静かに暮らしたいと思うのは、心理的に何か原因があるのでしょうか。忙しく時間だけが過ぎていく毎日。ふと立ち止まり、自分の人生やライフスタイルについて考えてしまうことがあります。
そんな時は自分の心と向き合って、今できることから始めてみませんか。今回は静かに暮らしたいと思う心理や、現実世界から解放される方法についてお伝えしましょう。
静かに暮らしたい心理について
静かに暮らしたいのは物理的なことではなく、心理的に求めることが多く、現実に足りないものばかりが目立ってきます。ではなぜそのような気持ちになるのか、静かに暮らしたい心理背景についてご説明しましょう。
人間関係で苦労している
いつも周りの人の顔色を窺って暮らす状態は、神経がすり減るような思いになってしまい、誰とも関わらずに済む環境が恋しくなります。
職場や友人、恋人など、あらゆる立場の人との付き合いがありますよね。人間関係を全て上手く維持するのはとても難しいこと。気持ちが常に動揺してしまうと、他人との関わりがない静かな暮らしが魅力的に感じるのです。
アクティブな生活よりも静かな暮らしは人の交流も少なく、周囲と自分をはっきり区別できます。とても面倒な人間関係。限界を感じると、静かに暮らしたい心理になるのです。
コミュニケーションをとることが苦手なため
静かに暮らしたいと思う心理になるのは、コミュニケーションをとることに苦手意識があり、ひっそりと一人で過ごしたい願望があります。
他人に合わせるのが上手くないので、変わった人に思われることもよくあり、あまり人間関係が広がらない悩みもあるでしょう。できないことを無理に頑張りたくはないため、快適に感じる静かな生活が恋しくなるのです。
自分の思いとは違った解釈をされることがよくあり、コミュニケーションの複雑さを日常的に感じるタイプ。近所付き合いや職場の付き合いなど、シーンに合わせて自分を変えても上手くいかないのです。
時間に追われて暮らしたくない
静かに暮らしたい心理は、時間に追われて暮らすことに疲れたため。やることがたくさんあると順序立てする余裕もなく、手当たり次第に物ごとを片づけてしまいますよね。
すると自分の期待通りに結果が出ないこともあり、悪いサイクルが続いている状態。時間に追われる生活はプレッシャーも強く、逃げたいと思ってもできないため、さらに不安を感じています。
焦って生活しているとよい状況は生まれず、余裕がないために自分の力が発揮できない場合もあるでしょう。
人混みが嫌いになった
どこに行っても人が多い都会は気分も落ち着かず、心も騒々しい状態が毎日続きますよね。人混みを見ただけで気分が低迷し、やる気をなくしてしまう人は、物理的なこと以外にも窮屈さを感じています。
すると買い物をしている途中や、友人と食事をしている時に、ふと静かに暮らしたい心理が働くのです。都会の喧騒を離れて静かな場所に行くと、ずっと探し求めていた空間にホッとするでしょう。
晴れ晴れした気持ちになり、人混みのある場所には戻りたくなくなります。近距離にいる他人。常に神経を尖らせて暮らすのは、どうしても嫌になっていくでしょう。
嫌な体験をしたことがある
静かに暮らしたいという心理は、逆に考えると何かから逃げ出したい気持ちがあるため。人間関係で嫌な思いをしたり、恋愛で失敗したり、思い出したくないことがあると、現実世界から離れたくなるのは当然ですよね。
過去の辛い思い出から解放されるためには、思い出す要素を自分の周辺からなくすことが大切。些細なことがきっかけで、全てのことに嫌気が差してしまう場合もあり、問題がこじれる前に静かな暮らしにシフトにしたいと思うのです。
現実世界から解放されたい時にやること
誰もいない世界で、全て満たされて暮らせるならそれが一番。しかし現実は理想とはかけ離れ、他人との付き合いを完全に断ち切れない状況がありますよね。
現実をきちんと受け止めるためにも、時には解放される必要があります。そんな時は次の方法で気分転換してみませんか。
やりたいことを素直に考える
静かに暮らしたいという心理は、現実的に静かな暮らしを求めているのではなく、穏やかな環境を心が求めていると考えられます。そんな時はやりたいことがないかどうか、素直に自分の気持ちと向き合ってみましょう。
できないことがある不満は、次第にストレスへと変わっていきますので、やりたいことを達成して満足感を増やすことが気分転換のコツ。
たまには旅行など、普段できないことやしばらくやっていないことをリストアップしてみましょう。
苦手な人との付き合いを考える
静かに暮らしたいと思う要因には、人間関係の難しさもありますので、穏やかな暮らしがしたい時は苦手な人との付き合い方も考えてみませんか。
全ての人と仲良くしようと思うから、神経を余計に使ってしまうのです。仲がよい人とはもっと接近して、苦手な人とは距離を置くこと。上手く付き合えない人がいるのは当然なので、自分のせいだとネガティブに解釈しないよう注意してくださいね。
たとえばSNS。何気なく投稿したことに、批判的なコメントをしてくる人も少なくありません。そのような付き合いをなくすためには、自分から周囲とつながろうとする気持ちを変えることも必要です。
自然の中に行く
静かな暮らしは、忙しい暮らしがあるからこそ価値を感じるものです。一時的な気分で生活環境を変えることはリスクがありますので、現実世界から解放されたいと思ったら、自然豊かな場所に行ってみませんか。
穏やかに暮らしたいと思うのは、懐かしい風景が恋しく、大都会の窮屈さが嫌になっているため。騒々しい環境の暮らしから離れることができない場合は、自然の中で気分転換すればよいのです。
ハイキングやドライブ、温泉など、大勢の人がいる場所から離れるだけでホッとした気持ちになり、現実に向き合うことができるでしょう。
静かに暮らすことによるメリットについて
静かに暮らすのは、実は都会でもできることなのです。全てのことがスピーディーに流れる現実世界。穏やかな暮らしを始めると、次のようなメリットが得られます。
ポジティブ思考になれる
静かに暮らすこととは生活音がなく、田舎でのんびり自由に過ごす以外にも方法があります。現実逃避したくなった時にまず考えたいのは、なぜそんな気持ちになるか。
逃げたいものがある場合は、たとえ田舎に行っても自分の気持ちは変わらないかもしれません。そんな時は心に余裕を与え、精神的に静かになれるよう工夫してみませんか。
その秘訣は、ポジティブ思考になること。自分の置かれた環境や持っているものに感謝すると、現実世界もさほど悪いものではなくなります。
全てのことに疲れた時はいつも逃げる場所がある、そんなゆとりを持って暮らすと、ストレス発散もしやすくなるでしょう。
余計なストレスがなくなる
静かな暮らしを得るためには、ストレスや不安などの余計な気持ちを排除することも方法のひとつ。一人の時間を大切に過ごせるようになると、ストレスが驚くほど軽減するかもしれません。
断れない飲み会、苦手な人との会食など、なぜ付き合いを続けるのか、本質的な部分を考えてみてください。多くの場合、人と関わるプレッシャーがあるのは、他人の視線を気にしているため。
不要な時は誰とも関わらない生活を始めると、そのよさをじっくり実感できる可能性があります。
まとめ
静かに暮らしたいと思う心理は、自分のためにもっと時間を使いたいからでしょう。心身共に余裕を持つことは、静かな暮らしの第一歩。心も休息が必要なサインかもしれません。
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