遅刻する人の心理が理解できない…と悩む場合もあるでしょう。時間にルーズな人は、相手を困らせることにも構わず頻繁に遅刻してきます。
仕事でもプライベートでも、遅刻することが多い人にはどのような特徴や事情があるのか気になるケースも。そこで今回は、遅刻する人の心理と適切な対処法について詳しくお伝えしていきましょう。
遅刻する人の心理になる理由
遅刻する心理になるのは、どのような理由があるのでしょうか。まずは考えられる理由について詳しく見ていきましょう。
待つのが嫌
遅刻する人の心理になるのは、待たされるのが嫌だからです。損したくない思いが強く、相手を待つために時間を費やすのが嫌なので、待ち合わせの時間より早く到着することは避けています。
孤独を感じやすい人やプライドが高い人の場合、待つのが嫌という心理になることは多いでしょう。待ち時間があると苦痛に感じてしまうため、あえて遅めに出発していつも少しだけ遅刻してしまうという人も。
逆に相手を待たせることがあっても構わないので、とにかく待ちたくないというタイプの人です。
遅刻しても許してくれると思っている
自分に甘い人や相手に甘えている人は、遅刻する心理になりやすいでしょう。「もし遅刻しても、親しい人だから許してくれるはず」「少しくらい遅れるのは、それほど悪いことではない」と思い込んでいる人も。
約束や時間を守ることの重要性は、人によって価値観が異なります。きちんと約束を守ることが相手に誠意を示すことだと思っている人もいれば、誰でもミスはするものなので仕方ないと思っている人も。自分を甘やかす習慣があると、遅刻しても罪悪感を抱かないものです。
身だしなみを整えるのに時間がかかる
遅刻するのはよくないとわかっていても、つい毎回遅れてしまうという人もいます。この場合は、例えば身だしなみを整えるのに時間がかかっているというケースもあるでしょう。
ファッションやヘアスタイルなど、自分が納得するまで根気よくセットしているうちに、待ち合わせの時間がやってきてしまうという場合も。
おしゃれするのが好きな人や人目を気にしすぎる人は、自分の容姿にこだわりを持ち、念入りに整える傾向があります。時間管理よりも身だしなみを整えることのほうが優先順位が高くなってしまう場合もあるでしょう。
行きたくない気持ちがある
心のどこかに「行きたくない」という気持ちがあると、つい遅刻してしまうことは多いでしょう。面倒な仕事や苦手な友人との食事など、予定が入っていると思うだけでうんざりしてしまい、現実から逃げたくなるケースも。
当日の朝になるとさらに気分が低迷して、身支度がなかなか進まなかったり「キャンセルしてしまおうか」という思いが胸を掠めたりするケースもあります。
しかし相手の機嫌を損ねることは避けたいので、大幅に遅刻しながらも重い足取りで待ち合わせ場所まで行くケースが多いでしょう。
遅刻する心理になりやすい人の共通点
時間を決めて待ち合わせをしても、約束通りに来てくれることのほうが少ない人もいます。そのような人にはいくつかの共通点がありますので、よくあるケースを詳しくお伝えしていきましょう。
自分のペースを優先する
遅刻する癖がある人は、相手の気持ちや都合を考えられないという特徴があります。何ごとも自分のペースを優先し、他者から指図されることがあると苛立ちを覚えてしまうタイプ。
「自分がこうしたいのだから、周りの都合は関係ない」と思っているため、徐々に孤立してしまう場合もあるでしょう。思いのまま行動する自由さは魅力のひとつでもありますが、他者に迷惑がかかるほど行き過ぎては、それは短所になってしまうものです。
楽観的な性格
楽観的な性格の人は、「何とかなる」をモットーに生きています。大らかでいきいきとしているため、自然と周囲の人を引き寄せる場合も。しかしその反面、軽率に行動したり自分を甘やかしすぎたりして他者を傷つけてしまうケースもあるかもしれません。
例えば遅刻した時にも、根拠もなく「きっと許してくれるだろう」「遅れても何とかなるだろう」と楽観視するので、同じ失敗を繰り返してしまう場合もあります。
面倒くさがりのタイプ
面倒くさがりで、やるべきことがあっても後回しにしてしまうタイプの人もいるでしょう。この場合も、遅刻する人の心理になることが多いといえます。
約束を取り付けた時は乗り気になっていても、当日になると出かけるのが億劫に感じてしまうケースも。朝起きられなかったり、なかなか準備を進められなかったりして遅刻してしまう場合もあるでしょう。自分の気持ちに素直すぎて損してしまうことがよくあるタイプです。
計画を立てるのが苦手
スケジュールを管理するのが苦手で、うっかりダブルブッキングをしたり時間配分が杜撰であったりする人も。遅刻した時には「申し訳ないことをした」と反省するものの、計画的に行動する方法がわからないので改善できないのです。
きちんと計画を立て、余裕を持って行動しないために些細なトラブルが遅刻という結果を招いてしまいます。身近にいる人が厳しくアドバイスしたり、改善方法を提案したりしてくれない限り、今の状態が長く続くリスクがあるでしょう。
遅刻する人への対処法
遅刻ばかりする人に対して不満を抱きながら付き合い続けるのではなく、何らかの対策を講じる必要があります。では、遅刻する人への適切な対処法について詳しくお伝えしていきましょう。
素直な気持ちを伝える
せっかく約束を取り付けても遅刻してくる相手だと、もう会いたくないと思ってしまう場合も。しかしその前に素直な気持ちを伝えて、関係修復を試みることが大切です。
「あまり遅刻されると悲しい気持ちになる」「連絡もなく遅れられると何かあったのか心配になる」など、思いきって本音を話してみましょう。そうすると、思いの外スムーズに心が通い合う可能性もあります。
遅刻した原因を聞いてみる
遅刻した原因がわからないと対処しづらいケースもあるでしょう。このためどうして遅れてしまったのか、穏やかに質問してみるという方法があります。
相手が待ち合わせ場所にやってきた時に「何かあったの?心配したよ」と聞いてみると、本当のことを話してくれる可能性があるでしょう。
性格のためなのか、それともイレギュラーな出来事があったために遅刻してしまったのかが明らかになると、対策を講じるべきかがわかるのです。
約束の時間になる前に連絡を入れる
相手が遅刻した時にきちんと話し合うのも大切ですが、遅刻を防ぐのも必要なことです。例えば約束の日に連絡を入れて起きているかどうか聞いてみたり、待ち合わせの1時間前に「間に合いそう?」と確認したりする方法があります。
相手のために手間をかけるのが面倒だと思うかもしれませんが、思いやりを持って接していくうちに改善がみられることは多いでしょう。
待ち合わせの時間を早めに設定する
遅刻する癖がある相手の場合、いつもどのくらい遅れるかがわかっているケースもあるでしょう。それを踏まえて、これからは予定より早めの時間を伝えておくのもよいですね。
例えばいつも30分程度遅れる人なら30分前、1時間程度遅れる人なら1時間前の時間を伝えておくと、やきもきしながら待たなくてもよいことになります。
遅刻する人の心理は案外わかりやすいことも!
遅刻する人の心理を知っておくと、今までよりも落ち着いて対処できるようになるでしょう。相手にも事情があるのだろうと歩み寄る心を大切にしながら、こちらの気持ちもきちんと伝えて理解してもらうことが必要です。今後もよい関係を築くためにも、適切な対策を講じていきたいですね。
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