現状を変えたくない心理・関係を続けたいワケ

現状を変えたくない心理・関係を続けたいワケ

現状を変えたくないのは、心理的にも影響することがたくさんあります。なかなか新しいことに挑戦できない時は、現在の自分の気持ちに向き合い、対策を考えることも必要かもしれません。

そこで今回は、現状を変えたくない人の心理と恋愛関係について、知っておきたい大切なポイントをご説明していきましょう。


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現状を変えたくない心理とはなぜか?

現状を変えたくない心理・関係を続けたいワケ

今仕事もプライベートも充実している人は、あえて新たな環境に飛び込みたいとは考えないでしょう。しかし世の中には、常に現状を変えたくない心理が働く人がいますが、どのような理由があるのかを見ていきますね。

 

損をしたくない

現状を変えたくないのは、心理的に新たなことから得られるものよりも、損を恐れているためです。今の自分にある程度満足している人は、さらに満足感を得ることよりも、とりあえずこのままのほうが安心できると感じるのでしょう。

現状が変わると利益を得る、もしくは損失を得る苦痛、どちらの可能性もあります。しかし現状を維持したがる人は、不安を抱きやすい傾向にあり、危険な橋は渡りたくないのです。

 

楽をしたい

現状を変えるということは、あらゆる変化を受け入れて慣れない生活を送らなければなりません。精神的にも苦痛になり、新しいことを始めるには努力も必要です。

現状を変えたくない人は、心理的に楽な方を選ぶ傾向にありますので、たとえ努力して自分が成長できるチャンスがあっても、今の状態で満足していると納得しているのです。

現状を変えたくないのは、変わってしまう不安を抱いているため。努力して必ず成功できる場合には頑張りますが、結果がわからないことは心配なのです。

 

人間の本能が働く

現状を変えたくないのは、心理的に動物としての本能が働くため。狩りをして人間が暮らしていた時代、安心して暮らせる場所に定着すると、未開の土地に行くことに大きな危険やリスクがあるため、現状維持を選択していました。

それは変化を恐れる本能で、危険から自分の身を守るための行為。安全に生きることを大切にした人間の遺伝子が、今の時代にも記憶として残されているのかもしれません。

知らない土地を旅行するのは刺激がありますが、万が一のことを考えると知っている土地のほうが安心できるのと同じです。

 

意思決定ができない

変化をもたらすためには、あらゆる意思決定が必要になりますので、現状を変えたくない人は心理的に意思決定が苦手な可能性があります。

自分で判断できないため、自然と他人に意見を求めてしまうタイプ。それは責任を負いたくない、失敗したくない不安などが関係しています。

決断力がない人は、無難に今の状況を維持したほうがプレッシャーはなく、可もなく不可もなく暮らせる状態だから。それが自分にとって最高に居心地がよい状態なのでしょう。

 

急な変化に対応できない

現状を変えたくない心理は、急な変化に対応できないためで、少しずつ変化していく場合にはなんとか対処できることもあるでしょう。

たとえば熱湯に手を入れると、熱さでびっくりして離れますよね。しかし水が徐々に温度を上げて高くなっていけば、かなりの温度まで耐えられる可能性があります。

このタイプは白から黒に変わるよりも、途中でグレーゾーンがあったほうが精神的な負担が少ないといえるのです。

 

保有しているものに価値を感じている

現状を変えるのは不満や不足があるため、人間は常に自分と向き合い、さらなる成長を目指せる生き物です。しかし現状に満足している人や、今自分が持っているものに価値を感じている人は手放すことができず、心が抵抗している状態。

いつまでも価値を保有したい願望が、現状を変えたくない心理背景になっているのです。このタイプは抽象的なものに価値を感じやすく、不安の対象が何かを自覚できないことも。

「なんとなく今のままでいい」という感覚よりも、「絶対に今がいい」という強い意志を感じられます。

 

恋愛関係を続けたい理由はなぜ?

現状を変えたくない心理・関係を続けたいワケ

現状を変えたくないと思うのは、たとえば仕事が嫌いだけど転職できない場面や、常に保守的な意見ばかり言う時などがありますよね。

さらに変化をもたらすのが不安に感じるのは「恋愛関係」。いつまでも恋人状態を維持したいのは、現状維持する心理とどのような関係があるのでしょうか。恋愛関係のままでずっと過ごしたいと思う理由について見ていきましょう。

 

別れられるから

好きな相手とは一生恋人でいるか、結婚するかという選択肢があります。「何年も交際した恋人とは将来的に結婚する」という流れはとても自然ですが、なぜか恋人関係から変わりたくない気持ちになることもあります。

それは恋人ならいつでも別れられるためで、結婚してしまうと離婚手続きなど、とても面倒になりますよね。離婚率が年々高まるといえ、離婚歴があると社会的にもイメージを悪くしそうな不安があるのです。

そんな時は、結婚しても恋人のままでも自分の気持ちは変わらないから、と言い訳もしたくなるでしょう。

 

次のステップに行くのが怖い

恋愛関係だけをずっと続けたいと思うのは、現状を変えたくない心理と共通して、変化が怖いためなのです。とてもよい関係なのに、夫婦という立場になるとお互いに責任も増え、相手を違う角度から見ることになりますよね。

すると恋人時代には見えなかったところまで見えてしまい、気持ちの整理がつかなくなりそうなのです。男性なら彼女にプロポーズして返事をもらうという大作業も待っています。

そのような一連の流れを考えると、今の関係がとても安定して魅力的に感じるのでしょう。

 

恋人関係のほうが刺激はある

恋人関係では得られない信頼関係は、結婚しないとわからないこと。しかし結婚するともうお互いに自分磨きをしなくなるカップルも多く、途端に気が抜けてしまうこともあるでしょう。

子供がいれば夫婦関係よりも育児が優先され、孤独に感じる場面も増えてしまいます。恋愛関係でいいという人は、適度に緊張感のある関係を維持したいためで、マンネリ化しても恋人同士なら常に別れと隣り合わせ。そのため意識して刺激を与えるよう、お互いに努力しやすいのです。

 

結婚相手にはならないから

いつになったらプロポーズしてくれるのか、彼女がずっと首を長くして待っているカップル。次第に気持ちのずれが生じて、結婚したいタイミングが合わず別れてしまうケースがあります。

そもそも恋愛関係だけでいいという人は、相手を結婚相手として見ていない可能性があるでしょう。恋人としては申し分ないけれど、生涯のパートナーとしてはどうだろう、そんな相手だと今は恋人関係だけを楽しみたいのです。

またお互いに仕事が忙しいカップルは、自分のための時間もなく、家庭を築くイメージすらできない場合もあります。

 

恋愛関係を変えたい時はどうする?

彼女が結婚の話を頻繁にしてきたり、家族や友人からいつ結婚するのか聞かれたりするようになると、現状を変えなければならないのかと不安になるでしょう。

結婚を決断する際、周囲のアドバイスは大切ですが、最終的に自分の意志で決めることも必要に。まして現状を変えたくない心理があると、なかなか新しい環境に飛び込むのはきっかけが必要になりますね。

現状維持していると、本来得られる利益やメリットを手にできないリスクがありますので、結婚を考える際も同様に論理的に将来を考えてみましょう。

急な変化が苦手なら、数年先の結婚プランを考えるなど、一歩ずつできるところから変化させることも可能です。

 

まとめ

現状を変えたくない心理は、現状へのこだわりや変化への恐怖など、あらゆる気持ちが混ざり合っているのでしょう。しかし人生はリスクを負ってでも挑戦したいことがたくさんありますので、自分を成長させるチャンスだと思うことも大切です。

 

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