仕事はきちんとしているのに無駄遣いする心理があると、なかなかお金が貯まりません。無駄遣いは誰でも経験があること。
失敗から学んでお金の管理を上手くするのは、快適な生活を送るために重要です。しかし中には人よりも無駄遣いする心理があり、不要なものに囲まれて暮らす人も少なくありません。
男性のお金の遣い方は、女性は理解できない部分も色々とあります。なぜそんなに高いもの買うの?と、女性が引いてしまう男性特有の金銭感覚について、詳しくご解説していきましょう。
無駄遣いする心理について
無駄遣いは、お金の遣い方がわからないことだけが理由ではありません。心理的な意味が隠されていますので、もっと貯金したいと本気で思ったら心理的な理由を把握するのも大切です。
無計画な性格
コンビニで必要のない雑誌を買ったり、すでに持っているのに似たような家電を買ったり、お金の遣い方が上手でないのは計画性がないため。
無駄遣いする心理は、きちんと後先のことを考えずに行動するためで、結果的に後悔する場面が多いでしょう。安いと思って購入した洋服も、しばらく歩いていくともっと安く売っているお店があります。
計画性のない人は、よく考えずにとっさに判断するケースが多いので、高い買い物で損することもあるでしょう。
買い物でストレス解消している
イライラした時に食べ物をたくさん食べるのと同じで、無駄遣いする心理はストレス発散になります。人はお金を遣う際に、心理的に言い訳をしてしまう習性があるもの。
たとえばよいことがあると「お祝いだからパーッとやろう」と勢いがつきますよね。ストレスがある時も同じで、気分転換が必要なので無意識にお金を遣っているのです。
欲しいものを確保した時は、満足感があります。ストレス解消のためだから…といつも言い訳すると、無駄遣いが習慣化されてしまうでしょう。
また「ギャンブルで手に入ったお金だからどんどん遣いたい」など、都合よくお金を遣い分けるようになってしまいます。
感情に流れやすい
無駄遣いする心理は、感情的になりやすい性格の表れです。その場さえよければよいと思っているので、買い物もよく考えずに欲しいものがあると飛びついてしまいます。
冷静な人はお金を遣う場面であらゆる角度から考えるので、時間を置く間に購買意欲が薄れています。感情的になる人はその場の雰囲気に流れやすい傾向があるので、セール会場で不要なものを買っていくタイプでしょう。
後でじっくりと考えたら、買う必要のないものばかり。店内の激しい音楽で気分が高揚し、買い物が止まらなくなってしまう性格です。
細かいことが嫌い
無駄遣いする心理は、細かいことが嫌いなため。節約家なら自分の行動を冷静に判断して、買い物ひとつするにも「安いのはどこか」「安く買えるのはいつか」と調査していますよね。
無駄遣いする心理だと、このような詳しい内容が苦手なので、結果的に損する場面が増えてしまいます。貯蓄するには、家計簿をつけるとよいといわれますよね。
無駄遣いをやめるには、普段の遣い方をまず把握するのが大切です。でも細かい内容が嫌いなタイプは家計簿自体が負担になるので、結局自分の金銭感覚を知ることなく無駄遣いが習慣化されてしまうのです。
女性が呆れる男性の金銭感覚とは?
彼氏のお金の遣い方が理解できないため、彼女が叱って喧嘩になってしまう場合があります。家計をやりくりする女性から見ると、男性の金銭感覚に驚かされるケースがよくあるもの。次のような場面は無駄遣いなのか必要なのか、女性が困惑するでしょう。
趣味に高額なお金を遣う
女性から見たら絶対に無駄遣いに見えるのが、趣味に遣うお金です。ゴルフやエクササイズなどの仕方がないものもありますが、男性の趣味にはフィギュアやコレクションもありますよね。
実際に遣う機会がなく、ただ並べているだけ。それなのに数万円もするレアなフィギュアを購入するのは、女性が理解できないお金の遣い方だといえるでしょう。
趣味はカメラや釣りなどもありますが、男性にとって自分へのご褒美になっている部分もあります。生活費に影響がない程度なら、上手く趣味の費用も管理してやりくりしましょう。
いきなり不要なものを買う
駅からすぐ近くに住んでいる男性が、いきなり高い自転車を買うなど。使う予定がない不要品を、いきなり買ってしまう場合があります。
女性のお金の遣い方は実用的なので、使わないものに高額なお金をかけることはないはず。しかし無駄遣いする心理がある男性の場合、不要なものでも「持っている」というステータスに魅力を感じて無駄遣いします。
工具セットなどを、日曜大工を全くしない男性が全て揃えておきたいのは、人に自慢したいからでしょう。
どうでもよいものにこだわる
スマホケースにこだわる、パソコンチェアにこだわるなど、女性がどうしても理解できない高額なアイテムがあります。
買い物で損しないためには、どのようなアイテムでも相場価格を知るのが重要です。たとえばボールペン1本。100円でも買えるのに、1000円以上のお金を遣うのは無駄遣いですよね。
男性の金銭感覚では、相場価格を無視して欲しいものを買う傾向があります。自分なりに価値を理解して、高くても納得できる理由があるのでしょう。
とくにどうでもよいアイテムにお金を遣い「もっと安いものもあるじゃない!」と彼女に怒られてしまいます。
ケチに思われたくない
無駄遣いなのか男性のプライドなのか、女性が不思議に感じる男性の金銭感覚。友人と食事した時に割り勘すればよいのに、羽振りよく自分が会計してしまう場面があります。
これは男性特有のケチに思われたくない心理で、お金があるふりをしたいのです。でも後で考えると無駄な出費になり、しばらく欲しいものが買えない金欠生活になることもあるでしょう。
それでも見栄を張るためには、クレジットカードを使ってでもお金持ちをアピールしたくなる意地があります。
貯金が後回しになる金銭感覚
結婚したい相手がいてもなかなか話が進まないのは、結婚資金が貯まっていないため。そんなカップルが喧嘩するのが、男性の貯金に対する姿勢です。
毎月きちんと給料をもらい、人並み以上の生活をしていても貯金がゼロ。それはお金の遣い方の優先順位が間違っているためです。
給料日になったらまず貯金するお金を考え、その残りで生活すること。そんなルールを彼女に言われても実践できないのが、男性の緩い金銭感覚だといえるでしょう。
自分で稼いだお金だから、好きなように遣いたいと豪語する人もいますよね。「貯金はお金が余ったらするもの」という考えでは、いつまで経ってもお金は貯まりません。
お金は今でなく後で遣うもの
無駄遣いする心理は自分一人の生活ならまだしも、いずれ結婚して家族を養うためには正しい金銭感覚を身につけるのが大切です。
お金があると全部遣いたくなるのは、今しか考えていないため。計画的に無駄のないお金の遣い方をするためには、将来のために使うものだと価値観を変えるのも大切です。
金銭感覚は男女で違いがあるのは仕方がありませんが、他者のアドバイスや意見は参考にしたほうがよいかもしれません。
まとめ
無駄遣いする心理は、衝動的に起こる物欲やストレス発散など、心の奥に隠されているものが引き金になっています。
これからきちんと金銭管理したい人は、面倒でも家計簿をつけたりレシートを保管したり、できることから始めませんか。貯金が習慣的にできるようになると、通帳の残高を見るのが楽しみになります。
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