資格マニアの心理についてご解説します。自分のキャリアアップのために資格取得を頑張る人は多いはずですが、必要に駆られて興味を持つのではなく、資格マニアのように終わりがない人もいますよね。
そんな人の心理的特徴を探り、自己満足度を高めるコツについてご説明していきましょう。
資格マニアの心理について
資格は実際に活用できる場面がないと、取得する意味がないと思う人もいるかもしれません。しかし世の中には、仕事や趣味とは全く関係のない資格をたくさん持っている「資格マニア」がいます。では考えられる心理的特徴について、早速見ていきましょう。
コレクションしている
資格マニアは切手の収集家と同じく、資格をとにかく集めることが目的。ひとつ増えるごとに満足感が高まり、もっとコレクションをたくさん増やしたいため、資格の内容よりも数が重要視されています。
資格マニアは周囲から凄いと思われる場合と、ただ資格をとり続ける少し変わった人に見られる場合があるでしょう。人によって印象が違うものの、資格マニアの心理は傑作になるようなコレクションを求める揺るぎない目的があります。
好奇心が旺盛
資格マニアの心理は好奇心旺盛なので、自分が知らないことをそのままにしておくことが嫌いなのでしょう。仕事で活用できない資格でも内容がとても気になり、資格取得を目指して勉強を始めます。
好奇心だけでスタートするため、長続きしない種類も稀にあるでしょう。それでもめげずに色々なものに興味を持ってしまうため、納得がいくまで資格マニアを続けています。
給与アップのために資格を取得するのとは違い、好奇心がある人は勉強でもさまざまなことを吸収しやすいでしょう。
達成感を味わいたい
資格を取得するには、よほど簡単な種類以外は勉強が必要不可欠です。その努力の結果、資格を取得すると得られるものが達成感。頑張った自分に授与される資格は、ゴールをいくつも乗り越える何ともいえない爽快感や満足感になっています。
このような気持ちを一度でも体験してしまうと、実用的な資格以外にも興味を持つものが増えるでしょう。これは周囲から「資格マニア」と呼ばれると嬉しくなるタイプに当てはまる心理です。
自分探しのため
資格マニアの心理的特徴は自分探しをしているためで、隠された能力や長所を見つけたい願望があります。このタイプは自己啓発的な資格やセミナーが好きで、自分自身に刺激を与え、さらにひと回り成長しようと考えていることが理由。
資格を取得すると、以前とは違う自分になったような気持ちが湧いてきます。一種の感動のような思いが刺激になり、いつまでも資格取得がやめられないのです。
趣味の延長
時間を持て余し趣味に没頭していると、さらに一歩深く足を踏み入れてみたくなる瞬間があるでしょう。ストレス発散や気分転換によい趣味。
ブログの趣味をやっていたら広告に惹かれて、バイクの免許を取得したくなったというような人もいるかもしれません。軽い暇つぶしの気持ちが、資格マニアになるきっかけだったということもよくあります。
趣味を持っている人は、ひとつのことに集中できる体質なので、資格マニアになることに抵抗は感じないのではないでしょうか。
資格マニアはアイデンティティを求めている?
自分が何者かを知り自己理解をすることは、自分らしく人生を過ごすためにも大切な要素です。資格マニアの心理はあらゆることが考えられますが、自己満足度を高めてアイデンティティを求めていることも影響しています。では自己理解が重要な理由について、詳しくご説明していきましょう。
キャリアを構築するために大切
アイデンティティは「幸福な人生」を築くように、形のないものを目指すために必要。しかしもっと現実に目を向けると、アイデンティティはキャリアを構築するためにも重要なのです。
資格マニアが自分の能力を発掘するようにアイデンティティを知ることは、社会にどのように役立つか、自分を知るためのステップにもなるでしょう。
他人との違いを明確にするためには、「自分」というブランドを作り出すことが必要なのです。キャリアを構築するには、自分がどのような人生を歩みたいかを明確にすることが求められますが、実際には行き先が見つからず、自分自身を理解できていない人も多いかもしれません。
自分の価値を知る
資格マニアにとって新たなスキルや資格は、自分の価値を高めるツール。アイデンティティが大切である理由は、自分の価値について知ることができるためなのです。
たとえばどのような時に自分の感情が高まるか、どのような時に幸福を感じるのかなど。一度振り返ってみることで、自分にとって大切に思うものが見つかります。
自らの行動や発言を振り返ることは、過去を知り、未来に向けて自分の在り方を考えるチャンスに。アイデンティティが大切なのは、自分の価値をアピールして、人として今後の振る舞いを考えるためなのでしょう。
生きがいを見つける
趣味や恋愛、家族、仕事など、生きがいは人によって違うでしょう。アイデンティティは自分自身を確立するための時間になり、人生に何が必要なのか、目標や指針を見つける土台になります。
資格を取得することで自分が成長できたような気持ちになるのは、まさしく資格取得というプロセスを通り過ぎて自分を形成しているため。それが生きがいになると、レアな資格もどんどん取得したくなるでしょう。
資格だけに頼らず自己満足感を得る方法
資格マニアになることは、自分のアイデンティティを発見し、社会的にも自信を持って行動できるメリットがあります。しかし資格取得には費用がかかり、時間がかかることも考える必要があるでしょう。
取得できない時の挫折感が重なると、次第にネガティブ思考になってしまうリスクもありますので、これからは自己満足度を高めるあらゆる心がけを意識してみてくださいね。
会話をしよう
他人が感じることや思うことを共有したり、自分の価値観を知ってもらったりすることは、満足感をあらゆる角度から得る方法のひとつです。
しかしSNSのように不特定多数を対象にすると、徐々に心の負担も増えてしまうため、家族や恋人など、身近な人とのコミュニケーションをもっと充実させてみましょう。
楽しい計画を立てる
自己満足度を高めるには、他人を頼りにしないようにしましょう。幸福を感じるのは他人の判断ではなく自分次第。資格マニアにも共通していえることは、常に目標を持って過ごす必要があるということです。
楽しい計画を立てると、嫌なことがあっても負担が軽減したように感じますよね。仕事が終わったら、一人でゆっくり映画を観るなど、ワクワクして刺激のある計画を毎日考えてください。
明日楽しいことが待っていると思うだけで、夜寝る時の不安がなくなる可能性も。ポジティブに将来を考えるためにも、楽しい計画があるとさらに人生が充実するはずです。
好奇心を持つ
好奇心とは人生に刺激を与えるもの。未知の世界に何があるかを知るために、実際にアクションを起こすことは勇気にもつながります。
資格マニアの心理にあるように、勉強したい願望や資格を増やしたい気持ちは、好奇心が土台にあるといってもよいでしょう。人生が平穏で安定するのは、あらゆる刺激と日常のメリハリがあるために感じられること。
バイクを持っていなくても免許をとりたい気持ちや、アウトドアタイプの人が絵画を始めるなど、気になることや疑問は限りなく素直に反応してください。
まとめ
資格マニアの心理は、自分を違うレベルに高めていきたい気持ちがあるからなのでしょう。資格以外にも苦手なことを克服し、上手になるための努力は、自分らしさを確立するために重要です。
資格取得を検討している人は、本当は自分自身が何を求めているのかを考えてみるとよいかもしれません。
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