事で、時間までに間に合いそうもない時。
このような場合に人任せにして、後はお願いとその場を去ってしまう人は頭にきますよね。責任感は社会人として、必ず身に着けなければならない大切なものです。
とくに自分のキャリアを伸ばすためには、周囲との信頼関係をしっかりと築いておかなければ後悔するケースがあるでしょう。責任を持てない人は、それなりの仕事しかできなくなってしまいます。
物ごとに興味がない
人任せにする心理は、その事柄に興味がないためです。たとえば飲み会の幹事を依頼されたけれど、全く興味がないので他の人に丸投げする場合。
嫌いな行為はとくに積極的にやる気が起こらないので、誰かが代わりにやってくれればと人探しをしているでしょう。
しかし興味があることに関しては、他の人を差し置いてでもやりたがるのも共通点の一つです。
好き嫌いが激しく、人付き合いでも好きな人とは仲良く、興味ない人には一切接触しない傾向があります。
自己防御が激しい
人任せにする人は自分を大切にしているので、余計なことに首を突っ込みたくないといつも考えています。
積極的に取り組めば、自分にとってメリットになるとしても、万が一のリスクを考えてつい他の人に依頼してしまうのでしょう。
慎重なところがあるので、新しいことに挑戦するのが苦手。同様に新しい環境に慣れるのも時間がかかるので、周囲からは積極性がない人だと思われているかもしれません。
気を遣う性格
そんなつもりはないけれど…というタイプにとっては、人任せにする心理はコミュニケーションをとりたい点が考えられます。
たとえば調べものを依頼され簡単にできることでも、気を遣う性格の人は周囲とのコミュニケーションと大切にし、あえて人に聞く場合があります。
頼っているふりを示して、今後も上手く付き合いたいと考えているのかもしれません。自分でもできることを人にお願いする人は、寂しさを紛らわせるために周囲とのつながりを大切にしている可能性があります。
人任せにされる人の共通点
仕事を任せられやすく、頼られやすい人。人任せのターゲットにされるのは、次のような共通点がある人だといえるでしょう。
大人しい
静かな性格で、積極的に自己アピールをしないタイプは、嫌と言えない性格を読まれてよいように使われてしまいます。
頼んだら黙ってやってくれるだろうと、周囲から甘く見られている可能性があるでしょう。このタイプは友人からも同様の扱い方をされるケースがあり、しっかりと自己主張をしなければ損する場面が出てきます。
優しい
人のお願いを快く受けてくれる人は、基本的に心優しいところがあります。困っている人を見過ごせないため、自分から進んで助けを提供することもあるでしょう。
人任せの心理がある人は、優しい人を頼って何かと手伝ってもらう場合があります。本当は忙しくて引き受けられない仕事でも、相手を思い自分が我慢してでもやってくれるのです。
とてもよい人なのですが、一度関係をこじらせてしまうと二度と助けてくれることはないかもしれません。
頼りがいがある
頼りがいのある人には、困った時にすぐに相談したくなりますよね。人任せの心理も同じく、自分がやりたくないことを正しくやってくれる人、信頼できる人をターゲットにしています。
依頼された仕事をやりたくないけれど、適当にやってしまうのも困る。そのような時に思いつくのが、信頼できる真面目な人です。
頼んだこともきっちりとやってくれ、しかも自分以上に正確にやり遂げてくれる人。都合のよい人任せの心理が働く人は、他人の仕事をさも自分がやったかのように見せて悪用する時もあります。
文句を言わない
あまり怒らない人や愚痴をこぼさない人には、頼みごとがしやすいですよね。いつも冷静で感情的にならず、我慢強い性格。
そのため周囲が嫌がる仕事も、結局やらされてしまいます。文句を言わない人は基本的に他人が喜ぶことが好きなので、嫌な顔をせずにお願いを聞いてくれるかもしれません。
上手く対処する人がやっている行為
人任せする人には、振り回されてしまう場面がよくあります。しぶしぶ引き受けた仕事をしながら、一人でイライラした経験は多くの人があるかもしれません。しかし中には、このような人任せする人を上手く扱う人も存在します。ではどのようなコツがあるのか、対処方法のポイントを見ていきましょう。
機嫌をとりながらやらせる
「この仕事、悪いけど今日中にやって」そう頼まれた時に仕方なく引き受けるのは、本当は避けたいことです。
このような場合は相手の機嫌をとりながら、相手にやらせるのがコツに。「この仕事はよくわからないので、詳しいあなたがやるべきだ」など。
少し褒めるような言葉もプラスすれば、きっと相手はやる気を出してくれるでしょう。人任せにする心理は自分ができないからでなく「やりたくないから」が土台にあります。
なんでもかんでもこちらがやってしまうと、その人のためにもならないでしょう。
はっきりと断る
できない行為はできないとはっきりと断るのも、人任せする人の扱い方としてオススメです。
忙しい時に頼みごとをされた場合や、自分のできないこと、したくない行為など。適当に口実を考えても、相手が引き下がることはないでしょう。
そのような時は、正直な気持ちをストレートに相手に伝えてください。「時間がないのでできない」「わからないので無理」など。きっぱりと断れば、相手も仕方なく他のターゲットを探すかもしれません。
説明して納得させる
甘えてなんでも人にやらせるタイプは、簡単に断っても相手がいつまでも粘ってくるでしょう。
このような場合はなぜ引き受けられないのか、子供に説明するようにわかりやすく伝えてください。
ただ甘えてお願いしている人もいますし、わがままを聞いてほしいために人を振り回すタイプもいます。
あっさりと断っても相手が納得しない場合は、面倒でも時間をかけて説明することが大切かもしれません。
まとめ
人任せにする人には「近づかないでほしい」というオーラを、それとなく出しておくのも方法です。
しかし残念なことに、相手が敏感に感づいてくれる場合は少ないですよね。困った時は誰かに相談するか、迷惑だと正直に相手に伝えるのも大切です。
もしくはお互いに協力できるように、逆に何かをお願いすることも必要かもしれません。
☆こちらの記事もチェックしてみてくださいね。