意味もなく笑う人は、心理的にどのようなことが関係しているのか、周りの人は一瞬考えてしまいますよね。「笑う」という行為はとてもポジティブで、周囲にいる人の気分をよくしてくれるものなのですが、意味がわからない時は逆に不安になりませんか。
そこで今回は、人の笑い方について焦点を当ててみましょう。意味もなく笑う人の心理的特徴についてもご解説していきますね。
意味もなく笑う人の心理とは何か？
いきなり静かなところで笑い出す人や、面白くない場面でげらげら笑う人など。その場にそぐわない感情表現はとても目立ち、その理由が知りたくなります。意味もなく笑う人の場合は、次のような心理的理由が考えられるでしょう。
好感度を意識しているため
「どうして今笑うの？」という不思議なタイミング。意味もなく笑う人は、心理的に他人の視線や評価を気にする傾向にあり、優しい人に見られたいためにやってしまいます。
いつも無表情でいるより笑顔のほうが、他人との距離感も掴みやすく、好意的に受け入れてもらえそうですよね。そんなメリットをいつも意識しているので、意味もなく笑う時がよくあるのです。
好感度をアップするためには、何がなんでも笑顔でいる必要はありません。しかし「笑顔」の効果を過剰に評価する人は、常に表情が緩やかで笑っているように見えるでしょう。
敵対心を見せたくない
初対面の人や苦手な人と上手く付き合いたい平和主義なタイプは、敵対心を見せないように意味もなく笑う心理が働きます。嫌われたくない願望が強いため、どのような相手にも同じ態度で接するはず。
面白いことがなくても笑うのは、それだけ自分が譲歩しているという証なのでしょう。他者に抱く気持ちを、態度や表情によりアピールする人はたくさんいますよね。
嫌いな人には不快な顔で話しかけるなど、このような意識は自然と敵を作ることになりかねません。意味もなく笑う人は、一見不思議な存在ですが、悪意のない人として周りも安心している可能性があります。
感情表現が苦手
意味もなく笑う人は、心理的に感情をどう表せばよいのか困惑しているため。たとえば衝撃的な出来事があり、どのようなリアクションをすべきかわからない状態です。
普段から感情を隠す傾向にあり、他人に誤解を与えないように注意していますので、自分の気持ちを示さなければならない時は無難に笑ってしまうのでしょう。
敏感に物ごとを察知していても、それに対する表現方法がわからないので、他人が気持ちを見抜けない手ごわい存在かもしれません。
笑いのツボが人と違うだけ
意味もなく笑う人は心理的な要素だけでなく、笑いのツボが関係している場合もよくあります。周囲が面白いと思うことに興味がなく、自分だけの笑いの世界を持っている人。
些細なことに大笑いして、周りがぎょっとする場面がよくあります。一見変わった人にも見えますが、笑いのセンスが実はよいのかもしれません。ちょっとしたことに対しても面白味を発見できるのは、個性のあるスキルのひとつになるでしょう。
相手を下に見ている
鼻先でふっと意味もなく笑う人は、心理的に相手よりも立場が上であるとアピールしたい願望があるため。下に見るようにして笑うので、敏感な人なら相手の意図がすぐにわかるでしょう。
笑う行為はタイミングを間違えると失礼になりますので、悲しんでいる人や真剣な場面での笑いは厳禁。プライドが高い人は笑いを活用して上から目線になりますので、本当の意味での笑いを忘れてしまっていることもあります。
何かをごまかしている
意味もなく笑う人は、心理的に何かをごまかしたり隠したりしているため。彼女に嘘がバレそうになった時に笑ってしまう瞬間があるはずですが、「笑ってごまかす」という意味があるのは納得できますよね。
緊迫した場面での笑いは逆効果。何を隠したいのか詮索されるきっかけになるでしょう。意味もなく笑う人は慌てているために、ふと顔が緩んでしまい、自分で蒔いた種で失敗するかもしれません。
沈黙が嫌い
話が続かずシーンとしてしまう場面は、誰しも居心地が悪く、誰か何か言ってくれないかとても困りますよね。そんな瞬間が苦手な人は、意味もなく笑う人の心理が働き、その場の空気の流れを変えています。
周囲に気を配るところもあるので、気を遣いすぎてストレスが溜まってしまい、急に一人になりたくなる場合もあるでしょう。
悲しみに蓋をしている
意味もなく笑う人は、心理的に感情を抑制していることがあります。絶望的になったり、心身共に疲れたりした時に、自分の気持ちに蓋をして笑うことがあるでしょう。
面白いのではなく、無意味のうちに感情表現をしているだけで、そのような状態が続くと心の負担も増えてしまうかもしれません。好きだったことに興味が持てなくなり、次第に他人とも距離を置いて暮らすようになります。
精神的なバランスが崩れると微笑んでしまうこともよくありますので、慢性的な笑いが気になる場合は、誰かに相談してみるのもよいでしょう。
笑い方でわかる性格について
意味もなく笑う人や大声で笑う人など、笑い方には個人差があり性格も反映されています。好きな人の笑いで内面までわかるかもしれませんので、それぞれの特徴について理解しておくと魅力が発見しやすくなるでしょう。
オーバーに笑う
些細なジョークでも手を叩いて笑ったり、お腹を抱えて笑ったりするオーバーリアクションの人は、とてもサービス精神が旺盛でその場を盛り上げることが大好き。
飲み会で周囲が一緒につられて笑ってしまう人は、その場の雰囲気を壊さず接待するのも得意です。目立つほど笑うのは、自分だけが目立ちたい願望もありますので、サービス精神を活用して自分の居場所をしっかり掴んでいるタイプですね。
抑え気味に笑う
相手に笑っている顔を見られないように下を向いて笑うのは、シャイな性格の人。笑い顔は表情が崩れてしまうので、他人に見られたくないと思う人も多いのです。
いつも綺麗であることを意識している女性は、とくに抑え気味に笑うことがあるでしょう。ククッと我慢しながら笑う人は、恋愛でも相手にリードしてほしい性格。気持ちを自分から伝えることはほとんどありません。周囲に合わせて感情表現をする傾向もあるので、本心を掴むまでに時間がかかるでしょう。
大声で笑う
一緒につられそうになる大声で「あはは」と笑う人は、感情的でノリがよいタイプ。はっきりしているので、ストレートすぎる発言で失敗する場合もあります。
面白い時は笑う、嫌な時は怒るなど、見た目でもすぐにわかる表裏のない人。豪快に笑う人の中には、自分を演じたい思いもありますので、弱みを隠しているのかもしれません。どのような場面でも素直なところがあるので、憎めない人といえるでしょう。
口を覆い隠して笑う
女性に多い、口を手で覆い隠して笑う人は、マナーを重んじるところがあり、周囲の視線を気にしながら暮らしています。目立つ行為を嫌うため、大笑いするタイプの人とはあまり行動したがらないでしょう。
口元を隠すのは本心を悟られたくない願望もありますので、話す時も下向きになる場合も。女性ならとても丁寧な仕草が魅力的で、女性らしさを意識しているともいえますが、正直な意見を引き出すのが大変な相手になるでしょう。
まとめ
意味もなく笑う人の心理は、相手との関係性などを考え、冷静な態度を常に意識しているのかもしれません。笑い方はその人の印象を変えるほどインパクトがありますので、好きな人の笑顔や笑い方からどのような印象を受けるか、じっくり観察してみるのも楽しそうですね。
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