収集癖の心理を理解しよう!今後考えたいこと

収集癖の心理を理解しよう!今後考えたいこと

収集癖は、心理的にどのようなことがきっかけになるのでしょうか。テレビ番組やニュースでもたまに取り上げられる、なんでも集める人たちの暮らし。

家の中が物でいっぱいになっていたり、特定の物だけがたくさんコレクションされたり、一見理解しづらい空間が広がっています。

収集癖は普通のレベルならよいのですが、やりすぎる人は特別な思いがあるかもしれません。そこで今回は、収集癖の心理と改善するコツについてご解説しましょう。


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収集癖のある人の心理について

収集癖の心理を理解しよう!今後考えたいこと

物を集める癖、いわゆる収集癖は、女性よりも男性に多く見られるといわれています。私たちは特定の物にこだわり始めると、知らない間に必要以上に物が集まってしまうことがあります。

収集癖は習慣だけでなく、心理的な背景も影響を与えていますので、やめるのが難しいと感じる人は心理面からも考えられる理由を理解しておきましょう。

 

収集癖とは?

どうしてそんな物を集めるのか、他人が不思議に思うほど、必要以上に物を集めるのが収集癖です。女性なら洋服やコスメ、男性の場合はツールや時計などもあるでしょう。

収集癖があると特定の物に対して執着し、簡単にやめられないケースが多くなります。一般的なコレクターと呼ばれる人と収集癖が違うのは、コレクターは集める目的を理解していること。

収集癖は物に対してよりも「集める」ことに執着する場合がよくあります。エスカレートすると不要な物まで収集するようになり、周囲にも迷惑がかかってしまいますよね。

 

狩猟本能

収集癖の心理は男女で少し違う部分があり、男性の場合は動物的なセンスで狩猟本能からくるといわれています。漫画本、ネクタイ、フィギュアなど集める物は、自分にとっての「獲物」。

たくさん収集すれば、自分の強さや存在感をアピールできると思っています。収集癖は一見、物を集めるだけに見えますが、裏側を覗くと深層心理が影響しています。

男性はプライド意識が高いので、他の人が持っていない物を選び収集することもあります。ビンテージのジーンズなど珍しいものが、自分のステータスを上げるアイテムになるのでしょう。

 

義務感がある

収集癖の心理には、義務感が関係していることがあり、自覚していない人がほとんどです。たとえばDVD。1枚購入すると、シリーズものなら他も気になりますよね。

収集癖はこんな些細なことがきっかけになり、一度集め始めると全て揃えなければならない義務を感じてしまうのです。シリーズもの、同じブランドの洋服、漫画のキャラ全てのフィギュアなど。

投資したお金を考えると、中途半端にするほうが無駄に感じてしまうのです。義務感に襲われてしまうと、収集癖は簡単に直らない可能性もあるでしょう。全部揃えるまで、自分のゴールは見えてこないのです。

 

ライバル意識が強い

他人といつも競い合う人は、収集癖を持ちやすいかもしれません。友人が新しいバッグを買ったら、自分はさらによいブランドのバッグを買うという人。

ライバル意識が強いので、本当に収集したい物でなくても勝つために集めてしまいます。負けたくないという気持ちが収集欲の原動力になっているので、常に周囲の人の持ち物や行動を細かくチェックしているでしょう。

自分がずっと欲しかった物を手に入れた人を見ると、とても悔しくなりさらに収集する物が増えてしまいます。

 

世界観を大切にしている

自分だけの空間をとても大切に考える人は、特定の物や色、スタイルにこだわりを持っています。自分の世界観を表現したい人は収集癖があり、他人に理解できない物を集める傾向が強いでしょう。

なんでもよいのでなく、自分の好きな物や雰囲気、想像性を刺激する物が対象。収集とは自己表現の手段のひとつです。使わない物を集めるのは、自分をアピールしているためなのです。

たとえば部屋の中をモノトーンで統一するのは、自分の世界観を極めるために集める物を厳選しています。

 

整理整頓が苦手

整理整頓ができない人は「もったいない」「また使うから」という言葉が口癖になっているでしょう。収集癖がある人の心理は、物が捨てられないため。

金銭的なことや思い入れなどがあり、自然と不要な物が周囲に集まってしまいます。整理整頓ができないのは、性格的に大雑把なのも関係していますが、心理的に考えると執着心が強いことも挙げられます。

たとえばしばらく着ないコート。トレンドも過ぎてしまい、今さら着ることはもうないはずです。でも収集癖がある人は、捨てない言い訳を考えるのが得意なので、いつの間にか収集家になっているのです。

 

寂しい

ニュースでも話題になるように、周囲には理解できない収集癖がある人が稀にいますよね。この場合は物に対しての執着でなく集めるのが目的で、自分の寂しさや不安、孤独を埋めるために生活環境を物で埋めているのです。

床が見えたり壁が見えたりするのは、自分の心の中の空間と同じ。またぎっしりと物が詰まった場所は、誰かに優しくハグされたような安心感が得られるのも理由です。

満たされない心は物質的なもので、一時的に安心するかもしれませんが、根本的にある問題を見つけないと収集癖は改善できないでしょう。

たとえば失恋をして落ち込んだことがきっかけで収集を始める人がいるように、物で心を満たすよりも寂しい原因を知るのが重要なのです。

 

収集癖を改善するにはどうするべきか?

収集癖の心理を理解しよう!今後考えたいこと

自分できちんと管理できる収集癖ならよいのですが、心理的にやめられない場合は収集するために余計な出費が続いたり、暮らしの空間がいっぱいになり他の人に迷惑をかけたりすることも。

恋人や家族に収集癖について忠告されたことがある人は、今後考え直すべき点があるかもしれません。ではどのようにして、収集癖を改善するかコツを見ていきましょう。

 

予算を決めておく

収集癖は心理背景にあらゆる要因を抱えていますので、いきなりやめようと思っても簡単にはいかないケースもあるでしょう。時計、アンティーク品など収集癖がある人の中には、かなり高級なアイテムにこだわる人もいます。

すると金銭面と生活のバランスが不安定になり、さらにストレスが発生する可能性も。適度な収集を続けるためにも、使えるお金を決めておくとよいですね。

毎月の予算があれば無駄な買い物が減り、収集するスピードも遅くなるでしょう。

 

収集した物をきちんと把握する

収集癖は自覚していない場合が多いので、まずは自分のレベルを把握する必要があります。収集する物を一か所に集めて、あまりにも量が多いと感じるなら収集癖は改善すべきでしょう。

また使わない物、昔集めて劣化した古い物などは手放して、整理整頓するのも必要です。客観的に収集癖を判断すると、思っていたよりも物が多すぎることに気づく場合も。足の踏み場もないほどでは、程よいコレクターとはいえないかもしれません。

 

他の楽しみを見つける

収集癖がある人は、心理的に寂しさや不安を埋めるために物に執着しています。そのため根本的な原因を改善しないと、無理に収集をやめることはできません。

寂しさを埋めるなら、収集以外にも楽しめることはたくさんあります。たとえば友人ともっと交流したり、料理の趣味やドライブなどを楽しんだりするのもオススメ。

収集だけでなく、自分を表現する方法としてはアートもよいでしょう。他に楽しめることが見つかると、自然と収集へのこだわりも減っていくと思われます。

 

まとめ

収集癖は、その時の心理を考えてバランスをとってくださいね。自己完結を目指す人は、今後はあらゆる角度から自分を満たしていきましょう。

 

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