プレゼントをくれるのは心理の裏側があるのか。それとも素直に受け止めるべきなのかと、相手の誠意を勘ぐってしまうことがあります。
もらって嬉しいプレゼントですが、気持ちを理解しないまま受け取る機会も多いですよね。相手の心理を理解すると、贈り物の意味がわかり、受け取る印象が変わってくる時も。
プレゼントをくれる相手には、どのような心理が隠されているのでしょうか。それでは、プレゼントをくれる人の心理をお伝えします。
ありがとうの気持ち
プレゼントをくれる心理には、お世話になった時や助けてもらったお礼といった、感謝の気持ちが込められています。「ありがとう」という気持ちを、形にして伝えたい思いが隠されているのです。
プレゼントをくれる気持ちは嬉しいですが、心理的に気を遣わせてしまったことに申し訳なさを感じる場合も。言葉や気持ちだけを受け取りたいところですが、贈る側としては感謝の気持ちなので、遠慮せずに受け取ってもらいたいのです。
言葉だけでは足りず、プラスした誠意の形として贈り物を渡したい心境に。特別に深い意味ではなく、心から素直な気持ちが込められています。「何かある…」と勘ぐらずに快く受け取ると、相手は「渡してよかった」と笑顔になるでしょう。
借りを作りたくない
周囲の人に助けてもらった時、悪意はないのに弱みを握られてしまった心境になることがあります。相手に借りを作ったままでは気が済まないのが、プレゼントをくれる心理です。
人に甘えるのが苦手なタイプに多く、「何か形にして恩を返さなければ」という気持ちが強くなることも。律儀なところがあり、人付き合いに不器用な面がみられるでしょう。
もらっていいものか考えてしまいますが、常に貸し借りのない関係を望んでいるため、贈り物を受け取るまではピリピリした雰囲気になる場合も。気まずくなる前に受け取るのが、良好な関係を保つポイントです。
ごめんなさいの意味を込めて
怒らせた時や迷惑をかけてしまった相手に対し、申し訳ない思いからプレゼントをくれる人も。心理的には謝りたいのですが、「プレゼントで機嫌がよくなって欲しい」という思いを秘めています。気が弱い面があり、許してもらえるまではビクビクして接してくることがあるでしょう。
「いら立つ気持ちをなだめよう」とプレゼントを用意しますが、「さらに怒りを買ってしまったら…」と不安になる場合も。
反省をしている様子が伝わったとわかると、ホッと胸を撫で下ろしすぐに元気になるので、調子がいいと思われる人もいるでしょう。
イメージアップのため
プレゼントをくれる心理は、周りから印象よく思われたい気持ちが強い場合も。周りの評価が気になると、ちょっとした贈り物でイメージアップを試みる人がいます。さりげなくプレゼントをくれるので、もらう側としては心理的に嬉しく感じてしまうでしょう。
好感度を上げるために、いつもとは違う態度や口調になるあざとさが目立つ時も。異性に気付かれにくい裏表がある雰囲気は、同性には見抜かれやすい面があり、完全なイメージアップにはならない場合があります。
しかし意識して好印象を狙う時よりも、日頃からの観察力で無意識に細かい箇所に気付くのが早く、周囲に好印象を持たれることも多いでしょう。
好きな人だから
プレゼントをくれる人の心理には、恋愛感情があることも。自分にだけこっそりとプレゼントをくれるのは「なぜだろう」と心理が知りたくなりますよね。特に異性からの意味深なプレゼントとなると、期待が大きく膨らむでしょう。
おそろいの物や欲しかった物など、まるで付き合っているかのようなプレゼントをもらう時も。そういう場合は恋愛感情が込められている可能性が高く、表情や聞き逃している言葉から感じ取れる場合も。
プレゼントばかりに意識が向いてしまいますが、相手の様子に目を向けると心理状態がみえてきます。「いつか気付いて欲しい」という思いが隠されていますので、黙って受け取るだけでなく、言葉や態度で気持ちに応えることが誠意になるでしょう。
特に意味がない場合も
プレゼントをくれる人がいると「心理的に何か思いがあるのでは…」と心の中が知りたくなりますよね。でも、特別な意味を持たずにくれる人もいます。
「手作りのクッキーを作りすぎてしまったから」といったような「おすそわけ」の意味が強いのです。突然のプレゼントにドキドキしますが、周りを見渡すと職場の仲間全員に渡している姿を見かけることも。
期待していいものか悩むところですが、こちらを意識している様子がないのは、特別な感情がない可能性が高いでしょう。
クリスマスやバレンタインなどのイベント行事に「気分だけでも味わってもらいたい」と、ささやかな思いが込められているのです。
まとめ
プレゼントをくれる人の心理には「良好な関係を築きたい」という気持ちが込められています。「お返しはいらない」と言われても、心の奥では期待している人も。
もらってばかりでいては、今までの関係が良好にならない可能性も。気持ちに応えられないと感じた時は、丁重にお断りをする勇気が求められるでしょう。
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