悪口を言う心理に隠されている本音と付き合い方

悪口を言う心理に隠されている本音と付き合い方

悪口を言う心理には、悪気がある人とない人の二通りがあります。愚痴や不満ばかりを話していると、どこからが悪口の境界線になるのかがわからないもの。

聞かされる側の立場は、どんどん憂鬱になっていきますよね。悪口を言ってしまった相手を見る度に罪悪感を抱き、辛くなる場合もあるでしょう。

誰かを悪く言う習慣に慣れてしまうと、心の底から仲良くなるのが怖いと感じることも。では、悪口の心理から見える本音を覗いていきましょう。

 

会話のマンネリ化から盛り上げたくて

仲間との会話もマンネリ化していくと退屈に。話が尽きてつまらないと、話題作りのために噂話をすることがあります。噂話は自分が知らない話題があって刺激的なもの。ここからもっと刺激を求めて、悪口を言う心理に火がつくことがあるでしょう。

無理に話題を作るよりも、誰にも言えない話は面白いと感じるものです。悪口の心理には、負の感情から仲間意識を高める効果があるので、内容を楽しむよりもその場の一体感を楽しむ傾向があるもの。違う話題に切り替えるように話を進めていくと、嫌な会話で盛り上がることも少なくなります。

 

いつも誰かと比べて不安になる

悪口を言う心理に隠されている本音と付き合い方悪口を言う心理には、自分の弱い部分を必死で隠している状態です。誰かを羨ましいと思う気持ちは、妬みや嫉妬に変わります。不安が大きくなると、心の暗闇が広がる場合も。

不安は怖さとなって悪口を言う心理を作り出してしまうことも。いつもの自分を保つために誰かを犠牲にするのは、決して正しい事ではありませんよね。

わかっていても、心の弱さが正しい選択をしなかったのです。後ろめたさから、一人で抱えられない辛さを抱えているでしょう。

比べるのは周囲の反応が気になり、自分の存在を認めて欲しいと願っているから。相手を安心させる言葉を掛けてあげると、周りと比べることも少なくなって表情にも明るさが戻るでしょう。

 

素直になれずにかまって欲しい

気になる相手にかまって欲しくなり、悪口を言う心理が働くことがあります。素直になれない性格は、意外と身近にいるもの。

仲良くなれずにもどかしい思いが、相手に直接言えずに悪口を言う心理状態を作ってしまうのです。わざと相手の気を引いているだけの可能性があるので、できる限り関わらないように心掛けたいですね。

関わってしまった時は数人で話を聞き、あまり目立った言葉を掛けずに接するのが、トラブルに巻き込まれないコツに。

かまって欲しい素振りが見えた時は、悪口を言われている人も交えてコミュニケーションを深めていくと、ひねくれ具合も緩くなるでしょう。

本当に苦手で嫌いな人物に対しては、態度や空気から伝わるもの。仲良くなれないと思い込んでいることが、素直になれない原因を作っています。

 

感情のコントロールが苦手

悪口を言う心理に隠されている本音と付き合い方悪口を言う心理は、自分でも抑えられない感情がきっかけで、言いたくなってしまう人もいるでしょう。自分の感情がコントロール出来ずに、その場で思ったことを言葉にして吐き出す場合も。深く考えずに発言するため、傷つける言葉を言った自覚を持てずにいます。ストレスを外側に発散させている状態と言えるでしょう。

周囲の意見に流されやすく、気付くと一緒に悪口の心理に共感することも。感情に任せるのではなく、発言する前に冷静に考えるのがポイントに。

高ぶった感情のままでは、攻撃的な気持ちが強くなってしまいます。興奮している人には、一呼吸して自分を落ち着かせてから穏やかな会話を意識しましょう。

 

見下せる相手だと思い込んでいる

自分よりも劣っている人や弱いと感じる人には、強気に出ても大丈夫と見下す悪口の心理。特定の人をいつも悪く言うのは、弱い心の持ち主が行う行為ですよね。

弱そうだから怖くないというのは、自分だけの思い込みですが、この場の主導権を握りたいとの思いも隠されています。

悪いイメージを勝手に当てはめて、少しでも優越感に浸りたい気持ちはわかりますが、毎回同じ人の噂話はうんざりするもの。

明るい話題なら何度聞いても嬉しいですが、嫌な気分になる話題はどんどん気が重くなるでしょう。悪口を言われても心が穏やかでいられる人はほとんどいません。

聞かない態度も効果的になるでしょう。聞く人がいるから、悪口の心理は薄れずに強さを増していきます。嫌そうな態度を見せると、次第に会話の内容にも変化が起こるはずです。

 

まとめ

悪口の心理には、自分の気持ちを理解してもらいたい本音が隠されています。とにかく頷きながら聞いて欲しいのでしょう。

自分のことだけを考えた状態が悪口を言う心理なので、余裕がなく乱れた感情が見えるもの。聞いて欲しい相手に選ばれた時は、黙って聞いてあげる優しさも付き合い方の一つに。

思いっきり否定をするのは感情を逆撫でてしまうので、慎重に言葉を選んで発言するのがコツです。悪口の心理は、聞き間違いや勘違いから膨れ上がる場合もありますよね。

深く関わっていくのは難しいですが適度な距離を保ちつつ、悪口を言う人に対して何をしてあげられるのかを考えて、ポジティブに切り替えていきましょう。

 

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