恋愛感情を持つ心理は、影響していることが色々とあります。しかし世の中には熱しやすく冷めやすい人がいるように、せっかく誰かを好きになっても気持ちがずっと維持できない場合がありますよね。
そこで今回は恋愛感情を持つ心理と、冷めやすい人の原因や改善策についてご解説しましょう。
恋愛感情を抱く心理について
恋愛感情が湧いてくるのは自分でも想定しない場面が多く、最初は好きなのか、ただ気になるだけなのかわからない時期があるはず。ではなぜ人は恋をするのか、恋愛感情を持つ心理背景についてご解説していきましょう。
共感したい
自分と似た人や同じ考え方をする人とは、無理なくお互いを受け入れられますよね。恋愛感情の心理背景も「共感」が大きな役割を持っています。
趣味や好みが一致する人とは自然と仲良くなれるため、ストレスやプレッシャーを感じずに誰かを好きになりたい願望があるのかもしれません。
たとえば出身地が同じ男女。全く好みでない相手でも、急に身近に感じることがありますよね。誰かと共感したい、または共感されたいという気持ちが、恋愛感情を持つ心理にはあるのです。
何かを作り上げたい
恋愛感情を持つ心理には、誰かと共同作業をして何かを作り出したい思いがあります。恋愛関係になるには、お互いの気持ちを確認する作業、よい関係を続ける努力など、双方が協力しなければなりません。
心のどこかに「何もない状態から何かを作り出したい」という願望があると、気になる人との将来をつい考えてしまうでしょう。恋が芽生えるまでのプロセスは、一枚の絵を完成させるような作業かもしれません。
自己を肯定したい
恋愛感情を持つ心理にあることは、自己肯定したい願望です。仕事で成功したい人、人生でこれといって目立った出来事がない人など、自分の存在感値に納得できない場合がありますよね。
そんな時に自分に恋愛感情を抱いてくれる人がいると、自分を肯定して受け入れることができるのです。このタイプは相手に自己投影する傾向があり、自分と似たタイプを選ぶでしょう。他人に評価されたいために恋をするパターンも多いといえます。
相手を助けたい
誰かを助けたい願望がある人も中には存在し、片想いでずっと自分のことを追いかけてくれる人に同情して付き合うケースも。相手のことが嫌いなわけではありませんが、心のどこかに人助けしている気持ちがありますので、恋愛関係になってもぶつかることが多いかもしれません。
「付き合ってあげた」と上から目線になってしまうので、本当の意味で相手を好きになったとはいえないでしょう。
雰囲気に弱い
恋愛感情を抱く心理は、ロマンチックな雰囲気など環境的なこともあります。気になる人とデートをして夜景を見ながら告白されると、恋している自分がとても素敵に感じてしまう場面も。
嬉しくなるセリフで告白されたり、意外なタイミングで好きだと言われたり、その時の空気感は心理作用にも影響するかもしれません。
雰囲気に弱い人は、現実に戻ると気持ちが萎えてしまう可能性がありますので、冷静に自分の気持ちを判断しなければならないでしょう。
理想のタイプだから
どんなに綺麗な女性でも、恋愛相手として見られない人がいますよね。理想の異性像は、誰しも無意識のうちにすでに持っています。そのため数多い異性の中でも、理想のタイプはごくわずか。
出会えた瞬間になぜかわからないけれど、相手のことがとても気になってしまうのです。たとえば自分好みの笑い方をする人、優しい視線で見つめてくれる人など、理想の条件をクリアした人には自然と恋心が芽生えるでしょう。
冷めやすい原因はなぜか?
好きになる人はたくさんいるけれど、どの人とも長続きしない、そんな悩みを抱えている人は俗にいう「熱しやすくて冷めやすい」タイプなのかもしれません。なぜそうなってしまうのか、考えられる原因を見ていきましょう。
好奇心旺盛
恋愛感情を抱く相手が複数人いるというのは、少し問題かもしれません。初恋の相手をいつまでも覚えているように、好きになった人は数が限られているので忘れないはず。
熱しやすく冷めやすい人は好奇心がありすぎるため、流行りものについ惹かれてしまうのでしょう。それは人間関係にも影響し、周囲が話題にする異性はとても気になってしまいます。
後先考えず、気になったものはどんどん吸収するので、おもちゃにすぐ飽きる子供と似たところがあるかもしれません。最初は楽しいのですが、他のことが目に入るとすぐに冷めてしまうのです。
気分で流される
すぐ人を好きになるのは気分屋なところがあり、とてもマイペースな性格だからです。他人の意見や考えを聞かず、自分の意見を主張するタイプ。
その時の気分で物ごとを判断するので、コロコロと意見を変えることもあります。恋愛も同じく、一人で寂しくなると誰かを簡単に好きになる傾向も。
もしくは楽しい出来事があると、恋人の存在をすっかり忘れてしまうでしょう。飽きたから別れようと、感情に任せて恋をするかもしれません、
我慢するのが苦手
熱しやすくて冷めやすい人は、ひとつのことにじっくり取り組み、物ごとの本質を掴むまで我慢するのが苦手です。恋愛もお互いのよい面と悪い面を知ってからは、相手に寄り添うために努力は必要不可欠ですよね。
しかし我慢できない性格の人は、相手の嫌なところが見えるとすぐに冷めてしまうのです。自分のことは棚に上げてしまう傾向もあり、内面性を知る前に相手をあっさり判断するタイプかもしれません。
努力しない
熱しやすくて冷めやすい人は努力が苦手なので、自分のレベルをさらに高めるチャンスが少ないといえます。人を好きになると、相手から学ぶことはたくさんあるはずですが、それも努力をするから得られること。
冷めやすい人は好きになった人と意見が食い違うと、それだけですぐに嫌になり、相手を理解する努力をしません。辛いことやつまらない作業に対し、努力して楽しみを発見するのが苦手なのです。
モテるから
異性からとてもモテるのも、熱しやすく冷めやすい人の共通点です。自分から恋愛のチャンスを探さなくても、相手のほうから近寄ってきてくれるので、すぐに人を好きになる環境があります。
そのため相手から好きになられることが多く、自分から愛することを知らない人も多いでしょう。モテる人は自信があるので、一人と上手くいかなくても次の候補がすぐに見つかります。そんなメリットがあるので、無理して特定の異性と関係を強化する必要がないのです。
熱しやすくて冷めやすい性格は直せる?
冷めやすい性格だと、仕事も友人関係も上手くいかないケースがあるでしょう。そんな苦手意識がある人は、次の方法で自己改革してみませんか。
変化を大切にしてみる
あらゆることに興味を持つ性格は、考え方によってはとてもメリットがあります。知らない世界を発見し、自分の能力や魅力を引き出すチャンスを自ら見つけているのです。
しかし恋愛関係はファッションを変えるように、相手をコロコロと変えることはできません。マンネリ化するのが苦手な人は、変化を楽しんでみませんか。
仕事も同様で、同じ手順で繰り返すよりもちょっとした工夫が刺激を与えてくれるはずです。
一時的な感情で判断しない
いいなと思う人が登場しても、すぐに盛り上がらないこと。冷めやすい性格の人は、一歩下がって物ごとを見る習慣をつけてみてください。
たとえば素敵な女性と知り合った場合も、すぐにデートに誘ったりせず、ゆっくりと次のステップに進むこと。時間が経つと、自分の気持ちを客観的に知ることができます。
まとめ
恋愛感情は心理的に優しくなりたい気持ちや、自分を受け入れてほしい願望など、さまざまな思いがあります。理由もなく相手に夢中になる瞬間こそが、恋の始まりなのでしょう。
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