尽くしたい心理は、好きという感情のみから働くものだと思いますか。好きな人の幸せな顔を見るため、時には自分を犠牲にしてまでも尽くすことがありますよね。
しかし場合によってはそんな自分の気持ちが相手に伝わらず、同じように尽くされていないと矛盾を感じることもあります。
尽くしたい心理は、必ずしも恩恵を受けるためにやってしまうことではありません。恋愛関係は、気持ちとして同じレベルでいることが一番の理想です。
頑張って好きな人に尽くしているにも関わらず、なぜか解消されない不安や疑問。そんな時は尽くしたい心理がどこからやってくるのか理解し、さらに仲良くなるコツを習得しましょう。
男性が尽くしたいと感じる女性
世の中には、色々なタイプの女性がいます。もちろん自分の好みがあり、本気になる相手はごくわずかですよね。男性が尽くしたいと感じる女性には、次のような共通点があります。
甘え上手
男性が献身的に尽くしたいと感じる女性は、とても甘え上手です。大切にして守ってあげたいと思うタイプには、男性はなんでもかんでもお世話をしたくなります。
たとえば悩みごとの相談をしてくる女性や、寂しいと泣きついてくる彼女。女性の弱みを上手にアピールして甘えてくる女性は、とても可愛らしくて尽くしたくなりますよね。
優しい
さりげない女性の心配りや優しさは、男性にとって癒しのような存在になります。仕事で疲れている時にお茶をそっと運んでくれる人や、気遣いの言葉をかけてくれる人など。
優しい女性は内面から溢れる魅力があり、そのお返しに頑張って尽くしたい心理が湧いてくるのでしょう。
自分を後回しにして相手を思いやる人のことは、とても大切にしてあげたくなります。
いつも感謝してくれる
やってもらうのが当たり前。そのような態度が目立つ女性は、男性が距離を置きたくなる存在です。
逆に些細なことでも「ありがとう」と感謝してくれる女性には、もっと喜ぶことをしてあげたいと思いますよね。
恋人関係によくありがちな「彼氏がデート代を全て払うべき」というようなケース。奢ってあげても感謝の一言もない女性だと、徐々に不満が溜まっていきます。
愚痴こぼしができる
いつも聞き役で相手の話を最後までしっかりと聞いてくれる女性は、心理的に頼りたくなりますよね。
男性も、時には気弱になることもあります。愚痴こぼしや話をよく聞いてくれる女性には、こちらからも尽くしたい心理が働くでしょう。
尽くしたい心理について
特定の人だけに抱く、尽くしたい心理。いったいどのような理由があるのか、心の中を見ていきましょう。
立場が上だと思っている
仕事や人間関係で常にリーダーシップをとるタイプの男性は、優越感を覚えたいために特定の女性に尽くす場合があります。
たとえば好きなブランドのバッグをプレゼントする、喜んでもらえる場所へ連れていき感謝されたいなど。
自分が幸福を与えてあげたと感じ、自信を持ちたい心理があります。このような瞬間はとても気持ちがよく、いつまでも自分の立場をアピールしたいために尽くし続けるでしょう。
好きになってもらいたい
尽くしたい心理は、相手に振り向いてもらいたい心の表れです。興味のない人に対しては、相手からどんな風に思われてもさほど気にならないはず。
尽くしてしまう女性には、相手からも同じ気持ちを要求しているのです。あまりにも一方的になりすぎると、温度差を感じて上手くいかないこともあります。
守ってあげたい
男性なら女性を守るべき。そのような価値観を持っている人は、弱い立場の女性を自分以外に守る人はいないと責任感を感じてしまうでしょう。
彼女としばらく会えない時にとても心配になり、1日に何度もメールをして確認するような行為は、親が子供を守るような心理があるかもしれません。
もっと仲良くなるコツは？
尽くしたい心理がある時は、上手に気持ちを相手にアピールしてもっと近づくチャンスです。
好きな人や恋人との関係を強化したい時は、次のコツを覚えておくと安心ですね。
相手の本音を聞いてみよう
相手が喜ぶと思い色々と尽くしても、場合によっては求めていないことをやっている可能性もあります。
プレゼント攻撃で相手が負担に感じるように、気持ちを正しく理解することが大切です。これからも良好な関係を築きたい人には、正直に相手に質問をして本音を引き出すこともよいでしょう。
たとえば食事に誘ってあげたい場合は、どこに行きたいのか、食事に行きたいのかなど、相手の希望も考慮してみてくださいね。
見返りを求めずに尽くすこと
尽くす行為は相手から何かを求めるものでなく、自分の意思でやるべきこと。しかし自分ばかり相手に一生懸命になっていると、力が尽きてしまうこともありますよね。
本気で好きになった人には、犠牲を払ってでも尽くすことができます。見返りを期待する相手には、さほどの思いがない可能性もあるでしょう。
そのため適度な距離感を残しながら、これからは付き合ってみるのもひとつの方法ですね。
尽くすだけでは飽きられることもある
尽くす男性は、女性から見ると憧れの存在に。いつも自分がやりたいことをさせてくれる優しい人は、恋人候補になるでしょう。
しかし中には尽くす男性の弱みを握り、悪用するタイプの女性も存在します。なんでもかんでもやってくれる男性は、自分の思うようになるので刺激不足を感じることも。
好きな人に対しては適度な突き放しも必要なので、ほどほどに尽くしてあげることも必要ですね。
特別な存在になるためには？
尽くしたい心理がある女性に対しては、これからの付き合い方がとても重要なポイントになります。
「自分だけが特別」と扱われることを女性は大好きです。そのため誰にでも尽くしてしまうと特別感がなくなりますので、本気の相手だけに特別な態度でアプローチしましょう。
誕生日のプレゼントのランクを変える、デートの行き先を変えるなど、ちょっとした特別な扱いがポイントです。
まとめ
尽くしたい心理がある人と今後仲良くなるためには、態度だけでなくはっきりと言葉でアプローチすることも必要でしょう。
また温度差を感じないためにも、自分がやってあげることだけでなく、相手が自分に対してやってくれることにも感謝する気持ちが大切ですね。
お互いに尽くし合えるようなよい関係を築くことが、恋愛や人間関係の土台になっていくことでしょう。
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