雨戸閉めっぱなしで暮らす心理状況は、他の人には理解されにくい部分もあるかもしれませんが、一人暮らしで雨戸を開けない人や男性だけの生活環境などでは決して珍しくはありません。
そこで今回は、雨戸閉めっぱなしで暮らす心理背景にあることや、メリットとデメリットについて詳しくご説明しますので、心当たりがある人はぜひ参考にしてみてください。
雨戸閉めっぱなしで暮らす心理について
朝起きて、雨戸やカーテンを開けて太陽光を部屋に入れることは、清々しい一日のスタートに欠かせませんが、心理背景によっては雨戸閉めっぱなしで生活することもあるようです。
それでは、考えられる次のような理由をそれぞれご紹介しましょう。
注意深いため
窓の鍵を閉め、カーテンまでも閉じておくことはよくあるかもしれませんが、日中に雨戸を閉めたままにするのは注意深い心理状態が考えられます。外部の敵から自分を守りたいという気持ちが強く、外の音や人通りなどが気になるタイプ。
ドアベルが鳴っても必ず相手を確認し、勧誘などの知らない相手なら絶対に応対はしません。注意深い人は、とくに戸締りに関しては他人以上に気を遣うため、他の人から見たら少し変わったタイプに見られることも。
防犯に関しては深刻になるほど注意しているので、雨戸が閉まっていないとあらゆる不安を感じて安心できない状況です。
他人の視線を気にする
雨戸閉めっぱなしにする心理とは、他人の視線を気にするためで、自分の家の中を探られたくない思いや、自分の暮らしのレベルを判断されたくない気持ちが強くなっています。
視線を感じると居心地が悪くなり、手元のことに集中できないほど。自宅以外でも、仕事中や飲み会でも常に他人に自分がどう思われるか考えすぎる傾向がありますので、視線を完全にブロックしたほうが気持ちは楽なのです。
他人の考えを受け入れるのは基本的に苦手。プライベートをシェアするのは、よほど信頼できる人だけです。
節約したいから
雨戸閉めっぱなしにする心理は、お金に関して自分なりのこだわりがあり、普段から節約を徹底したいから。雨戸を閉めると室内の温度が維持できるので、光熱費の節約になると考えるのでしょう。
料理もある程度過熱したら、残りは余熱で調理するタイプ。節約はよい習慣ですが、このタイプは少しやりすぎる傾向があるので、自分にストレスを与えてしまうかもしれません。
自分に自信がない
雨戸閉めっぱなしにする心理は、根底に自信のなさがありますので、他人と比較して自分のほうが上手くできないといつも思い込んでいる状態です。雨戸は外から見られないためのもので、心理的に心を他人から見られないよう目隠しをしているサイン。
それは自信のない自分を知られたくない思いが強いためなので、天気や気候に関係なく、自信を取り戻すまで雨戸を開けることはないかもしれません。
自信がない人は自然と態度にも出ていますし、周りの顔色をうかがう癖がありますので、自分の評価は他人任せになっています。
面倒くさいから
雨戸閉めっぱなしにするのは、毎日開閉するのが面倒くさいため。とても簡単な理由なのですが、実は物ごとを効率的にするスキルがあり、雨戸を閉めておくメリットをたくさん知っている人と考えられます。
たとえば一人暮らしの男性。日中は家にいませんし、帰ってくるのも夜遅い時間。このようなケースでは、雨戸を閉めきっておいても、自宅にいる間は全く影響がないのです。
一歩先を考えて行動するので、面倒くさいことは避けて段取りよく結果を生み出しています。
被害妄想をする
雨戸閉めっぱなしの心理状況は、被害妄想をしやすいことが関係しています。他人が自分の悪口を言っているといつも思ったり、泥棒が入ってきそうな不安を抱えていたり。
被害妄想をする人は自分の失敗を気にしすぎてしまう傾向もありますし、過去の経験が原因で、不安を抱きやすい心理状況になる場合も。感情的になってしまい他人を不快にさせることもあり、自分を含めて周囲の人も疲れてしまうことがあります。
音が気になる
雨戸閉めっぱなしの心理は、他人の音が過剰に気になるためで、些細なことが一度気になるとそこだけに集中してしまうので、必要以上に反応してしまいます。
音以外にも光にも刺激されやすいので、車のライトやアクセサリーに反射する光なども苦手。外部からの刺激をブロックして落ち着きたい気持ちが、雨戸を完全に閉める行為となっているのです。
些細な変化に気づきやすい性格は得することもあります。しかし物ごとが素早く変化する時代では、日々プレッシャーを感じる原因になるかもしれません。
雨戸閉めっぱなしのメリット・デメリット
雨戸を閉めっぱなしにしていると、近所の人に不審に思われることもあるかもしれませんが、実はメリットもあります。自分の暮らし方が不安に感じた時は、メリットとデメリットを意識しておくと安心できるかもしれません。
悪天候から家を守れる
見た目はあまりよい印象はないかもしれませんが、雨戸閉めっぱなしは突然の悪天で暴風雨になっても、雨戸があるおかげで飛散物による窓ガラスの破損を予防できます。
最近増えているゲリラ豪雨は、外出中に起こると家のことが心配になりますよね。そのような天候の急変に備えるためにも、雨戸閉めっぱなしは実はメリットがあります。
他人に見られない
家の中が乱雑だと、突然の来客で困るのはもちろん、隣近所から外から見られて暮らしぶりがわかってしまいます。窓際はとくに外からも見られやすい場所なので、人の視線が気になる人や、高価な家具や家電がある人は雨戸を閉めておいたほうが、余計な情報を外に出してしまう心配はありません。
仕事が忙しいと家の掃除もきちんとできないので、布団も敷いたまま、さらにキッチンの食器が山積みになることも。マンションの一階で道路に面していると、それとなく外から見られる可能性はあるでしょう。
雨戸はプライバシーを守るメリットがあるので、その点はとてもありがたいですね。
保温や防音や遮熱ができる
窓際からの冷たい風は、冬場とても辛いですよね。雨戸を閉めっぱなしにしていると、室内の保温状態がよく節電になりますし、夜遅く帰ってきてもほんのり温かさを感じられます。
防音も同じ。在宅勤務でビデオ会議をする場合は、外の音や近隣の話し声が入ると迷惑になってしまいます。そんな時にも雨戸を閉めておけば、外部の活動を一切気にせず集中できるメリットがあるでしょう。夏は遮熱になるので、遮熱仕様のカーテンでない場合は雨戸が代わりになってくれそうです。
防犯対策になる
長期間不在になる時や、仕事で毎日夜遅くなる人は空き巣の心配があります。最近は内側から施錠できる雨戸も増えていますので、しっかり防犯したい時には閉めたほうが安心。とくに女性の一人暮らしなど、防犯を強化したい人にも雨戸は防犯対策になるかもしれません。
デメリットは？
雨戸を閉めておくことは、セキュリティ上必要な場合もあります。しかし閉めっぱなしにするのは、室内の通気が悪くなりカビの原因になることもありますし、いつも室内の空気が淀んだ感覚になることも。
また雨戸は、雨が降ると打ちつける音が響くので、寝ている間なら目を覚ましてしまうこともあります。梅雨時期は眠りにくくなる可能性もあるかもしれません。
まとめ
雨戸閉めっぱなしの心理背景にあることは、精神的にも物理的にも、他人と距離を置きたい気持ちの表れなのかもしれません。たまには換気が必要なので、休日などに家で過ごす時は、できるだけ雨戸を開けて気分よくお過ごしくださいね。
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