電話を切れない時は、心理的な理由も考慮して自分自身を理解してみましょう。相手が見えない電話は苦手に感じる人も近年とても増えているようですが、どちらが先に切るかタイミングを掴むのは難しいですよね。
忙しい時なら、次第にイライラしてしまうこともあるでしょう。そこで早速ですが、相手と良好な関係を築くためにも知っておきたい、電話を切れない心理について詳しくご解説していきます。
電話を切れない人の心理的特徴について
「じゃあ、そろそろ…」と簡単な一言もなかなか出てこない瞬間。自分から電話を切れないのは、心理的に次のようなことが考えられます。
好意を寄せている相手だから
好意を寄せている人や好きな人が相手なら、いつまでも時間を共有したい思いや、声をずっと聞いていたい気持ちがあるため、自分から電話を切れない心理が働きます。
楽しいことを自らやめてしまうのは、かなり自分をプッシュしないとできないですよね。このような瞬間は、電話を切れないのではなく「切りたくない」といったほうが適しているかもしれません。
好きな人とずっとつながっていたいので、たとえ忙しくても電話を切れない状態に。相手も同じ思いでいてくれたらと願いたくなる瞬間でしょう。
不快にさせたくない
電話を切れないのは、心理的に相手を不快にさせたくない思いが強いからです。電話を切る時のブツッという音はとても冷たく、相手に突き放されたような気分になることもありますので、自分から電話を切るという行為が不適切に感じる人も。
好きな人、上司、家族など、突然自分から電話を切り別れを告げるような思いをさせたくなくない…そんな優しい心の持ち主で、相手の立場に立って考えられる人です。
傷つきやすい
電話を切れない心理は、とても傷つきやすい性格が関係していて、最終的な判断を相手に任せています。そろそろ切りたい…という場面でも、電話を切った後の孤独感が辛く、一人になりたくないので相手次第に。
相手の気持ちを考えてくれる繊細な人ですが、感情を共有しやすいため傷つきやすく、他人の一言や声のトーンだけで間違った判断をすることもあるかもしれません。
本題に入れない
電話を切れないのは、心理的に本題に入れないもどかしさがあり、打ち明けるべきことがまだ言えずに困っている状態なのかもしれません。たとえば片想いの人に電話してデートに誘う予定だったのに、なかなか論点が定まらずチャンスがやってこない時。
「このまま電話を切ったら、二度と誘えないかもしれない」という時には電話を切れない心理が働き、早く本題に入るよう自分にプレッシャーをかけているのでしょう。
「話したいことがある」と自分から相手に伝えているのに打ち明けられない場面。いつ肝心な話が出てくるのか、相手もずっと待っているかもしれません。
優柔不断
電話を切れないのは、心理的に自分で判断するのが苦手で、人の意見に流されやすいことが関係しています。優柔不断なところがあるので、なかなか物ごとを決められず相手をイライラさせてしまうこともあるかもしれません。
電話を切るタイミングは、仕事の用件のように目的がある場合はわかりやすいですが、好きな人が相手だと切るタイミングがやってきてほしくないと思ってしまいます。
そんな気持ちが土台にあるとさらに優柔不断になってしまい、相手に次のアクションを決めてほしいと思うのでしょう。
自分のことをもっと知ってほしい
電話を切れないのは、心理的に自分のことをもっと知ってほしい願望があるためで、この場合は相手に特別な想いを寄せている可能性があります。メッセージだとやりとりが面倒に感じる時でも、電話ならリアルタイムで会話のキャッチボールをしやすいですよね。
自分自身のことをよく話す人なら、相手が切るまで自ら会話を終了させることはないでしょう。趣味の話、仕事の話、家族のことなど、相手に知ってもらいたいことが色々とあり、もっと自分に興味を持ってほしいという気持ちのアピールですね。
相手へのマナーを重視している
自分から電話を切れないのは、心理的に礼儀やマナーを重視しているためで、他人の評価を少し気にしていることも関係しています。他人に何かやってもらったらきちんとお礼を言い、挨拶も欠かさない人。
真面目な雰囲気があり、他人にも同様に厳しくルールを守るよう要求することもあるかもしれません。礼儀を重視する人は、自分から電話を切ることが失礼にあたると思っているので、相手が「そろそろ…」と切り出すまでは忙しくてもひたすら待っているはずです。
電話の上手な切り方のポイントについて
忙しい時にかかってきた電話。用件が済んだら切って終わりにしたいと思うところですが、そんな時に限って相手がいつまでも切りたがらないものですよね。
どうして電話に出てしまったんだ…と自分自身を悔やむ瞬間ですが、そんな時に相手を不快にさせず上手に電話を切るポイントをご紹介しましょう。
電話のマナーについて
一般的なマナーでは、電話はかけたほうが切ることになっていますので、電話を受けた人が切ることはできるだけ避けましょう。電話は相手の声を聞きたいだけでもかける用件になっていますので、電話を切るという行為は用事を全て終わらせたという意味になります。
かけた人がそんな意思表示をする意味もあるので、受けた人が途中で切らないよう、かけたほうから切ることをマナーとして意識しておきましょう。恋愛相手、仕事のクライアントなど、どのような相手でも基礎的なマナーを知っていると好印象を与えることができます。
相手に切ってもらう
好きな人と電話で話している時は雰囲気を壊したくないので、自分から切るのは抵抗がありますよね。電話を切ると相手を遠くに感じてしまうので、心理的にも離れたくない思いで自分からアクションを起こせないものです。
もしそんな人が相手なら「電話を切って」とお願いすることも方法。いつまでも切りたくない思いをアピールでき、結果的に相手に断られて自分から切ることになったとしても、お互いに不快な気持ちにはならないでしょう。
用事があるふりをする
イライラするほど、相手が意味のない話題を延々と続けることがありますよね。気まずい通話が続くのはストレスになり、しかも時間がない時は電話を切れない自分にイライラしてしまうはず。
そんな時は、用事があるふりをして「そろそろ美容院の予約時間だから…」「クライアントに電話をかけないといけないから」のように言い訳して切ることもできます。
もし自宅でスマホを使っている場合、充電が切れそうだから…というのは言い訳だとすぐにわかってしまいますのでご注意くださいね。
ひたすら待つ
電話を切れない時は、会話内容が途切れるまでひたすら待ってあげることもよいでしょう。もし相手からかかってきた時は、何か目的があってのことだと考えられます。
たとえ用事がなくても、ただ電話でつながっていたい気持ちがあるのかもしれませんので、そんな思いを汲み取り冷たく切ってしまうことは避けましょう。
まとめ
電話を切れない心理は、相手に対するポジティブな思いがあるからかもしれません。恋愛感情、友人、尊敬する人など、自分から電話を切ると関係性を断ってしまうようで不安に感じるのでしょう。
今後も電話でよいコミュニケーションをとれるよう、もし急いでいる時は会話が始まる前に「30分経ったら休憩が終わりだから」のように予告しておくこともイライラしないコツになります。
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