刺激を味わう不倫の心理は、非日常的な魅力を感じるもので、好奇心から覗いてみたくなりますよね。週刊誌やワイドショーでは、不倫の話題を当たり前のように特集しています。
浮気をしたことがない人から見ると、理解できない心理。生涯を共にするパートナーがいても、本能や出来心で遊びを覚えることもありますが、心の中を覗くと人には言えない悩みにぶつかっている場合もあります。それでは、不倫の心理について探っていきましょう。
誰よりも必要とされたい欲求
不倫の心理は、もっと自分を心の底から頼ってくれる存在を求めている欲求です。結婚した後は、家族が増えて安定した生活を手に入れることが出来ますが、落ち着いていくほど夫婦ではなく家族としての関係に。幸せなはずなのに、自分の存在価値について考えてしまうことがあります。
仕事に行くと家族の存在を気にせずに自由に動けるので、お金や時間に余裕が生まれると、独身の頃のような感覚になって羽を伸ばす人もいるでしょう。
こちらが既婚と知っていても、好意のある目を向けてくれる異性がいると嬉しくなり、仕事にやりがいを感じます。求められる感覚が新鮮で、相手の気持ちにのめり込んでしまうのが不倫の心理です。
思いがけない感情に興奮して舞い上がってしまい、不倫相手に離婚を迫られるまでは重大さに気付かないでしょう。客観的な目線で自分を見つめることが大切です。
現実逃避に浸りたい
毎日の繰り返しの日常生活に、ストレスが溜まり現実逃避をしたくなることがあります。これも不倫の心理として、よく挙げられている禁断の恋に溺れる原因。
職場や家庭では弱音を吐けない人にとって、逃げ出したい思いを不倫で発散しているというのが本音になるでしょう。
唯一の癒しだと思い込んでいる不倫の心理は、ストレス発散としか考えていないので、家族はもちろんですが、不倫相手のことも真剣に考えていないところも。
そのため、大切な人を傷つけているとは考えていないのです。これも弱さの一部ですが、現実に目を向けるまでの時間が掛かります。
いつまでもモテる自分でいたい
昔からモテていたという人は、年を重ねてもモテる要素を持っています。異性を楽しませるセンスも包容力もあるため、不倫好きの異性は必ずと言っていいほど、恋をしてしまうでしょう。
モテるともっと、カッコつけたくなるのが不倫の心理。家族の前では見せられない魅力を、存分に発揮したいとのめり込む人もいるでしょう。心が満たされると、いろいろな方面でもやる気が溢れてきますよね。
モテる自分でいることが、理想の夫婦でいられると思い込んでいるのです。不倫の心理には、後悔と後ろめたさがありますが、バレなければ大丈夫と開き直っているところも。調子に乗りやすいタイプにみられますが、自分に自信を持ちたい思いの強さが隠されているでしょう。
家族だけでは埋められない孤独感
どんなに大勢で騒いでいても、寂しさが消えないことがありますよね。不倫の心理も同じで、家族や親友がいても孤独感から解放されず、苦しい思いを抱えている人もいるでしょう。
プライドが高く、弱さを見せられずに強い自分でいようと張り切ってしまうところも。そのため、張り詰めていた神経を解放できる場所が欲しくなり、不倫の心理が芽生えて優しく受け入れてくれる人を求めてしまうのです。
家族を守る使命感が、いつしか義務になっていき虚しく感じ始め、自分を見失いそうになる時もあるでしょう。隙を見せない自信をしっかり持っているのに、心の弱さを見抜く人に出会ってしまうと甘えたくなるもの。
一時的な心の拠り所として、居場所を求めている状態です。自分自身の問題が大きいのですが、夫婦の在り方を考え直す必要があるでしょう。
不倫に走らないためには、不足しがちな家族とのコミュニケーションを増やし、心の奥の孤独を埋めていくのがポイントです。
家族に甘えていることに気付いていない
不倫の心理は、気の迷いや遊びといった浮気心ですが、不倫をしてしまう一番の原因はパートナーへの甘え。家族としてしか見られないのではなく、自分が一人の女性として見ていないだけなのです。
向き合うことから逃げていると、愛情に気付けずに感謝の気持ちを忘れていることも。自分だけが守っているつもりになっていますが、実は守られて支えられているのが家族であり夫婦です。
傷つけて得られるものは、幸せではなく後悔の思いだけ。不倫の心理を現実として受け入れない限り、周りが見えなくなるでしょう。
まとめ
不倫の心理は、夫婦のズレから生まれます。周りから見ても理想的な家族なのに、不倫の心理が表れてしまうのは、お互いに遠慮している部分があるから。外で違う相手を求めてストレス解消しても、夫婦の根本的な問題は解決しません。逃げて答えを先延ばしにしていても、修復できなくなることもあるのです。
家族だからといつまでも待っていてくれると思わずに、今後の幸せのために見直していきましょう。一人でなんとかしようと思わずに、心の内側をお互いに見せることも必要になるのです。
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