座る位置は、心理的に調整してしまう場合がよくあります。初めて行った場所、知らない人が隣にいる時など。座る位置は意識していないこともありますが、相手との関係を示すサインになりやすいでしょう。
たとえば飲み会。気になる人がどこに座るかは、かなり意識する瞬間ですよね。自分の横に座ってほしいのに、離れた席に行ってしまうと脈なしなのかもしれないと不安になります。
人間の深層心理が隠された座る位置。今回は気になる人との距離について、詳しくご解説していきましょう。
座った位置でわかる相手の気持ち
座る位置については、いつもどのようにして決めていますか。頭で考えていることがあるようで、実は反射的に自分の場所は確保している場合がよくあります。
その時に大切な意味を持つのが、一緒にいる人との関係。とくに好きな人がどの位置に座るかは、相手の気持ちを判断するよい材料になります。
では相手が座った位置でわかる、自分に対する気持ちや感情についてご説明しましょう。
斜め向かいに座る
飲み会の時に長いテーブルの両サイドに座る場合や、会社の休憩室のように大きなテーブルがある場合。気になる人が自分の斜め向かいに座るのは、決して悪い意味ではありません。
好きな人ならできるだけ近くにいたいと考えるのは自然な気持ちですが、斜め向かいというのは判断が難しい角度に感じますよね。
この座る位置に隠れた心理は、相手と穏やかに会話をしたい気持ちがあります。必然的に相手の顔が、自分の視野に入る角度。目を合わせながら話ができるので、好意的に相手を考えているサインです。
はっきりとわかるほど近づく位置ではありませんが、自然に好感度を与えたい、もしくは相手ともっと仲良くなりたい願望も隠されています。
隣に座る
気になっている人がいきなり自分の隣に座ったら、とてもドキドキして緊張しますよね。この座る位置でわかる心理は、相手が愛情表現をしているサインです。
隣同士は腕や肩が触れる近距離で、適度なスキンシップをするチャンスも隠されています。たとえば大勢いる場所であえて隣を選んでくる人は、とても強い親近感を抱いている意味があります。
隣の席はお互いに体温を感じる位置なので、相手を不快に思っている場合は難しいもの。隣に座る人だと顔がよく見えないデメリットもありますが、話がしやすい環境よりも近くの距離を選び、香りなどを感じていたいのでしょう。
隣に座る人はもっと仲良くなりたい、親しくなりたいというメッセージを送っています。
真正面に座る
真正面に座るのはあらゆる場面でありますので、特別な意味があるのかどうか判断に困ることもあるでしょう。たとえば気になる人が真正面に座った場合ですが、アイコンタクトをとれる位置でお互いの表情もわかるため、積極的に話がしたい心理背景があります。
親近感を抱いているので友人や家族など、そのままの自分を見せてもよい人の存在です。しかし本気で好きな人だと、目の前に座るのはかなりの勇気が必要ですよね。
少し照れてしまう気持ちもあるので、真正面という座る位置でわかる心理は、とても積極的な性格の可能性も秘めています。真正面は仕事の打ち合わせのように、話がしやすい位置です。
逆に自分の想いを伝えやすいため、敵意を持っている人に対しても正面の席を選ぶケースがあります。
離れた向かいの席に座る
気になる人が同じ部屋にいるだけでも緊張してしまい、どこに相手が座るかは重大な告白をされる直前のようなドキドキ感があります。
もし相手が離れた場所で向かい合わせに座る場合は、相手が恥ずかしがっている心理背景があります。そばに行きたいけれど、自分の気持ちを悟られるのが恥ずかしいため。
離れたところから目を合わせないように照れる仕草は、脈ありの可能性があります。もしくは離れて座る位置は、心理的に相手を敬遠している意味もあるので注意が必要です。
この場合は全く目を合わせず、存在感すら意識しない態度になるでしょう。自分の視界に入るものが全くない状態。素っ気ない態度は、興味を持っていないサインです。
離れた横の席に座る
空いている電車であっても他人ばかりの空間では、できるだけ距離を置いて自分のスペースを確保したくなりますよね。離れた場所に座る位置は、相手と距離を置きたい意味があります。
他人に対する不安や嫌いな人との距離感と同じで、好きな人が離れた横に座る場合は脈なしの可能性があります。体や顔の方向を変えないと、相手が見えない位置。
しかも離れていると、壁が一枚あるような距離感を感じますよね。声をかけても相手が気つかない可能性もあるため、自分のスペースに誰も入ってきてほしくない深層心理があります。
気になる人がこの位置にいる場合は、積極的に行動して自分から座る位置を変え、相手の反応をチェックするのも方法です。
好きな人と心理的に近づける位置とは?
座る位置は心理背景が関係しているので、親しくなりたい人とは距離が与えるメリットやデメリットを理解しておくと便利です。
好きな人がそばにいる場合は、心理的にも距離がぐんと縮まる位置に移動してみましょう。
正面で膝を相手に向ける
正面に座るのは、相手に対して好感度を与える場所になります。表情や顔がしっかりと見えるので、コミュニケーションがとりやすいポジションです。
しかしこれだけでは、まだ相手が敵意を持っている可能性もあるので、気になる人なら膝を相手に向けて座るように意識してください。
膝が向いているのは、相手に興味があるという意思表示のサイン。カフェのような小さなテーブルなら、膝が軽く触れるほど近距離に座るのもよいでしょう。
斜め45度に座る
女性が一番綺麗に見えるといわれるのが「45度」の角度です。お互いによく知らない関係だけど、気になる存在の人。そんな場合は近づきたい意思が伝わる位置で、しかも相手の魅力がよくわかる45度の角度がオススメです。
真正面だとお互いにプレッシャーを感じる場合もあるので、適度に角度があるほうがリラックスしやすいでしょう。また違う角度からお互いを見るのは、相手を詳しく探るチャンスにもなります。
相手の動きをチェック
座る位置でわかる心理背景は、自分との関係や気持ちを判断するための基準になります。脈ありなのかどうか知りたい場合は、まず自分が着席して相手がどの位置に行くか確認してみましょう。
座る位置は体が自然と反応しているため、距離感や位置は相手をどれほど快適に感じるかわかるチャンスです。たとえば二人用の席があるのに、あえて違う椅子を選んでしまう場合は距離を置きたいサイン。
相手の性格も考慮して、照れているのか脈なしなのか、その後のコミュニケーションで判断してみましょう。
自分の気持ちをアピールする座り方
飲み会で好きな人が、すでに着席していたとしましょう。こんな場面は好意を相手に知ってもらうチャンスなので、心理的につながりやすい位置を確保してください。
まずは隣の席。好きな人なら間違いなく、ドキドキする距離感ですよね。隣に座って嬉しそうにしているか、それとも反対側の人とばかり話をしているか。
脈なしなら、相手が違うところに移動する可能性もあります。自分の気持ちを知ってもらうためには、角度はどこであれ相手とスキンシップをとれる範囲内にいることが望ましいですね。
まとめ
座る位置でわかる心理背景、そしてなんとなく選ぶ場所は、相手に何かしらのメッセージを送っているのと同じなのです。誤解されないよう、好感度の残る位置をいつも意識してみましょう。
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