ミラーリングの心理を活用すると、人間関係に強いメリットがあることをご存知でしたか。ミラーリングは恋愛や職場、家族など、あらゆる人間関係をスムーズにするものです。
相手のしていることを真似て、心理的に近づくという目的があるでしょう。鏡に自分の姿を映して見るような不思議なミラーリングは、人間が心の奥底で求める好意を表している場合も。
でもそのようなスキルがあると知っていても、実際に活用して特定の人に接近するのは意外と難しいことです。
そこで早速ですがミラーリングの心理を使い、気になる人と仲良くなる方法についてご紹介します。
あらゆる場面で使われるミラーリング
人の心にアプローチすると、難しい相手との付き合い方が簡単になることがあります。ミラーリングは現状をさらによくするためや、苦手な人と接近するためにも使われるテクニックです。次のような場面では、ミラーリングが活躍しているでしょう。
仕事で評価をアップさせる
会話が鍵を握るビジネスシーンでは、ミラーリングの心理を使って大きな成果を出すことが可能です。
たとえば人との接触が多い営業職。相手の話し方のテンポを真似すると、意気投合しセールスでよい成績を残せるともいわれています。
売り上げが伸びないお得意先には、相手が悲しい顔をしたら同じように悲しい表情を作り、同じ立場に立つということがコツですね。
コミュニケーションで同じリズムが掴めると、お互いの思考や発想に共感しやすくなるのです。
相性が合わない人に近づく
嫌いな人と接する時は無意識に距離を置き、相手とは違うことをしたくなります。そのような場面でミラーリングの心理を働かせると、自然と同じ空間を共有できるので見えない壁が取り除かれることもあるのです。
たとえば相手が腕を組んで難しそうな顔をしたら、自分も同じ素振りで接してみましょう。このような真似をする態度は、相手をよく観察しないとできないことです。
そのため必然的に真似される人は、相手と親密な関係があることに気がつくのでしょう。
ミラーリングで恋愛をする
ミラーリングは、恋愛にもメリットをもたらしてくれます。人間は相手と共通点を多く持つほど、親近感を抱き近づきやすくなります。
そのため好きな人なら、その心理を活用したほうが接近しやすいでしょう。たとえば出身地が同じ、好きな音楽が一緒、食べ物の好みが似ているなど。
些細な共通点であっても、アピールすることで相手が特別に見てきます。恋愛はミラーリングのテクニックを上手に使い、偶然を装って相手に近づくのもコツのひとつに。
相手の心を開くためには、ミラーリングで安心感を抱く存在になることが大切ですね。
好きな人にミラーリングで接近するコツ
気になる人にはどのようにして接近したらよいか、とても困るところです。相手に迷惑がられるのはまず避けたいことですし、逆に何もできないことも考えものです。
そこで好きな相手にどうやって接近するか、次のスキルを覚えておくと便利でしょう。
呼吸のペースを真似しよう
ミラーリングの心理は、自分に関心を持ってくれる人に対して心を開くことにつながります。中でも同じ仕草や態度は、親近感を増やすチャンスになります。
まず心がけたい部分が、相手の呼吸ペースに合わせること。仕草を真似るのは簡単な方法ですが、さらにコミュニケーションで近づくためには呼吸ペースが大切な鍵を握っています。
その理由として呼吸は会話のペースを合わせる意味があり、タイミングよくやりとりするために重要な意味があるためなのです。
よく「阿吽の呼吸」といわれることがあり、同じタイミングで呼吸をすることにより話しやすい印象を与えます。
相手に感謝の気持ちを忘れないこと
プレゼントをもらったまま何もお返しをしないのは、マナー違反として受け止められることがありますよね。
ミラーリングの心理は、自分の行動を相手がどのように返してくるかが判断基準になります。そのため一方的な好意では、恋愛関係が進展することはないでしょう。
気になる人に振り返ってほしい場合は、気持ちを込めて相手が喜ぶことをしてください。感謝の気持ちをどのように相手が返してくれるかで、気持ちがなんとなく判断できるでしょう。
たとえば食事に誘ったら、次回には相手がお礼に何をしてくれるか。逆に好きな人からプレゼントをもらったなら、相手を喜ばせるためにプレゼントを返して感謝しましょう。
言葉のオウム返しをしよう
「疲れたから、のんびりとした温泉に行きたい」と言われたら、全く同じ言葉で「疲れてるから温泉行きたいの?」とオウム返しをしてくださいね。
相手の言葉をそのまま返すのは、しっかり自分の意見や発言を聞いてくれるという安堵や信頼につながるでしょう。
「そうなんだ」とシンプルに返答するだけよりも発した言葉を使ったほうが、相手は受け止めてくれていると感じます。
声のトーンを合わせよう
好きな人の前に行くと緊張のために声がうわずってしまい、別人と話しているような気持ちになったことはありませんか。
声のトーンは相手に与える印象を左右する大切なポイントになりますので、ミラーリングの心理で共通点を持たせたほうが接近しやすくなります。
たとえば年配の人と話をする時は、ゆっくりとわかりやすく相手のスピードに合わせますよね。
これと同じで好きな人が早口の場合は、できるだけテンポを合わせて声のトーンも真似してください。
高い声や暗い声、真面目な声など、トーンを同じにするとその場の空気の温度差がなくなります。
自然にミラーリングすること
なんでもかんでも相手の真似をすると、警戒されて距離を置かれてしまう場合もあるでしょう。自然体で相手の特徴を捉えて、ミラーリングの心理を活用することが大切です。
たとえば二人だけの空間でミラーリングを強調し、レストランで同じものを注文したり同じタイミングでスマホを見たりと、相手の仕草をそれとなく取り入れて距離感をなくしましょう。
まとめ
ミラーリングの心理はテクニックを上手く使いこなし、自分の気持ちを自然体で相手に伝えることが大切ですね。
素敵だなと感じる仕草や話し方など、真似したくなることをどんどん活かしてみましょう。共通点を自ら増やすことが、接近するコツになるのです。
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