安心する色の心理・色ごとの作用を解説

安心する色の心理・色ごとの作用を解説

安心する色の心理的な作用や意味を考えたことはありますか。誰しも自分の好きな色や、好きな人が選ぶ色は気になってしまうはずですが、惹かれる色の中には「安心」させてくれるものもあります。

何気なく色を選ぶ瞬間は、普段の生活の中でたくさんありますので、今回は安心する色の心理的作用についてご解説していきましょう。色からわかる性格や価値観などを探ってみたいですね。


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心理的に安心する色について

安心する色の心理・色ごとの作用を解説

色彩学をベースに考えた場合、色の中には興奮する色と安心する色があります。まずは心理的に安心する4種類の「沈静色」について、それぞれの意味をご紹介しましょう。

 

安心する色の心理的な作用とは、消極的な感情や沈静感を与えるもので「沈静色」と呼ばれています。代表的な色には「青」があり、興奮を抑えて安心感をもたらし、気分をクールダウンする色です。

青は副交感神経を刺激したり、体温を下げたりする効果も期待されていますが、赤い寝室よりも青の寝室のほうが快眠しやすいという説も。

青が好きな人はとても誠実で、思慮深いところが特徴です。どちらかというと男性向きの色に見えますが、青が好きな女性は献身的で、何よりも直感を大切にしています。

逆に青が好きな人は、なかなか他人を信じない部分もありますので、仲良くなるには時間をかけたほうがよいかもしれません。

 

安心する色の作用がある緑色は、沈静色の中でも自然や植物などを示す色で、健康や安らぎ、繁殖、命などの意味があります。緑色は無意識に木々や植物を思い出させる色なので、大地のエネルギーを吸収したい時に最適なカラーになるでしょう。

緑色は青のように完全なクールダウン系の色とは違い、興奮する色との中間的な位置がありますので、冷静さと興奮のバランスをとっている色でもあります。

そのため緑色の心理的な作用には平静さを得たり、中立的な立場をアピールしたりする意味も。どちらにしようか迷った時に、緑は中間位置を教えてくれるので、たとえばお金がなくても遊びに行きたいという時は、緑がどこかに登場しているかもしれません。

緑色が好きな人は恒常性が豊か。自然を大切にしていて、開放感のある空間が好きでしょう。逆に興味がないことには無関心になる傾向もあります。

 

ターコイズブルー

トロピカルな色、魅惑的な色といえばターコイズブルーがあります。安心する色で、心理的な作用としては創造性や表現力を高めることが期待できます。

綺麗な海を見ているような開放的な色で、イライラした時に不安定な心を安定させてくれる色。心理的には心を広げて、素直な気持ちに気づかせてくれるでしょう。

ターコイズはトルコ石の色で、神聖な石として昔から大切にされていますので、この色で安心する人はスピリチュアルな部分もあります。

青と緑の中間色になるため、冷静になるために自然のエネルギーを必要とするタイプなのかもしれません。疲れた時の気分のリフレッシュは、静かな公園や湖で過ごすなど、自然の中で回復できることもあるでしょう。

 

とても無難な色なので、洋服選びで困った時に紺を無意識に選ぶ人は多いもの。沈静色の中でも人気が高く、男女共に紺はあらゆるところで活用できる色ですよね。

紺は安心する色で、心理的な作用としては上品で洗練された雰囲気を与えます。紺は宇宙や夜空のような深い青色なので、とても落ち着いた人が好むでしょう。

紺は主張しない存在なので、他の色とも合わせやすい特徴がありますが、そんな部分は人間関係にもアピールされ、柔軟に他者と付き合える人を示しています。

また紺は制服の色としてもお馴染み。集中して冷静な判断を下す時は、つい紺を選んでしまう人も多いでしょう。紺が好きな人は、穏やかでとても真面目。

大人っぽい雰囲気が好きで、自分の感情を他者にぶつけることはあまりしません。そのため人間関係で不器用になり、繊細な人と思われることもよくあります。

 

心理的に色でアプローチする方法

安心する色の心理・色ごとの作用を解説

飲み会のように仲間と盛り上がりたい時に沈静色を意識すると、気分がちぐはぐになることもあるかもしれません。人間は視覚的に得る情報で、8割もの判断を下すともいわれていますので、安心する色の作用があるように、あらゆる場面で色を使い他人にアピールすることができます。

 

頼りにする時

困った時に他人を頼りにして、困難を回避したい場面がたまにあります。しかし一緒にいる人が必ずしも頼りになる人とは限りませんので、そんな時は「黄色」を使ってみましょう。

黄色は相手が「信頼されている」と実感しやすい心理作用があり、裏表がない純粋さもアピールできます。困った時は黄色のメモ紙で相手に相談してみることもよいでしょう。

黄色は子供が好む原色カラー。深く掘り下げず、無意識に選ぶ色でもあります。普段から黄色を好む人は、他人を頼りにするのが上手な人かもしれません。相手の気分を持ち上げて、必要なものを上手く獲得できる人といえます。

 

お願いごとをしたい時

色は自分の心理状況を示す場合や、相手の心理をコントロールするために使うこともあります。たとえば彼女にお願いごとをしたい場合など、相手と交渉が必要な時は「黒」や「オレンジ」がオススメです。

黒は特別感がありますので、自分がその場のペースを掴みリードできる状態。主導権を握りお願いごとをしたい時は有利になりますので、黒い洋服や黒いバッグなどを持っているとよいかもしれません。

オレンジ色は元気で楽しくなる色なので、相手に親近感を持たせる効果が期待できます。話しにくいこともオレンジ色があると、コミュニケーションがスムーズに進む可能性がありますので、お願いごとはすんなり聞いてもらえるかもしれません。

 

褒めたい時

仕事で上手くいった友人、おしゃれをした素敵な彼女など、他人を褒めたい時は「青緑」「ターコイズブルー」が心理的な作用を発揮してくれます。

ターコイズブルーは安心する色の作用が基本的にありますので、他人の緊張をほぐしてくれる特徴があります。開放的な気分になりますので、相手を喜ばせる時に活用したいですね。

奉仕的な作用もあり、意見が食い違う人を短時間で説得する際にも、心理的に共感させることが可能。ターコイズブルーはとても目立つ色のため、男性が使う時は小物類などでそれとなく演出するのもよいかもしれません。

 

強い意志を示したい時

相手と自分の意見が食い違う場面、絶対に引き下がりたくない時があります。そんな時に相手に心理的に強い意志を示すのは「黒」。ビジネスの交渉で黒を使うことがあるように、黒はとても強い意志があり、納得できない時に自分を強く押し出してくれます。

相手に抗議したい場面も、黒色を身にまとっておくと、相手が圧迫感を覚えるはず。そんな心理作用を使うと、結果的に自分が求める結果へと物ごとを進めることが可能ですね。

黒は強さと信念を印象づける色なので、絶対に折れたくない場面に向いています。

 

相手をリードしたい時

情熱的な色といえば「赤」。安心する色の心理作用とは、逆に赤は興奮してエネルギッシュな雰囲気が特徴なので、おめでたい場面で紅白が使われるように、赤は相手をリードしたい、盛り上げたい時の色です。

逆に赤は強すぎる印象もありますので、ネガティブに受け止められる場合も。赤が前面にこないよう、目立たないところで赤い靴下などを取り入れるとよいかもしれません。

 

まとめ

安心する色の心理作用、他人の心をコントロールできる色など、知らないところで私たちは色に気持ちを動かされている場面があります。色彩の特徴を理解して、人間関係でも活用してみましょう。

 

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