運転中に口出しする人は、心理的にどのような気持ちになっているのでしょうか。助手席で色々と言われると、運転に集中できず危険になることもありますよね。
よくあるのがドライブデート中のいざこざ。運転に文句を言ったり、小言を言ってきたりする彼女に、ついイラッとすることがあるでしょう。そこで今回は、そんな運転中に口出しする人を心理的に知ってみましょう。
運転に口出しする人の心理的特徴とは？
「ブレーキ、ブレーキ！」「スピード早くない？」など、運転中に横から口出ししてくる人がいます。そんな時にはどのような心理が働いているのか、考えられる状況を見ていきましょう。
危険レベルの違いがある
運転中に口出しするのは、心理的に危険を察知しているためで、運転者と危険レベルの認識度が違うため、不穏な空気が流れてしまいます。
たとえば交差点で曲がるタイミング。対向車が猛スピードで直進しているのに、急にハンドルを切る人がいますよね。運転者は大丈夫だと判断しているのでやっていることなのですが、同乗者が怖がりで心配性なら「危ないよ！」と口出ししてくるはずです。
危機管理能力には個人差があり、察知するレベルも違いますので、口出ししたところですぐに運転スタイルが変わることはないでしょう。
ただ意見を言っているだけ
運転中に彼女が口出しする場面。心理的には彼女は決して文句や愚痴を言っているのではなく、自分の「意見」を言っているつもりなのです。
そのため言われた相手が不愉快になっていることはわからず、どんどん口出ししてくるかもしれません。運転中は限られた空間なので、普段のコミュニケーションとは違う雰囲気になります。
めったに自分から話し出さない人も、運転の仕方には積極的にコメントしてくることもあり、一緒にドライブするまでお互いに見えない部分もあるでしょう。
自信があるから
免許とりたての人の運転が危なっかしい時、経験者が助手席にいれば、何かと指示したくなるでしょう。自分の運転スキルに自信がある人は、やたらと他人の運転の仕方に文句を言うことがあります。
さらにそれは運転に限ったことだけでなく、性格的にプライドがある人や自信がある人も、他人の運転がとても気になってしまいます。自分のほうが上手にできると言いたいため、ダメ出しをして満足しているのでしょう。
上から目線になりやすい性格
運転中に口出しする人は、心理的に自分のほうが立場が上だと思いたいため。なんでも知っている、経験したことがあるという素振りが目立ち、人に物ごとを教えたくなるタイプです。
そのため会話中も、自分が相手に指示するような勢いがありますので、「ブレーキの踏み方が強いよ」などと上から目線に。このタイプは、逆に自分のやることを他人に指摘されると気分が悪くなりますので、自分のことがとにかく可愛いのでしょう。
相手をコントロールしたい
彼女が彼氏の運転に難癖をつけてくるのは、心理的に相手を自分がコントロールしたい願望があるためです。大切に思う人だからこそ幸福になってもらいたく、自分が思う通りにやってほしいと思っているのでしょう。
彼氏が大人しい性格だと尚更、自分がリードしたくなります。悪意があってやっているのではありませんが、他人の考え方を受け入れられない部分も強いため、友人ともぶつかることがあります。
過去の経験が影響している
運転中に口出しするのは、心理的に過去の経験が関係しているためで、危険回避するためについやってしまうこと。自分が過去に車をぶつけたことがあるなど、運転するたびに嫌なことが蘇ってしまうのです。
運転は頭で考えるよりも、体が覚えていることも多いですよね。瞬時の判断ではとっさに体が反応しますので、過去の出来事も同じく、無意識レベルで記憶を呼び戻しているのでしょう。
口出しされた時の対処方法
運転中に口出しするのは、心理的なことも関係していますので、反論して嫌な雰囲気にならないよう意識したいですね。しかしあまりにも文句が多い場合は、適切な態度で対処してみましょう。
集中できないからと一言伝える
運転中に口出しする人の気持ちはわかりますが、ずっと小言が続くと運転に支障をきたしますよね。次に何を言われるかビクビクしながら、同乗者の顔色を見て運転するのはストレスに。そんな時は正直に「集中できないから」と気持ちを伝えてみましょう。
怒ったり文句を言い返したりすると、さらに運転に集中できなくなりますので、なるべく平静を保って意見交換してくださいね。
謝ってやり過ごす
そんな時はその場で「ごめん」とすぐに謝り、やり過ごしてみましょう。密室になる車内。たった一言で空気が変わってしまうことはよくありますよね。
あれこれ説明すると、さらに相手がヒートアップする可能性もあるので、その場合はあっさり謝って終わりにすることも方法です。楽しいドライブを続けるためにも、どちらかが我慢しなければならないこともあるでしょう。彼女を楽しませるためには仕方ないと、自分が譲歩するのも時には必要かもしれません。
言う通りに運転する
運転歴がある人なら、他人の運転には何かしら気になる点を見つけるもの。自分の運転が一番安全で上手だと思うので、ライバル意識は多少生まれるかもしれません。
いつまでも文句を言われる場合は、相手の言う通りに黙って運転することも対処法のひとつ。全て丸く収まればそれでよしと、軽く考えてみることもオススメです。
運転を変わってもらう
どうしても納得できない時は、「じゃあ、運転してくれる？」と切り返すのも方法です。運転免許を持っていない人に限って、人の運転に文句を言うという場合も多く、運転者なら自分の正当性をアピールしたくなるでしょう。
この場合は喧嘩腰にならず、同乗者に運転のスキルを教えてもらうように持ち上げてみるとよいですね。
彼女を安心させるドライブテクニックとは？
ドライブは買い物やデートでもよくあるはずなので、彼女があまり不安にならないよう、普段から運転テクニックは意識しておきたいですね。
次のポイントをおさえておくと、同乗者も安心して過ごすことができるため、次回はぜひ意識してみてください。
車間距離を意識しよう
前方の車が近いと「ブレーキが遅い」「危ないよ」と文句を言いやすくなる状況があります。大丈夫だと言っても、危険の感じ方には個人差がありますので、安心してもらうためには車間居距離をあけることがコツ。
これだけでも気分が落ち着く可能性がありますので、スピードを出しやすい人は、まず車間距離から意識してみましょう。
加減速はゆとりを持つ
急にスピードを出したり低速運転になったりするのは、運転の経験値が少ないと思われます。加減速はゆとりを持ち、ブレーキも優しく踏むこと。
プロのドライバーがお客さんを乗せているような気分で、相手の快適さをまずは意識して運転してみましょう。心配性な彼女なら、どうすれば安心できるか具体例を挙げてもらうことも方法。怖いと感じる瞬間をおさえておき、安全運転を常に頭においたテクニックを磨いてください。
まとめ
ドライブは、二人の関係を進展させる楽しいデートです。安全運転は最初に意識すべきことですが、さらに楽しく車内で過ごせるよう、リラックスできる雰囲気作りも意識してみましょう。
イライラした状態で運転がスタートすれば、お互いに文句を言いたくなるもの。好きな音楽を流したり、休憩を適度に入れたりして、快適なドライブを計画してくださいね。
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