職場などの身近にいる、神経質な人の心理についてお伝えします。神経質な人は色々な場所へ気を張り巡らせていて、反応が早く驚かされることばかり。
次々と言われる細かい発言に、思わず溜息を吐きたくなる心境になりますよね。しかし神経質なのは、心理的に悩みを抱えている可能性も高いのです。
一人でも強い印象があり、近寄りにくい神経質な人にも悩みはあるのでしょうか。気丈に見えますが、神経質な人の心理的に抱えている悩みについて見ていきましょう。
本音が言えない
気を遣って本音が言えない神経質な人の心理は、窮屈な気持ちになることがあり溜め込んでしまいます。本音が言えないもどかしさが、無意識に細かい発言に。深く考え込んでしまい、本当に言いたいことが言えない状態です。
細かい指摘に思えますが、回りくどいヒントを探っていくと本当に言いたいことが見えてくる場合も。「隠された言葉を理解したい」と受け止める姿勢でいると、気持ちが伝わり本音を話してもらえる機会が訪れるでしょう。
評価を気にしてしまう
周りを気にし過ぎる神経質な心理には、聞き流せずに受け止めてしまう不器用さを持っています。良い評価は素直に喜びますが、悪い評価に対してはどうしてなのかと納得がいかない部分も。自分の努力が認められずに、腹立たしい気持ちになる人もいるでしょう。
言い返したくても言えない思いが、細かく物事を見る神経質な部分へと変化して陰ながら努力をする面も。認められたい思いを胸に秘めながら、周囲の声に敏感に反応していくでしょう。
自信が持てない
言いたいことの核心について言えない神経質な人の心理は、自信がない状態が挙げられます。何を言っても自分の意見を聞いてもらえない気がして、ネガティブで弱気な気持ちになっているのです。
少しでも自分の意見に耳を傾けて欲しくて、独り言のようにつぶやく人も。考え込む癖があるため、自分の意見が正しいのかがわからなくなってしまいます。
本音を自ら切り出せず、自信が持てないままの状態で物事を進めていく事態に。戸惑う気持ちが神経質な心理を強くさせる場合もあるので、こちらから聞いて相手の不安を取り除くお手伝いが求められるでしょう。
完璧主義でいたい
神経質な人の心理は、いつも完璧主義でいたい気持ちが言動に表れています。できる自分でいるためには、常に緊張感を持って行動しなければいけませんよね。
気が抜けない状態が続くので、ストレスがたまりやすい傾向があります。ストレスをどんどん溜め込んでしまい、余裕のなさが表情まで表れてしまうでしょう。
険しい表情で行き詰まっている様子の時は、一息できるように休憩を一緒にとって気持ちの切り替えのきっかけを作るとガス抜きに繋がります。
自他ともに厳しい
いつも完璧に見える神経質な人の心理は、細かい点に気がつくことが、自分自身の成長へと繋がると考えるところがあります。
誰に対しても厳しく接する姿は、自分とは次元が違うと感じる場合も。冷静な判断力で周囲を驚かせることもあり、冷たいと思わせる人もいるでしょう。
神経質で厳しい接し方の心理には、周囲にも成長してもらいたいとの思いが込められています。自分からは理由を明かさずに接するため、気難しくて嫌なタイプだと思われる時も。相手のためになると思い、理解されないもどかしさに悩む時もあるでしょう。
隙を見せられない
完璧主義でいたい神経質な人の心理は、周囲に隙を見せたくないと強がる面も。心の壁となる鎧を被っている状態なので、いつも肩に力が入ってしまいます。
弱音を吐いたり周りを頼ったりしたくても、自分をさらけ出すことができずにいるため周囲にも緊張感が伝わるでしょう。
「弱さを見せたら負けてしまう」と、負けず嫌いなところも特徴です。どんな時でも勝者であり続けたいと思いながら、良い意味で相手をライバル視している場合も。
士気を高めるために、自らが完璧主義をアピールしています。更なる上を目指すための話し合いを行いながら、お互いの弱音を吐き出せる関係になると、程よい緊張感を保つことができるでしょう。
心配事が絶えない
神経質になる心理は、様々な出来事が起こる度に心配になります。いざという時に慌てないために、先の出来事を予測して行動を起こす場合も。細かいところに目が届くので、心配事が絶えないでしょう。
気になり始めると、落ち着かない態度が目立つように。ひとつのことに集中するため、解決すると次の心配事で頭を悩ませるところがあります。
心身ともに休まる時が少なく、常に忙しく動き回ることで気持ちを紛らわせます。リラックスできる時間を過ごせるように、抱え込んだ心配事を聞いて協力していくと悩みも軽減するでしょう。
失敗が怖い
心配事が頭から離れない神経質な人の心理は、失敗が怖くて恐れた状態です。失敗の経験や怒られることが少なく、負のリスクを避けたいと守りに入る状態に。
失敗は誰でも経験したくないですが、そこから得るものは大きいことを後から学びますよね。失敗しないようにと神経質になる時がありますが、心理状態は神経を大きくすり減らした場合も。心が疲れていても、追い込んでしまうのです。
一人で抱え込む癖があるため、ピリピリした雰囲気を感じた時は、どこを重点として気をつければいいのか、お互いの失敗を防ぐための対策を一緒に考えて乗り越えていきましょう。
責任感が強い
心配事が絶えない神経質な心理からは、責任感の強さが感じられます。リーダー気質で、周囲の期待に応えようと一生懸命な態度で向き合うところがあるでしょう。真面目な性格で、周りの力になりたいと人一倍強く願うことから、自分の考えを押しつけて困らせる強引さも。
一生懸命になり過ぎて強気な態度になる時がありますが、相手のためにと助けてあげられると思って行動を起こしてしまうのです。感情が入り過ぎるのは、心配している表れ。思いやりに溢れた人柄に、親近感を覚えるでしょう。
まとめ
神経質な人の心理は、周りに対する愛情がさまざまな箇所に溢れています。細かい指摘を受ける度に、相性が合わないと拒絶したくなりますが、苦手意識を持ったままでは歩み寄れるきっかけを見失ってしまうでしょう。
見方を変えると、相手の良さを実感するものです。不器用な気遣いの裏側にある、隠された悩みに気づいてあげられる関係になりたいですね。
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