一目置かれたい心理になるのは、男性なら納得できる部分も多いかもしれません。他人にとっての自分の存在意義は、相手が恋愛相手となるとさらに興味が湧くところ。
男としてのプライドが強い人は、一目置かれたい気持ちになるのは当然かもしれません。では早速ですが、一目置かれたい男性心理と、プライドを持つメリットとデメリットについて詳しくご説明していきましょう。
一目置かれたい心理背景にあることは?
異性に軽くあしらわれるよりも、男性なら一目置かれる存在になりたいはず。そんな気持ちになるのは、次の心理作用が関係しているためです。
自信がないため
一目置かれたい心理になるのは、自分に自信がないためで、他人からきちんと評価されていることを実感したい願望が関係しています。
自信がある人は自己満足度が高いので、一目置かれても置かれなくても大丈夫。しかし自信がない人は、自分の決断にすら自信が持てないため、肝心な場面であやふやな態度になることもあるでしょう。
何かを始める際に迷うのは、成功したいからではなく失敗したくないため。そんな守りの気持ちが人一倍強く、他人からどう思われるかが気になるのです。
男のプライドが強すぎる
男女には違ったプライドがあり、男性は社会的な意味を含めてもプライドにとても敏感になっています。時には自分の在り方を好きになるためだけでなく、ただ意地を張りたいだけの場合もあるでしょう。
他人と比較して自分が劣っていないか、そんな不安が逆にプライドを強くする原因なのです。女性に向けて、とくに男性としてのプライドをアピールしたがるのもこのタイプの特徴。
男らしく生きたいと思うのはカッコいい反面、「男らしさ」を履き違えて弱者に対して力関係を示してしまう人もいます。
愛情不足
一目置かれたい心理は愛情不足が関係していますので、大切な人にもっと振り向いてほしい願いが関係しています。子供の頃に親から充分に愛情を注がれなかった人は、大人になってもいつも愛情不足を感じているでしょう。
両想いの人がいても満足できず、一目置かれるまで愛情を感じられません。このタイプは他人よりも満足レベルが高く設定されている可能性があり、よほどの出来事がないと喜べないかもしれません。
カッコよく思われたい
一目置かれたいのは、心理的に自分をカッコよく見せたい気持ちがあるから。他人から尊敬され頼られる人を目指しているのですが、その理由は自分自身をカッコよくしたいためです。
一目置かれることは、周りからも特別な存在になり、異性からも注目されるでしょう。そのために何をすればよいのかまだわからない状態。他人から一目置かれると、ようやく自分が完成されるような気持ちになっているのです。
成功体験が少ない
一目置かれたい心理とは、成功体験が少なくネガティブ思考になることが影響しています。何をやっても失敗するだろうと自己を卑下する習慣があり、最初から投げやりになっていることも。
このタイプは小さな成功をしても満足できず、他人から称賛されるような存在を目指しています。期待通りに周囲から受け入れられないと、「自分はどうせダメだから」と暗くなり、立ち直るのが大変でしょう。
他人の考えを意識しすぎる
一目置かれたい心理になるのは、男性には仕事やお金、人間関係など、自分のプライドにリンクするものがたくさんあるからなのです。
常に周りはライバルだらけ。戦いに負けないように無理して生活しています。一目置かれたいのはそんな理由が関係しているので、他人の評価が自分のステータスのひとつに。
そのため一目置かれるごとに、自分の社会的地位がどんどん高められる気持ちになるのでしょう。
一目置かれるにはどうするべきか
好きな女性や気になる人から一目置かれたい時、何もせずに暮らしていても変化はないでしょう。そんな願望が強くなった時は、まず次のことを実践してみましょう。
真面目に生きる
一目置かれることは信頼されるのと同じで、嘘をついて自分が得するなど、狡い生き方はしないはず。周囲から特別な扱いを受けるためには、誠実に生きることを意識してください。
しかし簡単に言葉でいっても、実行するのが難しい真面目な生き方。まずはコミュニケーションにより、正直な気持ちを相手に伝えられるよう練習してみてください。
特別な人間になるためのプロセスには、意見が食い違う人がいるのは当然。一目置かれる人に対しては、賛否両論の意見もあるでしょう。嫌われることを恐れずに、自分自身に対して真面目になってみませんか。
善悪を理解する
一目置かれたい時は、善悪を自分の価値観だけで判断せず、一般論や冷静な考え方で見極めることが大切です。たとえば仲がよい友人が失敗した時、周囲に内緒にしてごまかしてあげるか、それとも悪いことは悪いときちんと相手に伝え、一緒に努力できるか。
悪いことだと思ってもついやってしまう人間の欲。それを冷静に善悪で判断できる人になりましょう。
責任感を持つ
一目置かれたい人は、他人への尊敬や理解力が豊かで、他人を見下す人はいくら頑張っても尊敬されることはないでしょう。それは根底に責任感が関係しているためで、自分の行いや判断が上手くいかない時でも、全て自分のせいだと反省して前進できる人が魅力的です。
たとえば皆がやりたがらないことを率先してできる人。些細なことも最後まで責任を持って達成しましょう。責任感は自己評価を高めるための原動力にもなります。
プライドを持つメリット
プライドが高い人によい印象を持つことは少ないかもしれませんが、プライドは適度に持つべきもの。その場合には次のようなメリットが得られます。
目標意識が高い
プライドは自分を向上させる気持ちにつながり、今以上の自分を目指す目標意識につながります。他人から下に見られないように頑張る気持ちが、結果的にゴールへと導いてくれるのです。
自分に厳しくなる
自分自身を幸福にさせるためにはプライドは欠かせないもの。なぜならプライドがあるからこそ自分に厳しく接し、他人に優しくなれます。
他人にアピールするためではなく、自分に余裕を持つこと。そのためには甘えは必要ではないのでしょう。
プライドを持ちすぎるデメリット
プライドを持ちすぎると、どのようなデメリットがあるのでしょうか。自分を苦しめるほどのプライドは、できれば持たないほうが楽に生きられるはずです。
妥協できない
プライドを持ちすぎると、常に理想を求めて妥協できなくなります。するとストレスや不安を抱え、一目置かれたい人のように他人の視線が気になってしまうでしょう。
できないことを無理にやるよりも、できることから始める気持ち。それは成功体験につながりますので、妥協できない人は必然的に遠回りすることになるかもしれません。
本当の自分が見えなくなる
プライドが高い人は、他人にアピールする自分の姿に固執していますので、本当の自分を見失ってしまいます。他人から好かれる人間や羨ましがられる人になりたいことが目的。
そのため何が自分にとって幸福なのかわからず、いつも他人の価値観で幸福度が左右されてしまうのです。失敗した時も、プライドが高い人は人一倍ショックを受けやすく、立ち直るまでに相当時間がかかります。
いつまでもネガティブな気持ちを引きずり、自分を取り戻せない場合もあるかもしれません。
まとめ
一目置かれたい心理になるのは、決して悪いことではありません。しかしただ注目されたい気持ちだけでは、他人から尊敬されるまではかなり時間がかかってしまうでしょう。これから大切にしたいのは、自分にとってメリットになるように行動に移すことかもしれません。
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