MBTIを聞く心理になるのはなぜなのか、他者と話していて気になる場合もあるでしょう。「MBTI」とは、近年SNSで大いに話題を呼んでいる性格診断テストのことです。
質問に回答していった末に自分の性格が16のタイプに分類され、自己理解が深まったり適職がわかったりします。そんなMBTIですが、他人にMBTIを聞く心理になるのはどのような人なのか、特徴や適切な接し方について詳しくお伝えしていきましょう。
MBTIとはどんなもの?
近年SNSで目にしたり、学校や職場で耳にしたりすることが多い「MBTI」。どのようなものなのか、混同されやすい「16Personalities」との違いについても詳しくご説明していきましょう。
MBTIについて
MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)は、1960年代にアメリカで生まれた性格検査です。スイスの心理学者カール・ユングの理論を基に、イザベル・ブリッグス・マイヤーズと彼女の母親であるキャサリン・クック・ブリッグスによって開発されました。
この診断を行うと自身の資質や改善点がわかったり、仕事や人間関係における判断材料になったりします。しかし近年流行している性格診断テストは、厳密には「16Personalities」であり、MBTIとは別物なのです。
16Personalitiesとは、質問項目に対して同意の度合いに応じて回答することで、自身の性格が16タイプのいずれかに分類されるというもの。
2023年頃から同一視されるようになり、現時点で一般的には「16Personalities」がMBTIとされています。
分析家タイプ(NT型)
MBTIと呼ばれる性格診断テストでは、「ENFJ」「ISTP」などの4文字のアルファベットが診断結果として表示されます。それぞれ「外向型(E)と内向型(I)」「感覚型(S)と直観型(N)」「思考型(T)と感情型(F)」「判断型(J)と知覚型(P)」を意味しています。
その中で「NT型」と呼ばれるものは分析家タイプにあたり、特徴は「直観型(Intuition)」「思考型(Thinking)」であること。分析家タイプは、INTJ(建築家型)、INTP(論理学者型)、ENTJ(指揮官型)、ENTP(討論者型)から成り立っています。彼らは合理的な思考を重視し、目標を達成するために効率的に行動していきます。
外交官タイプ(NF型)
外交官タイプこと「NF型」は、INFJ(提唱者型)、INFP(仲介者型)、ENFJ(主人公型)、ENFP(広報運動家型)から成り立っています。
「NF型」は、「直観型(Intuition)」「感情型(Feeling)」であることが特徴です。人付き合いを大切にするタイプであり、他者の感情を敏感に察知して適切なサポートをしていきます。
番人タイプ(SJ型)
番人タイプこと「SJ型」は、ISTJ(管理者型)、ISFJ(擁護者型)、ESTJ(幹部型)、ESFJ(領事型)によって成り立っています。
「SJ型」は、「感覚型(Sensing)」「判断型(Judging)」であることが特徴です。ルールや秩序を守ることを最も大切にしているタイプで、責任感が強く堅実な性格です。
探検家タイプ(SP型)
探検家タイプこと「SP型」は、ISTP(巨匠型)、ISFP(冒険家型)、ESTP(起業家型)、ESFP(エンターテイナー型)から成り立っています。
「SP型」は、「感覚型(Sensing)」「知覚型(Perceiving)」であることが特徴です。後先を考えるより今を生きるタイプで、直感を頼りに新しいことにチャレンジします。
MBTIを聞く心理になる人の特徴
星座占いや血液型占い、動物占いなどに凝っている人が話題を出す時と同じく、MBTIが好きな人は他者に質問を投げかけることがよくあります。では、MBTIを聞く心理になる人にはどのような特徴があるのでしょうか。
流行に乗ることが好き
MBTIを聞く心理になる人は、好奇心旺盛で流行に乗るのが好きな性格です。面白そうなものを見つけると果敢に飛び込んでいき、他者にもその楽しさを共有しようとするタイプです。
「MBTIは何ですか?」と質問するのも、話題を共有したい気持ちや、様々な情報を得たいという好奇心が関係しています。今までに出会ったことがない性格タイプの人と出会うと、じっくり話をして内面を知りたくなるでしょう。
フレンドリーな性格
とても気さくでコミュニケーション能力が高い人は、MBTIを聞く心理になりやすいでしょう。初対面の人にMBTIを聞くのは、相手の性格や考え方を質問しているようなもの。
人によっては性格診断と呼ばれる類のものが好きではない場合もあり、科学的根拠がないからと信用していないこともあるでしょう。
そのような可能性を考慮せずストレートに質問してしまうのは、とてもフレンドリーな性格だからです。その明るさが周囲の人に活力をもたらしています。
好きな人のことを深く知りたい
誰にでもMBTIを聞くことが習慣化している人もいれば、好きな人にだけ質問するタイプの人もいます。好きな異性のことはどのような情報でも得たいと思うため、プライベートなことと併せてMBTIを聞く心理になる人もいるでしょう。
MBTIから相手の性格を分析したり、二人の相性をイメージしたりすることもできるので、恋愛をしている人にとってもとても興味深い性格診断といえます。
MBTIを聞いてくる人と上手に接する方法
突然MBTIを聞かれると、答え方に困ってしまう場合もあるでしょう。お互いにMBTIに興味がありよく知っているなら自然と会話が弾みますが、そうではない場合の対処法について詳しくお伝えしていきますね。
MBTIについて質問してみる
MBTIについてよくわからないという場合は、相手に質問してみる方法があります。「○○さんのMBTIは何?」と聞かれたら、逆に「MBTIってよくわからなくて…よかったら教えてくれない?」とリクエストしてみてもよいですね。
流行っているのはわかっていても、詳しく知る機会がないというケースもあるでしょう。そんな時こそ詳しい人に聞いて知識を得ることはとてもよいアイデアです。
わからない場合は聞き役に徹する
話題に興味がない場合は、ひとまず聞き役に徹することもできるでしょう。「よく知らない」という旨を伝えたうえで、逆に相手から話を引き出すというのもひとつの方法です。
わからない話題は自分から発言できなくても、相手の話を聞いている中で得られるものはあるはず。相手が好きなものについて語っているのに対して耳を傾けるだけでも、刺激的な時間を過ごせる場合もあるでしょう。
好きなものの話題を出す
MBTIについて一通り話を聞いたら、自分の好きなものについて話すのもよいですね。それに相手が興味を持ってくれれば、さらに会話が弾むことが期待できます。
また、相手の好きそうなものがわかったとしたら、それにまつわる話題を出すのもひとつの方法でしょう。これにより共通の趣味が見つかり、急激に距離が縮まることもあり得るのです。
相性について調べてみる
MBTIは個人の性格を知るものでもありますが、人と人の相性を知ることもできる性格診断です。個人の価値観により相性は異なるため、一概にはいえないものの、参考程度にチェックしてみるのはよいでしょう。
例えば「分析家タイプ」「外交官タイプ」「番人タイプ」「探検家タイプ」のうち、同じグループに属する性格タイプは相性がよいことが多いです。
他にも癒しを与えてくれる相手や刺激をもたらしてくれる人など、様々な相性がありますので、気になる場合はリサーチしてみても楽しそうです。
MBTIを聞く心理を理解して相手と親しくなるには
MBTIを聞く心理には、様々な思いが隠されています。ただ「親しくなりたい」という気持ちを前面に出してくれていることは伝わるため、こちらも好意的に受け止めたいですね。相手の好きなものを少しずつでも理解していく努力も必要になるでしょう。
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