方言が出る時は、心理的にどのような背景があるのか、地方出身者としては少し気になりませんか。都会の世界に馴染むよう、意識的に方言を出さないように努力している人もいるはず。
しかし頑張っても、ふとした瞬間に方言が出てしまいますよね。話し方は深層心理が反映され、方言で会話する相手は自分にとって特別な意味があることも。そこで今回は、方言が出る時の心理について、詳しくご解説していきましょう。
方言が出る時の心理について
方言を使っているつもりでなくても、標準語の人からは不思議な顔をされてしまう言葉。そんな方言が出る時の心理背景について、まずはご説明していきましょう。
安心している
世の中には自分の出身地を他人に知られたくない人もいますので、方言が出ないよう気を引き締めて会話をすることがあります。そのため常に緊張感があり、言葉遣いはとくに意識しているため、会話がぎこちなくなることも。
方言は家族同士や同じ出身地の人なら安心して迷わず出てくるので、方言が出る時は心理的に相手に安心感を抱いていると考えられますね。とても仲がよい友人など、気を遣わない人と一緒にいる場面が想像できます。
もっと自分を知ってほしい
方言が出る時の心理状況は、相手を意識しているため、もっと自分を知ってほしいので方言で話す場合があります。色々な一面を持っていることを好きな人にアピールしたいけれど、どうすればよいかわからない。そんな時は一番慣れた自分の姿を見せたくなるはずです。
意識する異性には、他の人にはやらないことで自分の存在感を残したい願望があります。普段は全く方言を使わない人が、急に方言で話しかけてくる場合は、もしかすると好意を寄せているのかもしれません。
方言の理解者だから
標準語の人が方言を聞くと、思わず反応してしまうことがありますよね。ウケ狙いで方言を使う人もいるようですが、一度そんな体験をしてしまうと、方言を使うのが恥ずかしくなってしまいます。
しかし方言が出る時は、心理的に相手が理解者であると考えられますので、信頼できる人と一緒ということでしょう。自分も地方出身者で、方言に対してさまざまな思いがある、または言葉遣いはその人の魅力だとポジティブに考える理解者など。心の広い人には、気兼ねなく話しやすいスタイルで会話ができるでしょう。
気を許している
方言が出る時は、心理的に相手を受け入れている意味があり、自分をさらけ出せるほど慣れた関係であることがわかりますね。初対面でいきなり方言を話すのは、よほどの場合でないとできない人も多いでしょう。
徐々にお互いのバッググランドを理解して警戒心をなくすと、いよいよ方言が出てきます。方言で話す人、話される人は、きっと相手を特別な人だと認識しているためですね。
大雑把な人
方言の中には、特定の地域でしか意味が通じない言葉もありますので、標準語が基本になっている地域ではできるだけ方言を控える人も多いでしょう。
しかし場合によって方言が出る時、心理的になぜそうさせたのか気になることもありますよね。方言が出る時はとても大雑把になっているためで、相手がどう思うかを一切気にしていません。
やりたいことをやってしまうマイペースなタイプ。誰にでも同じ態度で接するため、方言が通じなくても勢いだけでやり過ごしているでしょう。そんな態度は、とても素朴で魅力的に見えるはずです。
プライドがある
自分の出身地を誇りに思う性格は、方言が出る時の心理にも関係していますので、相手に自分のプライドをアピールしています。方言を恥ずかしいとは思わず、自分が育った場所を大切に思っているため、隠しごとをするような行為にはなりません。
自信を持って方言を使い、意味がわからず不思議な顔をしている人には、きちんと方言の意味を説明して自分の出身地のよさを広めているでしょう。
好きな人の前でやってしまう話し方とは?
方言が出る時は、心理的に相手に好意を寄せていることや、自分をアピールしたい意味がありますので、今後もよい関係を続けたい気持ちがあるといえますね。
ではさらに特別な好意を寄せる人だと、話し方はどう変わるのでしょうか。好きな人の前でやってしまう話し方の共通点を見ていきましょう。
早口になってしまう
好きな人と会話をする時、失敗しないように自分を落ち着かせていても、目が合った瞬間にリズムが崩れてしまいます。何か話さければならないとプレッシャーがかかり、そんな場面では急に早口になることもあるでしょう。
言葉をきちんと言えないまま会話を続行させるため、相手が不思議な顔をしてしまい、変な雰囲気で終わる可能性もあります。焦らないよう、せめて話題だけでもいつも考えておきたいですね。
聞き役になってしまう
好きな人が目の前で楽しそうに話す表情や姿は、いつまでも見ていたいもの。そのため話すことが一切頭から消えてしまい、ひたすら相手の顔をじっと見つめてしまいます。
結果的に聞き役になり、「うんうん」と頷いて相手の目を見ながら、自分は幸福に浸っているのです。普段おしゃべりな人が急に無口になるのは、目の前に好きな人がいて緊張していることはもちろん、あまりにも相手が素敵で目が離せないことも理由ですね。
褒める
好きな人が相手だと、普段の話し方とはかけ離れた別人のような口調になることがありませんか。自分でも違和感を抱くほど態度が変わってしまうのは、自分を好きになってもらいたい願望があるため。
好感度をアップさせようと心理が働き、相手を褒め続ける例もあります。喜ぶことをしてあげると、相手にもお返しに喜ぶことをしたくなりますよね。
そのお返し作戦は、心理的に好きな人とさらに気持ちをつなげるメリットになるのです。
優しい口調になる
好意を寄せている人には優しい口調になり、また会話したくなると思うようなポジティブな印象を意識しますよね。燃えるほどの愛情がある相手でも、目を合わせた瞬間になぜか心が優しくなる瞬間。
口調も自然とふんわりして、お互いに心地よい会話になりますので、自然と惹かれ合う関係も期待できますね。
相手の気を引く話し方のポイント
方言が出る時の心理状況は、相手とよりよい関係を求めるサインでもありますので、相手の気を引く話し方でさらに印象をアップすることもオススメです。
興味を持たれそうな内容を心がける
話し方の上手下手には個人差がありますので、好きな人の気持ちを獲得するには、苦手意識はまずなくしておきたいですね。興味のある内容の会話は、もっと話がしたくなる理由になるので、相手が好きなジャンルを意識してみましょう。
わかりやすく説明したり、適度に質問したりしながら、相手の気持ちをチェックすること。語尾まできちんと話せないほど緊張していると、わかりづらい会話になり興味が半減してしまいます。
ジェスチャーをプラスしよう
方言を使う、表現を豊かにして話すことで、相手に特別感を与えて意識してもらえる可能性があります。さらにもっと自分に興味を持ってもらうには、ジェスチャーをプラスして、その瞬間を最高に満喫している様子をアピールしてください。
天気の話ですら、面白い会話をするように盛り上げる気持ちが大切。同じ空間にいるだけでも幸福だという態度を、会話内でも心がけてみましょう。
まとめ
方言が出る時の心理は、生まれ故郷が懐かしく感じることも関係しているでしょう。そんな自分を丸ごと好きな人に受け入れてもらうためには、話し方で上手にアプローチしてみませんか。
方言は自分の歴史の一部。大切に思うからこそ、その魅力を他者にも伝えたいのです。
☆こちらの記事もチェックしてみてくださいね。