指示されるのが嫌いな心理を理解するコツ

指示されるのが嫌いな心理を理解するコツ

指示されるのが嫌いな人とは、心理的な要因や性格などを理解しておくと、次のステップが見つけやすくなります。相手のためを思って指示してあげても、反抗してくることがありますよね。

とても扱いが難しく、次第に離れたくなることも。しかし指示されることに抵抗を抱くのは、意外と多くの人に共通する点です。そこで今回は、よい人間関係を築くためにも知っておきたい、指示されるのが嫌いな人の心理についてご説明しましょう。


スポンサーリンク

指示されるのが嫌いな人の心理について

指示されるのが嫌いな心理を理解するコツ

指示されるのが嫌いな人は、心理的にどのようなことが影響を与えているのでしょうか。

 

自尊心を守りたい

指示されるのが嫌いな人は、心理的に自分が他人よりも優れていると思っているため。他の人から意見を言われると、自尊心を守るためにガードを固めてしまいます。

たとえば仕事のプロジェクトの場合、失敗しそうなリスクを仲間に指摘されて改善を指示されると、肝心な仕事よりも自分のプライドを優先して、違うことにフォーカスしてしまいます。勝ち負けをとても意識するタイプなので、本末転倒の結果になることもあるでしょう。

 

自分の正当性をアピールしたい

指示されるのが嫌いな人は、心理的にいつも自分が正しいと思っているために、他人から指示をされると不快な気持ちになってしまいます。

自分の能力を信じているため、指示してくる人に対して「よくそんなことが言える」と上から目線になることも。またミスをしても、自分で責任をとることが苦手なので、間違いを認めるよりもなんとか正当性をアピールし、弱い立場にならないようにしています。上手くいかないことがあると、他人のせいにしたくなる願望も隠されているでしょう。

 

謝るのが苦手

自分の非を認めるのは簡単ではありませんが、もし大切な場面で自分が失敗した時に、指摘や指示をしてくれる人がいると、一大事を避けられるメリットもあります。

指示されるのが嫌いな人は、他人に頭を下げるのが苦手。わかっていても謝ることができず、平行線のままになる場合もあるでしょう。たとえ自分が悪くても姿勢を崩さず、貫けば状況はフェードアウトすると思っているのかもしれません。そうやって自我を維持する部分もあるので、きちんと理解してもらうには時間がかかります。

 

自覚していない

指示されるのが嫌いな人は、心理的に自分を客観的に見ることができず、指示する人の態度が理解できない状態です。なぜ自分が指示される状況にいるのかをわかっていないので、とても場違いな態度や発言になることも。

認識のずれが生まれてしまい、物ごとの本質がなかなか見えてこないケースもあるでしょう。自分が悪い時やわからない時に、他人から一言忠告される場面はよくありますよね。

そんな時は自分よりも相手の態度に意識がいっているため、自分が間違ったことを認識せずに終わってしまいます。

 

他人に流されたくない

「ドアはいつも閉めておいてね」などの些細な一言でもカチンときてしまう人は、心理的に他人に流されたくない気持ちが強い特徴があります。

自信があるので、他人の意見や考え方に流されてしまうと、自分の存在価値が脅かされるように感じるのでしょう。自分の意見をあまりアピールしないタイプでも、芯が強く他人に流されたくない人がいますよね。

自分が正しいと思ったことは、指示に反することでもやってしまうかもしれません。

 

負けん気が強い

どのような時も自分が一番でないと満足しない人は、他人から指示されるのがとても苦手。それが上司や先輩だったとしても、不愉快な気分になってしまうのです。

負けん気が強い人は、子供の頃から「絶対に負けるな」と強く育てられたことも関係しています。他人の指示に従うのは自分の負け、そう解釈するので、指示してくる人とはぶつかってしまう可能性があるでしょう。

 

反抗する人と上手く付き合うには?

指示されるのが嫌いな心理を理解するコツ

指示されるのが嫌いな人は、「そうではありませんよ」などと自分の意見をはっきり伝え、反抗してくることがあります。態度に出さず、心の中でイライラしながら相手の意見に反感を抱くことは、誰しも経験があるでしょう。そんな場面で相手とぶつからずに過ごすためのコツを、早速詳しくお伝えしますね。

 

言い方を変える

指示されるのが嫌いな人は、心理的にもプライドが高い傾向にあります。一方的な言い方ではなく相手に歩み寄った話し方をすると、トラブルを回避できる場合もあるでしょう。

たとえば「これは明日までやっておいて」と上から目線で指示するよりも、「明日までにやったほうがいいかもしれないよ」と優しく話すなど。

言葉遣いや態度は、他人がとても敏感に解釈する部分なので、とくに指示されるのが嫌いな人と上手く付き合うには、普段より少しだけ丁寧さを意識してみるとよいですね。

 

指示でなくお願いにする

どうして指示されなければならないのか、そんな強い態度になりがちなタイプとぶつからないためには、「指示」でなく「お願い」に意識を変えてみましょう。

人間関係をよりよく保つには、お互いが意識するべきところが必ずあるはず。相手を変えるよりも、まずは自分でできることを考え、圧力をかけた指示よりも自分が一歩下がってお願いする態度を意識してください。

「申し訳ないけど、この書類は明日までにやってもらえますか」と腰の低い態度をアピールしてみましょう。プライドが高いタイプなら、他人から頼られるとやる気を発揮してくれます。

 

理由を説明する

指示の出し方によっては、とても不快に感じることがよくありますよね。一方的に何かを押しつけてくる人に反抗したくなるのは当然です。

指示されるのが嫌いな人は実はあちこちにいますので、どのような人が相手でもまずはきちんと納得してもらうために理由を説明しましょう。

「この書類は明日の会議で使うので」「ここにものがあると落ちやすいので」など、指示する背景がわかれば、相手も納得しやすくなります。

その際は個人的な考え方でなく、一般論や多数意見を土台にすると、ぶつかることが少なくなるかもしれません。

 

他人の指示を受け入れるコツ

指示されるのが嫌いな心理を理解するコツ

指示されると、本来やりたいことでもやる気をなくしてしまいませんか。誰にでもある多少の反抗心。他人とぶつからないためにも、次のポイントを意識してみましょう。

 

感謝する

他人の指示を素直に受け入れるためには、自分のことを気にかけてくれたと感謝の気持ちを大切にしてみましょう。指示されると、その内容よりも相手の態度が目立ってしまい、全てをはね返したくなりますよね。

しかし考え方を変えると指示してくれるということは、大切な情報を自分に与えてくれるのと同じ。そんな気遣いに感謝して、素直に相手の気持ちを理解してみましょう。

 

価値観の違いを理解する

職場や恋人、家族など、あらゆる人から指示されることがあるでしょう。その都度イライラしてしまうと、毎日ストレスが溜まりすぎてしまうので、他人と自分では価値観が違うことをあらかじめ理解しておきたいですね。

ライバル意識が強く、他人よりも上の立場になりたい人などもいるでしょう。世の中にはあらゆるタイプの人がいるので、自分が好む接し方をしてこない人がいても当然。

そんな違いがあることを理解しておけば、指示してくる人に個人的なネガティブな感情を抱かなくなるかもしれません。

 

まとめ

指示されるのが嫌いな人は、心理的に自分自身を大切に思っているからなのでしょう。他人の意見や考えを一旦受け取ることは、社会生活をスムーズに送るためのルール。

納得がいかない時は口論ではなく、意見交換を意識してくださいね。嫌がらせのような指示をしてくる人は、人付き合いの方法がわからないだけかもしれません。

 

☆こちらの記事もお勧めです!

>>>他人と比べる心理・自分の価値観で判断する術


スポンサーリンク

ページ上部へ戻る