嫌われたいと思う心理には、好かれては困る理由があります。とは言っても、人の感情は複雑でなぜ嫌われたいのか理解に苦しむ時も。
好かれたいと思いながら行動するよりも、嫌われるように行動するのは大変です。嫌われたいと思う心理は、言葉でははっきり言えない本音が込められています。それでは、心理の扉を開いていきましょう。
距離を置きたいとき
急によそよそしくなったり、出掛ける誘いにも予定が合わないと断ったりといった、些細なすれ違いに首を傾げたくなる時も、嫌われたい心理が働いています。今までの関係に、距離を置きたくなるような出来事や状況が重なると、いつしかお互いの関係に溝が。相手を嫌いになる前に、冷静になろうと気持ちを整理したいのが理由でしょう。
しかし、付き合っている場合は、別れの前兆となる可能性が。答えを出す前の冷却期間として、そっとして欲しい時もあります。
嫌われたいとの心理には、今の関係に疲れてしまっている状態です。いつもと同じ仲間や恋人といるのに、どんどん悪いところばかりが目についてしまうのは、辛くなるだけですよね。
お互いの距離を見直すと、さらに良い関係を築ける場合も。少し距離を置くだけで、お互いの良さを再確認できるきっかけが生まれるでしょう。
存在感をアピールしたい
自分の存在感をアピールしたいけれど、素直に表現できない人も。自分の気持ちを隠すように、嫌われたいと思う心理が沸き起こることがあります。
他の人よりも目立つようにと、わざと嫌われるような態度を取ってしまうのです。他の人と違うアピールをすることで、存在感を際立たせたいとの思いがあるでしょう。
強気な態度に見せ掛けて、実は好かれたいとの気持ちが隠されているのです。人より違うことをすると印象に強く残ります。
この心理を上手く使って、深く存在感を刻みたい気持ちが理由のひとつ。注目されるならば、嫌われるくらいの強さが欲しいとの思いが込められています。
嫌われていないか試す場合も
周囲の反応によって、今の自分の好感度を知ることが怖い時があります。相手に嫌われたいとの心理が、無意識に働いてしまう人もいるのです。
本当に嫌われていたら…と考えると、周囲にきつく当たって傷つける場合も。心の中は寂しくて孤独感でいっぱいなのですが、隠すように横暴な態度や言葉を投げかけて相手を試す行動に走ることがあるでしょう。
気持ちを分かってもらえない悲しみから抜け出すために、嫌われたいと願う心理に変わります。自分を卑下する傾向がある場合は、周囲の反応に耐えられない弱さを抱えていることも。
誰かに期待するよりも、周りに期待されない存在になった方が楽だと思い込んでしまうのです。これでは、自分を傷つけるだけでなく、周囲も巻き込み傷つけることに。攻撃的と感じた時は、心に不安を抱えている可能性がありますので、落ち着いた環境で話し合う機会を設けて本音を語り合いましょう。
嫌気が差してしまった
嫌われたい時の心理は、相手に対し嫌気が差し始めていることが理由に挙げられます。嫌いになるくらいなら、自分が嫌われたいという心理に。嫌な気持ちのまま接していると、自然と言葉や態度に表れてしまいますよね。
態度で相手に気持ちを訴えているつもりでいるのですが、こういう時に限ってこちらの心理に気付いてもらえないもの。このもどかしさがストレスへと変わり、お互いの関係に亀裂が生じてしまうのです。態度や様子がおかしいと感じた時は、自分に非がなかったかを振り返りましょう。
人と接するのが疲れてしまった時も、嫌われたい心理に。人間関係は良いことばかりではなく、嫌になる時もありますよね。一人になって気持ちを空っぽにすると、心の整理ができて改善方法もみつかるでしょう。
好きすぎて辛いから
片思い中は、相手のことを考えて過ごす日々が多いですが、思いが届かない気持ちが強くなると諦めたくなります。しかし、諦められない自分がいると、胸が苦しくて辛くなることが。このまま片思いをするくらいならば、嫌われたいと思う心理が大きくなる人もいるでしょう。
恋をすると自分の気持ちがコントロールできずに、諦めたくなる場合があります。密かに思いを寄せている人に、好きな人がいたと知った時など、嫌われたい心理状態になるもの。
感情を乱されてしまう状況に慣れずに、自分の弱い部分に背を向けたくなる人も。好きな人に思いを伝える前に、嫌われたい心理が働きやすいので辛くなる前に気持ちを伝えたいですね。
まとめ
嫌われたいと思う心理は、自分の気持ちに負けそうな時に強く心が揺れ動くもの。本当は嫌われたくない思いが隠されているのです。周りの感情や心理を気にしてしまうばかりに、いつしか自分の思いとは真逆の行動に出てしまうことも。
大切なのは自分自身の素直な気持ちと、相手の本当の気持ちです。どうして嫌われたいのかという心理が芽生えてしまったのかを考えながら、誤解を与えないような対応を心掛けていきましょう。
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